見出し画像

今に感謝。左片側顔面麻痺(ベル麻痺)を経験して①

ごあいさつ

おはようございます。Gender&Diversity Lab Melatiの新津茉莉花です。
今日は暖かくなるみたいで嬉しいですね。

先日20年ぶりくらいに!!会った友人が、「NOTEを全部読んだ!」と言ってくれて嬉しくて♡♡これからも書いて行こうって思い久々にNOTEを書くことにしました!ありがとう!!

ベル麻痺を通して。伝えたいこと。

今日から複数回にわけて2018年に突然顔の左側が全く動かくなるベル麻痺という症状になってしまったことをシェアします。それによって伝えいたいのが、今ある日常やあたりまえのことこそが、尊いことでそれにこそ感謝!だね、ということです。

コートジボワールでの地方出張

2018年前半、私は国連の仕事でコートジボワール事務所でジェンダー専門官として働いていました。7月の終わりに出張で地方都市のManというエリアに行くことになりました。定期的な評価のミッションで、副所長、評価担当者、複数のプロジェクトの統括責任者(日本でいう部長的な)、総務、等20名くらいで行く大掛かりなミッションでした。私はジェンダーの観点から評価項目、評価方法、調査方法等にアドバイスをする立場で行きました。首都アビジャンの空港から、小型ヘリに乗り、2時間くらいで着きました。

出張は1週間の期間。とてもハードで、毎朝早くホテルを出て、日暮れ前までミッション。首都とは違う、慣れない環境で、途中で体を壊すメンバーもいました。私は、JICA海外協力隊だった頃を思い出しながら、楽しんで働いていました!また、以前違う組織に勤務している時に行った東南アジアへの出張の方が、睡眠時間なしで働いたりで大変だったので、何のこれしき!っていう感じでした。

首都に戻って体調急変。Nちゃんのサポート。

が、、、出張が終わって久々に首都に戻り、次の日に出社すると、なぜか急に具合が悪くなり、帰宅。お腹が痛くて痛くて痛くて痛くて。急に熱が上がってきて、39度を超えている。このお腹の痛みは、かつてニジェールで経験したアメーバ赤痢の時より痛かったので、ああ、これはまずいやつだ!と直感。
コートジボワールで違う国連機関に勤務している日本人のNちゃんに来てもらう。Nちゃんに自宅でマラリア検査をしてもらう。指に検査キットの針を刺し、血をとって、しばし待つ(妊娠検査薬は尿をかけますが、マラリア検査薬は血をかけるかんじです)。陰性。
一緒に国立病院に行ってもらう。
が、病院でなかなかみてもらえず、寒い部屋にずーーーと3時間くらい放置されているだけ。よけいに具合が悪くなってくる。
Nちゃんが、「ちゃんと友人をみてください!」って怒りながらフランス語で交渉してくれているのが遠くに聞こえつつ、意識が遠くなっていく。最終的にNちゃんが医療スタッフたちと喧嘩になりながら、私を抱きかかえてくれて私は這って移動。Nちゃんに言われるがままに、朦朧とする意識の中、私は「病院から出て何か私に問題が起こっても病院のせいではありません in French」という紙にサインをし、やっと病院から出られた。

サルモネラ菌で入院

その後、色々とやりとりをして、違う病院に運ばれ、入院。診断は「サルモネラ菌」何も食べる気がしないし、点滴につながれて、ぼーっと上を見て過ごす。途中、事務所長や他の同僚、Nちゃんがお見舞いに来てくれたのが本当に心強かった。

退院。インドネシアへのフライトがキャンセルできない

1週間後の夕方5時頃、退院許可が出た。折りしも翌日からは、以前から計画していた夏季休暇!で翌日午前には夫の住むインドネシアに飛ぶフライト(チケット予約済)の日。医師の判断としては「フライトはすすめない」というものだったので、残念だけど、フライトをキャンセルしよう、と旅行会社に連絡するも営業時間が過ぎていて電話がつながらない。オンラインでキャンセルしようにも、何十回やってもエラー。。。あきらめて、そのままベッドに横たわり眠ってしまう。

起床。行かないと!という直感

翌日、フライトの日。パッと目が覚めると、朝の5時!!体が軽くてなんかすごい元気、エネルギーを感じる。そして、何か不思議な直感で、「今、帰らないとだめだ!インドネシアに今行かないとだめだ!」と非常に強く確信。すぐに知り合いのタクシーの方を電話で呼んで、20分くらいでスーツケースにありったけのものを詰め、空港へ向けて出発したのでした。(続く) 






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?