育児をしていると、たびたびストレスを感じることがある。
仕事に育児、その他諸々の家事をしていると子供良いところを見れず、悪い面ばかり目に入ってしまう。そんな中でも自分の子供たちの行動で親である私自身が見習わなければならいことも多々ある。そんな子供たちの行動から見えてくるあれこれを書いてみる。

〈すぐ泣く、すぐ怒る子供だが…〉

我が家の子供達は比較的良く泣き、よく怒る。兄弟におもちゃをとたれた、うまくお箸を使えなかった、お菓子を買ってもらえなかった、等々。その度に泣き叫び、癇癪を起こす。（成長に伴い減ってはきているが。）そんな子供たちだが、その後の行動で見習う場面がある。それは『立ち直りがすごく早い』という点だ。兄弟喧嘩でわんわん叫んでいたと思いきや、静かになった２秒後くらいに兄弟の笑い声が聞こえてくる。感情を汲み取ろうとしててんやわんやしている親の心情を無視してついていけないほどに立ち直りが早いのだ。嫌なことがあれば結構長く引きずってしまう私（多くの大人がそうかもしれない）からすれば、驚くべき力だろう。

〈社会人になってからも必要な力〉

この『立ち直り力』は働く大人たちにも非常に大事になる力の一つだろう。上司に怒られた、クライアントからのクレームを受けたなど、大人になってからはこういった精神的にヘコむ場面は必ずあるはずだ。そんな場面でいつまでもクヨクヨしていては中々仕事が捗らない。また、一緒に働く仲間にも悪影響を与えかねない。バイタリティに溢れ周囲からの信用のある人間は、ほとんどの場合この『立ち直り力』を持っているのではないだろうか。

子供の『立ち直り力』を目の当たりにした私は、すぐ泣くといった子供の行動に目を瞑り、学びに変えようと考えさせられた今日この頃だった。