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#52 毎晩の繰り返しが実を結び、息子は数を数えられるようになりました

MelonPapaです。発達障害の5歳の息子との生活を通して感じたことや見聞きしたことを発信しています。

最近息子が数を数えられるようになりました。今回はその経緯について書きたいと思います。

毎晩歯磨きの時に見る、ミッキーマウス クラブハウス第1話

息子は普段それほどテレビ等の映像を見ませんが、歯磨きの時にはテレビを見るのを習慣にしています。ここ2,3か月はYoutubeのおすすめに出てくるものから選んで見ています。毎日違うものを見るのではなく、同じものをしばらく見続けるのですが、最近ずっと見ていたのは、「ミッキーマウス クラブハウスの第1話」でした。通常有料で視聴する番組ですが、第1話だけ無料で視聴できます。

こういうシリーズものを見ると、「続きが見たい」と第2話以降を見たがる子が多いと思いますが、息子は一貫して「ひつじのミッキーみる」と、この第1話をしばらく見続けました。想像ですが、新しいものを見ることよりも、自分が知っているもの、これから先何が起こるかわかるものの方が、見通しが立って気持ちが安心するのではないかなと思います。

第1話はデイジーが逃がしてしまった10匹の羊をミッキーが探しに行くという話です。シンプルな話ですし、毎日一緒に見ている親は完全に飽きるのですが・・予想外なことが起こりました。この番組を見続けたことで、息子は数を数えられるようになりました。

「ミッキーと一緒に羊を数える」を毎晩繰り返す

番組では、羊を捕まえる度に、ミッキーが「一緒に数えよう!」と羊を数えます。最初の1週間ぐらいは特に何も反応せずに見ていましたが、ある時から、ミッキーの声に合わせて画面に指を差し出すようになりました。親が何か促したわけでもなかったため、とても驚きました。一度指を差し始めてからは、それを毎晩継続するようになりました。大人からしてみれば大したことではないし、単調な繰り返しだなと思ってしまいますが、本人は一生懸命指を差し続けました。

羊以外のものも数えるようになった!

しばらく羊の指差しを繰り返していたところ、毎晩の歯磨き以外の場面でも数を数える練習を始めました。子供用の図鑑等には数を数えるページがあるものの、これまではそういうページには興味を示していませんでしたが、図鑑を見て数える練習を始めました。息子は「誰かに見られている」と感じると、新しいことに挑戦しないという傾向があるのですが、今回も同様に、親が自分に目を向けていないと感じている時に、図鑑を指差しながら「1、2、3,・・・」と声を出して練習するようになりました。

これまで、療育でも数を数える練習をする機会がありましたし、親が数を数えることを促してもなかなか本人が身につくまでには至りませんでした。ところが、歯磨きの時に繰り返し見ていたミッキーマウス クラブハウス第1話のおかげで、息子のやる気スイッチが入り、あっという間に数を数えられるようになりました。好きこそものの上手なれというか、本人がやる気になった時の成長は計り知れないなと感じました。
今では、親の前でも数を数えるようになり、29まで数えられるようになりました。本人は数えられるものは何でも数えてやるという意気込みのようで、我が家では最近数字の声が良く響いています。

ちなみに、最近の歯磨きでは、ミッキーマウス クラブハウスは卒業し、別のものを見るようになりました。私は完全に飽きていたはずなのですが、毎日見ていたものを見なくなると、それはそれで何だか違和感があり、最近は、息子が「ひつじのミッキーみる」と言ってくれないかな?と密かに期待しております(笑)

今回は以上で終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました。


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