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2022美術展・勝手にアワード

2022年の美術展めぐりを振り返り、まったくの個人的な好みで賞をあげちゃおう、という記事です。

ノミネート一覧(2022年に鑑賞した美術展)

  1. どうぶつかいぎ展/立川PLAY!ミュージアム(2023.1.9追記)

  2. 没後50年 鏑木清方展/国立近代美術館(2023.1.9追記)

  3. 深堀隆介展/上野の森美術館(2023.1.9追記)

  4. メトロポリタン美術館展/国立新美術館

  5. ダミアン・ハースト 桜/国立新美術館

  6. 特別展「ポンペイ」/東京国立博物館

  7. 未来へつなぐ陶芸―伝統工芸のチカラ展/国立工芸館

  8. 子弟の共演/石川県立美術館

  9. お茶とお香の小さな道具の世界/金沢市立中村記念美術館

  10. 前田家伝来 御所人形展/成巽閣

  11. 燕子花図屏風の茶会/根津美術館

  12. フェルメールと17世紀オランダ絵画展/東京都美術館

  13. 宝石展/国立科学博物館(2023.1.9追記)

  14. 空也上人と六波羅蜜寺/東京国立博物館

  15. スコットランド美術館 THE GREATS 美の巨匠たち/東京都美術館

  16. 自然と人のダイアローグ/国立西洋美術館

  17. ボテロ展 ふくよかな魔法/Bunkamuraザ・ミュージアム

  18. ヨシタケシンスケ展かもしれない/世田谷文学館

  19. ゲルハルト・リヒター展/国立近代美術館

  20. ボストン美術館展 芸術×力/東京都美術館

  21. フィン・ユールとデンマークの椅子/東京都美術館

  22. くまのプーさん展/立川PLAY!ミュージアム

  23. 日本美術をひも解く/東京藝術大学美術館

  24. W特集 生誕100年 朝倉摂 diary&北村西望との関係/朝倉彫塑館

  25. アーツアンドクラフツとデザイン/府中市美術館

  26. 原田泰治の世界/青梅市立美術館

  27. 生誕150年 平櫛田中展/小平市 平櫛田中彫刻美術館

  28. 国宝 東京国立博物館のすべて/東京国立博物館

  29. 没後80年記念 竹内栖鳳/山種美術館

  30. 鴨井玲展 人間とは何か?/中村屋サロン美術館

  31. 生誕150年記念 板谷波山の陶芸/泉屋博古館東京

  32. 大倉コレクション 信仰の美/大倉集古館

  33. ピカソとその時代-ベルリン国立ベルクグリューンコレクション展/国立西洋美術館

  34. 版画で「観る」演劇+常設展/国立西洋美術館

  35. コレクションの異境 小貫政之助/たましん美術館

以上、2022年に観た美術展は「3135(2023.1.9訂正)」でした。この中から、個人的にすごくよかったと思う美術展を部門別にご紹介します。

勝手にアワード

西洋美術部門:メトロポリタン美術館展/国立新美術館

興奮して買ってしまった図録

コロナ禍にもかかわらず、メトロポリタンの他にもボストン、スコットランドといった巨大美術館の展覧会を3つも観ることができ、本当に幸運な年でした。
どれも甲乙つけがたい展覧会でしたが、西洋美術史に名を連ねる大御所の画家の作品を一堂に、かつ時系列順に観ることができたメトロポリタン美術館展に軍配を。

日本美術部門:没後80年記念 竹内栖鳳/山種美術館

いつ観てもうっとりする

個人的に心待ちにしていた「斑猫」がとうとう観られた竹内栖鳳展に一票入れさせていただきます。
高橋由一や若冲、尾形光琳などが観られた芸大の日本美術をひも解く展やトーハクの国宝展、見ごたえがありました。朝倉文夫や平櫛田中もすばらしかったですけれども。

デザイン部門:フィン・ユールとデンマークの椅子/東京都美術館

美しすぎる椅子

ウイリアムモリスをこれでもかと満喫できた、アーツアンドクラフツも捨てがたかった…。会場全体がモリス仕様になって雰囲気づくりをしていたところも、高ポイント。
でも、どちらかというとマイナーなイメージの「フィン・ユール」で展覧会を開いてくださった東京都美術館さまの英断に感謝を示したく。

特別賞:ダミアン・ハースト 桜/国立新美術館

桜には青空が似合う

メトロポリタン美術館展のついでにふらっと入った展覧会。まったく期待していなかったけど(失礼)、すごく印象的でした。会場の空気がさわやかに感じるような絵。絵って空気清浄効果もあるのかしらと思うほど。絵の雰囲気と国立新美術館の展示室がマッチしていたこともポイントアップ。
というわけで、「美術館でお花見」という貴重な体験をさせてくれたダミアン・ハーストに特別賞を。

ミュージアムグッズ部門:アーツアンドクラフツとデザイン/府中市美術館・スコットランド美術館 THE GREATS 美の巨匠たち/東京都美術館
どうしてもひとつに絞れず、2つ授賞。

グッズと図録を買いまくり

アーツアンドクラフツは、モリス柄のグッズが盛りだくさん。デザインを生活に取りいれることがモリスの信条ですから、当然といえば当然。各グッズの完成度も高かったです。今年いちばんグッズを買った美術展でした。

名画にセリフをつけれらる!

一方、スコットランド美術館は「ベラスケス×ぐでたま」などおもしろグッズがたくさんあって、企画のセンスが好きだなぁと。個人的に、今年いちばん気に入ったグッズがロール付箋。吹き出しがついているところがツボでした。これ、シリーズ化してほしい。

まとめ

2022年、鑑賞した美術展は3135(2023.1.9訂正)でした。
ひと月あたり約2.62.9(2023.1.9訂正)の美術展を観たことになります。
年頭の目標がひと月あたり2だったので、みごと目標達成、充実の一年でした。
加えて、特定の美術館に偏らずいろいろな美術館に行けたこともうれしい。各美術館で魅力的な企画をしてくれているのだなぁ、とあらためて感謝です。国宝や重要文化財のような圧倒的存在感のある作品もよかったけれど、小規模美術館の展覧会でも感動したり考えさせられる作品に出会えました。

noteをはじめて4か月。12/28現在、記事は6。
書きたい思いはたくさんあるのですが鑑賞のペースに追いついてないですねぇ。模写も。追々、少しづつでも書けたらいいなと思っています。

来年もたくさんの名画に出会えますように!


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