企画01

企画書の構成要素から考える承認者の決断ポイント|企画の承認について02

2018/08/14に投稿した「企画を承認する立場の人の2つの視点・思考回路と企画者が求めているもの」の続き、企画書の構成要素から考える承認者(マネージャーあたりが対象)の決断ポイントについて

こちらで書いた内容の
いかに承認者に「決断」したもらうか?の話です。
「決断」のタイミングの話です。

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企画書の構成要素は以下より

** 本題 **

承認者はどのタイミングで決断するのか?決断させるのか?

企画書の構成要素(目次 / アウトライン)の流れで説明します。

1.現状の課題の整理

・課題の共通認識があっているかを最初に確認する。
・この時点で、ズレていると企画書をこれ以上読んでもらえない。

つまり承認者が判断できるものを整理するということ。例えば、市場動向、競合の動きなど、判断できるものを整理して見せてあげる。
「判断できる!」というのが大事。その後のページを読んでもらいやすくなる。

2.理想の状態について

・達成したいこと
・例えばPVを増やしたい。
・利益を増やしたい。
・残業を減らしたい。

「具体的な指標!」が大事。「具体的な指標で判断できる!」というのが大事。その後のページを読んでもらいやすくなる。

3.理想と現状のギャップ

・「1.現状の課題の整理」「2.理想の状態について」を比較しギャップを可視化する。

「ギャップを理解してもらう!」ことが大事。そのためにも「1.現状の課題の整理」「2.理想の状態について」が承認者に「判断」してもらっていることが大事。(腹落ちしてもらっている。)

ギャップには、極力事実をベースに。繰り返しますが「ギャップを理解して判断できる!」というのが大事。その後のページを読んでもらいやすくなる。

4.提案(アイデア)

・ギャップ(上記の図の縦軸)を埋めるためのアイデア

ここが決断ポイント!

どんなアイデアでも一長一短はある。そこは押さえ、承認者に理解してもら一長一短について単純な例を言えば
・A案:効果は高いけど、費用とリリースまでの時間がかかる。
・B案:費用は低くリリースまでの時間は短いけど、効果は低い。

5.スケジュールのイメージ

・何時はじめるのか?
・どのくらい時間をかけるのか?
・上記の図の横軸を意識します。

決断の後押し

スケジュールのイメージはプロジェクトに具体性(ちゃんとできるかも!と)を与えます。

プロジェクトが具体的であれば、承認者にとって決断するためのノイズ(迷うポイント)が減るので「決断力」が高まります。


アレとソレを組合せてみたらコノ課題を解決できるソリューションができるよね?と言うパズルをやるような思考回路です。サポートして頂いた費用は、プロジェクト関連の書籍購入やセミナー参加の資金にします。