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エミリーインパリス現象はオーストラリアでも。

住みやすい街ナンバーワン、オーストラリア。

あらゆる人種が暮らすダイバーシティな世界で、

インクルーシブな雰囲気で、

ニコニコ、なんでもウェルカムです。

っていう時もある。

でありたいという人もいる。

でもね。やっぱりね。

全員ではない!!!!

ここは海外。

やっぱり私たちは”アジア人”で、

黒髪で、ホワイトというより、イエローです。


Netflixで散々観た「Emily in Paris」に

近しいと感じる瞬間もあります。

のんびりしたパリと、バキバキのアメリカ。

のどかなメルボルンと、忙しない東京。

お互い好きだけど、

違う部分も多い街です。

私たち日本人は

いつも窓ガラスがピカピカで、

エレベーターもレジも故障しないし

電車は1分単位できちんと来て、

いつも道路が綺麗で、

最先端の服と電化製品とIT製品に囲まれて

気軽にコンビニでごはんを買える暮らしをしているんです。



困ったら、Amazonで頼めば

翌日に手に入りますからね。


オーストラリアに比べたら、

こうした点においては絶対にいいんです。

ていうかだいぶ多くの点で日本の方がいいんです。

便利、綺麗、丁寧なんです。


私は生まれも育ちも東京なのですが

それを伝えたら

「あー私たちとは違うのか、シティガールね。」

と言われました。

メルボルンの人はシドニーがそんなに好きではない人が多いんです。

東京から来たことは人によってはシドニーから来た、

またはそれよりもちょっと都会から来たイメージなのでしょう。



そしてあいにく、

日本人の方がよく働くのもあるからか、

仕事が上手くいっちゃうんです。

まあそりゃあ、残業してきてるんで。


厄介なことに日本人で若く見えてしまうのも、悪さします。

なんであいつの仕事が褒められるの?

って思われると思うんです。

(私が30代って、多分みんな知らない)


さらに2023年は英語が流暢に話せなくたって

AIを駆使する術はあるから

プレゼン資料や企画書も書けちゃいます。


まあ逆の立場なら、悔しいよな。
普通に腹立たしいし。

一回、「なんで日本人なのに、この土地のための仕事ができるの!?」って驚かれました。

日本人のソーシャルストーキング力を舐めないでほしいですね。

渡航前からリサーチしてますし。


それに、私も成果ださなきゃだしな…来たからには。笑

エミリーインパリスのように

しっかり無視されたり、

嫌味を言われているわけではないですが

たまに「あれ?なんか嫌な感じだなー。」はあります。

週に1回。いや2回くらい?


考えすぎだと思いたいですが、ないとは言えないな。


それに、仕事や生まれ育った場所を差し置いても

アジア人ということの壁はどうしてもあるんです。

食文化だとか、生活習慣とか違いますからね。

そんなのね、わかってましたけど、

このエミリーインパリス現象は、

住みやすさランキング1位だったメルボルンでも起きます。


仕方ないんです。

ここで1ヶ月ちょっと働いた

私が見つけた解決策は

「サムライソウル」で考えることです。

何かイヤな感じに出会ったらこう考えましょう。


おー英語聞こえなかった?基礎単語しか私はなさないけど?

ネイティブっすよね?聞いてくれよな。

おいおい、スラング以外の言葉、話せよな。何度でも聞き直すからよ。

ブロンドの髪に綺麗な目を持っているのに心が汚いね?もったいねえぞ。

祖国に帰ったら美味しくてあったかくて新鮮なごはんがあるからなあ

悪いなあ。嫉妬すんなて。

いやーまじで礼儀なってないな。修行してみたら。

ひらがなとカタカナと漢字と数字とローマ字はわかるんだけどね。

英語だけだよね?フォロー頼むよ?

無礼なやつには屈せず、脳内で刀を一振りしてやりましょう。

とどめに、めちゃくちゃ笑顔を投げかけましょう。

エア日本刀を振りかざしましょう。

日本人の優しさが

どれほど恐ろしいのか、

思い知らせてやりましょう。

動じない。

屈しない。

折れない。

まあね、もちろん、
いいひともいますよ。

たくさんいます。

たくさん。


だからこそ、ごく僅かのしょうもない人間はいりません。

さっと左スワイプです。

某ティンダーより早く、斬りましょう。



味方だけでいい!!

サムライソウル!



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