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企画者の思考法

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企画者の心得、企画の作法、企画者のマネジメントなどの記事を整理
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#マネジメント

企画書の書き方

「企画書」とは何かを行うときや作るときに、自分の考えた内容を、実行に移すための具体的な計画を記載した書類のことを言います。1つのプロジェクトを行うには、たくさん準備をしなければなりません。 身近な例を挙げて「飲み会」を開くとしましょう。そのためには参加者、開催場所、開催時間、予算、会費、所要時間などを決めなければなりません。これらの具体的な内容を決めることを「企画」と言い、それを書面にしたものが「企画書」となります。 5つの心構え・基本は自分の作りたいものの形が相手に伝わ

新卒から3年目くらいの人に伝えたい。その3、「企画書」を承認するという意味

「企画書」は議論のための触媒。「企画書」が承認されることでプロジェクトは始まる。 「議論のための触媒」になるためには、どの戦略オプションを「決断すべきか?」という項目がなければならない。「決断すべきものがない」ものは企画書ではない。 だから、「決断できない」内容の企画書(と本人が思っているもの)を承認者(リーダーたマネージャー)に「決断しろ、承認しろ」と言ってもそれは無理。 そして企画書を「決断した、承認された」ということは、承認者(リーダーたマネージャー)がリスクを負

企画書を確認して欲しい時に使う台詞

企画書を書いたら、誰かにチェックしてもらうことも多いでしょう。 そのとき確認してもらえる言葉を聞いた。 「このメッセージはこの資料で伝わっていますかね?」 「企画書の書き方」についてはこちら

企画が通らないときに考えて欲しい7+1のポイント|プランナーのマネジメント02

企画が通らない時に自分で考えてほしい事。 自分視点で考える。 なぜこの企画が通らないのか?① 何を解決するのか?という課題設定が正しかったか? ② どこか足りない部分はあったか? ③ 足りない部分が合った場合は、なぜそうなったのか?(時間不足?思慮不足?) ④ 足りない部分を改善すれば通るものなのか? ⑤ 決済者が理解できる内容にしていたか?(言葉とか市場とか) ⑥ そもそも企画書なのか? 他人視点で考える。 なぜこの企画が通らないのか?⑦ 決済者(マネージャー

デザイナーがビジネスアイデアを伝えるときに気をつけて欲しい5つのこと|プロジェクトにまつわる色々なリスト04

外部の方と会話した内容をまとめたもの。私も過去5年位フリーランスでWEBとか3DCG、店舗のサインなどデザイナーを生業としていたので、過去の自分を振り返ると”すいません”な気持ちになります。(ほんの少しだけど。) 1.難しい言葉、カタカナ言葉をやめる。 2.開発でできることを理解する。 3.ビジネスを理解をする。または理解しようとする心構えがある。 4.アーティスト的な発言は控える。 5.デザインを説明できるようにする。

企画を部下に作らせるときの6つの質問|プランナーのマネジメント01

本記事は部下などを教育する(OJT)的な視点の内容です。 「例えばあるイベントを部下が企画する場合」 イベントは例えばこんな感じ。 ・オンラインゲームの1周年記念イベント ・商店街のクリスマスイベント ・コミケに出る 目次(サマリー)大きく3つのステップに分けて考えてもらいます。 1.ゴールを明確にする 2.内容を考える 3.リリース後を考える さて、本題 *** 1.ゴールを明確にする1-1.KPIと目標を設定する 【質問①】 KPIと目標数値は何ですか?

企画書の構成要素から考える承認者の決断ポイント|企画の承認について02

2018/08/14に投稿した「企画を承認する立場の人の2つの視点・思考回路と企画者が求めているもの」の続き、企画書の構成要素から考える承認者(マネージャーあたりが対象)の決断ポイントについて こちらで書いた内容の いかに承認者に「決断」したもらうか?の話です。 「決断」のタイミングの話です。 企画書の構成要素は以下より ** 本題 ** 承認者はどのタイミングで決断するのか?決断させるのか?企画書の構成要素(目次 / アウトライン)の流れで説明します。 1.現状の

企画を承認する人の2つの視点と企画者が求めているもの|企画の承認について01

「企画が承認される」ということは 「承認者がリスクを負うこと受諾した」 ということ。外資系コンサルタントの企画力: 「考えるスイッチ」であなたの思い込みを覆す「判断と決断を混同させるな」から この「承認」ということについて注意したいのは、それが、相手に「判断」を求めるものなのか、それとも「決断」を求めるものかということなのだ。 判断というのは、何らかしらの一番よい答えのようなものがあって、いろいろな選択肢の中から、これが正解であると見抜くことだ。 それに対して決断とは、