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『5歳の頃の恐れなど忘れていい もう自分の人生を生きてる』

【英国王のスピーチ】

■イギリス・オーストラリア・アメリカ/2010年 ■監督:トム・フーパー■ 脚本: トレヴァー・デ・シルヴァ、ケヴィン・フッド■出演: コリン・ファース、ヘレナ・ボナム=カーター、ジェフリー・ラッシュ

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多くの映画に出演しているコリン・ファースですが、一番世間的に有名な代表作と言えばこの作品でしょうか?個人的にはブリジットジョーンズのダサいセーターを着ている彼が一番印象的なのですが(笑)この年のアカデミー賞の4部門を制覇した作品です。作品賞も獲得し、コリン・ファースは主演男優賞も獲得しています。(しかも2年連続です(^_-)-☆)

実話に基づくお話です。幼い頃から吃音に悩むイギリス国王であるジョージ6世の物語です。このジョージ6世をコリン・ファースが演じています。奥様であるエリザベス妃役はヘレナ・ボナム=カーターです。お二人ともイギリスを代表する演技派俳優ですね(*^_^*)アルバート(後のジョージ6世)は国民の前でのスピーチはもちろん、家庭で話すときもどもってしまいます。 妻のエリザベス妃は心配し、夫と共に言語療法士ライオネルを頼ります。

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奇抜な治療法を行うライオネルとアルバートはウマが合いません。しかし、紆余曲折あり、アルバートはライオネルに吃音の原因は幼い頃のトラウマであることを打ち明けます。(これに対してのライオネルの返した言葉の一節が題名にしている名言です) 時代は第二次世界大戦初期、兄が結婚問題で1年足らずで王位を退位したためアルバートが即位することになります。ヒトラー率いるドイツがイギリスに事実上の開戦を示します。ジョージ6世となったアルバートはラジオで国民を励ます為のスピーチを行うことになるのです。

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映画や、海外のニュースを見ていると日本にはスピーチ文化があまりないですよね(;'∀')YouTubeなどで海外の有名大学の卒業式で著名人行うスピーチ動画などを観てみると結構感動します。しかし、ジョージ6世が行ったスピーチは戦争中に国民を励ますというかなりの大仕事ですよね。言葉で人の心が救われることもあるんだな~と改めて感じる映画でした。


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【ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出】

■イギリス/2015年 ■監督:ジュリアン・ジャロルド■ 脚本: トレヴァー・デ・シルヴァ、ケヴィン・フッド■出演:マーク・ウーリー、ピーター・ワトソン、トーステン・シューマッハー

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英国王のスピーチの主人公であるジョージ6世の娘、エリザベス女王の若き日の物語です。

第二次世界大戦、ドイツが降伏し国中がお祝いムードのイギリス。こんな日ぐらい窮屈なお城を出たいと思った姉妹二人は親である国王と王妃を説得し外出の許可を得ます。

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2人は監視の目を潜り抜け、夜のロンドンの街に繰り出します。しかし、妹と離れ離れになってしまい、エリザベス王女は妹を探す為にロンドン中を駆け巡ります。当然世間知らずなのでお金を持たないままバスに乗ったり、ハプニングだらけです。そんな中、空軍兵のジャックと出会います。

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ジャックもいろいろ事情を抱えているのですが、エリザベスの妹探しを手伝います。この一夜通して、エリザベスは多くの人たちとふれあい、成長していきます。

コメディっぽいからフィクションなのかなと思っていました。確かにこの映画はフィクションなのですがヨーロッパ戦勝記念日(第二次世界大戦でドイツが降伏した日)の夜にエリザベス王女とマーガレット王女が外出の許可を得て・・・というのは事実らしいです。

最初はコメデイで気楽に観れるな~っと思っていたのですが、船の上でジャックがエリザベスに戦地の話をするシーンは感動しました。フィクションではありますが、実際のエリザベス女王も、こういった国民の声を聞くことで、いろんな想いを馳せたのかな、、、とか想像しました。あくまでも想像ですが(;・∀・)

<一言メモ>

エリザベス女王がお亡くなりになられたというニュースを観てから、この記事を書こうと思いました。海をこえた日本でも連日このニュースが流れていましたし、イギリス中が喪に服しいている様子をテレビで見ていると、多くの人に愛された女王だったんだなぁっと感じました。



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