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ギリギリ

さて。

書きたいことはたくさんあるのに書きたい気持ちが追い付かなくて切羽詰まっています。週一回の更新を公言してもこんな風になるのだから、毎日noterさんを尊敬せずにはいられません。

今まで日曜日までにはあらかたの内容が完成していたのが、月曜、月曜の夜、火曜の朝、そして今(17時を過ぎました)・・・。

仕事のリハビリも兼ねて期限を決めたところもあるのですが、人間そう簡単に変われるものじゃありません。

そう考えると中国での生活も、体力も精神力も経済もいつもギリギリで生きていたような気がするなあ。

この文章は、わたしが10年前の2009年3月から一年間、中国に留学していた頃の回顧エッセイです。毎週火曜19時に更新しています。

中国で日本の銀行から出金するには、当たり前の話だけど国際キャッシュカードを作らなければいけない。

無知なわたしはチラシにかいてあった”あっという間に申請できます!”という言葉を信じて日本を出国するギリギリ二日前に申請をしたら、申請はすぐできるけどカードが届くまでは一週間かかると聞いて絶望し、腰の高さもあるスーツケースにしがみついておいおい泣いたのを覚えている。
自宅も引き払ったホテルの中で。明日には日本を離れるというのに。

常識で考えれば当たり前のことである。

というわけで中国での生活は現地の大学から支給される奨学金となんとかして海を越えてやってきたいくばくかの日本円で生活をすることになる。

作るのは意外とコストがかかってしまうので、昼・夜の食事はほとんどが外食。吉林大学の近くには朝鮮族の経営しているお店があるのでそこを利用することが多い。中国に住んでいたけど、食事の基本は韓国料理だった。

サムギョプサル、キムチチゲ、トッポギに海鮮チジミ。
ときどきヤンニョムチキンとスプライトをお持ち帰りして皆で映画を見る。

いつも4人で割り勘して、一人20元くらい。

しかしいくら物価が安くても月末になると苦しくなるのはどこでも一緒で、そんなときは自然と屋台のおやつに手が伸びる。

山東雜糧煎餅のお店だ。

山東煎餅とは、ネギやレタス、ジャガイモの千切りなどの野菜と、豆腐干などの食材をソースにからめて薄いクレープのような皮で巻いたもの。

これが、たっぷり握りこぶし3つ分くらいのボリュームなのに安くてうまい!記憶では12元くらいだと思っていたけど、調べてみたら6元とのことだった。

https://kknews.cc/food/ez9g3pz.html

※中国のページだからか、リンクが張れないので写真をお借りします。

当時70~80歳くらいのおばあちゃんとその娘がやっていたと思う。
実はそのおばあちゃんは山東省生まれの人で、普通語と言われる中国の標準語がわからない。だからおばあちゃんだけの時は言葉での意思疎通ができなかった。中国語での日常生活にも慣れてきた頃だったので、おばあちゃんとのコミュニケーションはなんだか新鮮で、自分が外国にいる事を思い出させてくれる。

しかしおばあちゃん、たった6元で生活は成り立つんだろうか。
月末の山東煎餅はギリギリの私の生活を支えてくれたけど。

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