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企画者の思考法

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企画者の心得、企画の作法、企画者のマネジメントなどの記事を整理
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#プロジェクトデザイナー

企画書の書き方

「企画書」とは何かを行うときや作るときに、自分の考えた内容を、実行に移すための具体的な計画を記載した書類のことを言います。1つのプロジェクトを行うには、たくさん準備をしなければなりません。 身近な例を挙げて「飲み会」を開くとしましょう。そのためには参加者、開催場所、開催時間、予算、会費、所要時間などを決めなければなりません。これらの具体的な内容を決めることを「企画」と言い、それを書面にしたものが「企画書」となります。 5つの心構え・基本は自分の作りたいものの形が相手に伝わ

企画書における忖度について考える

忖度は大事 「忖度」とは、目上の人に限らず誰に対しても使える言葉で、相手の気持ちを理解し意を汲むべきという気持ちを表したいときに使うとされています。 忖度は使われ方によってポジティブにもネガティブにも変わる。だから使い方が難しいと私は思っています。 本日のテーマは、企画書における「忖度」 企画書における「良い忖度」とは何か?ステークホルダー(企画の合否を決める人)が、企画の合否について”決断することに集中できる”企画書が「良い忖度」 「ごまをする」じゃないですよ。

企画者の思考法2、「たたかれ台」という企画書のススメ

Filament Inc 代表取締役 CEO の角さんがたたき台をつくる重要性についてFacebookに投稿していました。 「たたき台」を作る人が1番エラい「たたかれ台」という企画書私は「たたかれ台」をよくつくります。はい意識してつくります。 その意図はまさに角さんと同じ でも「たたかれ台」とはいえ、それなりに時間はかかります。 なので企画を持ってきた人に感謝もなくアレコレ上から目線で言うだけの人はよい気分がしません。私は、まぁそんな上から目線の人はほぼスルーできるし

「すぐ結果だせ」を分解して考える

「Q思考」を読んでいる。 「早い結果」を求めると、疑問が抜け落ちるたとえば「リーン・スタートアップ」運動のパイオニアで、企業や起業家に機敏で柔軟なアプローチをどう取り入れるかを教えているエリック・リースは、これまで私たちの社会では、「問い」ではなく「答え」を出すことにインセンティブが働くシステムが築かれてきたと指摘する。 「これまでの産業経済では、答えを見つけることと自信を示すこと、それがすべてでした」とリースは説明する。「やるべきことをやれば答えがわかるはずだ、疑問があ

企画者の7つの習慣

アイデア出すためには習慣がある。アイデアを企画にまとめるのも習慣がある。その習慣についてが本日のnote。いずれも私が習慣にしているものだ。 メモをとるアイデアはすぐ忘れる。だからメモをとろう。そしていつでもメモを取れる状態にしておこう。メモは紙でもスマホでも何でもよい。とにかくメモをとる。すぐにメモをとる。どこでもメモをとる。メモは常に持ち歩く。枕元にもメモをおいておく。 情報を保存する場所をつくる情報をためておく。そういう場所をつくる。メモやブックマーク、写真、PDF

企画が通らないときに考えて欲しい7+1のポイント|プランナーのマネジメント02

企画が通らない時に自分で考えてほしい事。 自分視点で考える。 なぜこの企画が通らないのか?① 何を解決するのか?という課題設定が正しかったか? ② どこか足りない部分はあったか? ③ 足りない部分が合った場合は、なぜそうなったのか?(時間不足?思慮不足?) ④ 足りない部分を改善すれば通るものなのか? ⑤ 決済者が理解できる内容にしていたか?(言葉とか市場とか) ⑥ そもそも企画書なのか? 他人視点で考える。 なぜこの企画が通らないのか?⑦ 決済者(マネージャー

デザイナーがビジネスアイデアを伝えるときに気をつけて欲しい5つのこと|プロジェクトにまつわる色々なリスト04

外部の方と会話した内容をまとめたもの。私も過去5年位フリーランスでWEBとか3DCG、店舗のサインなどデザイナーを生業としていたので、過去の自分を振り返ると”すいません”な気持ちになります。(ほんの少しだけど。) 1.難しい言葉、カタカナ言葉をやめる。 2.開発でできることを理解する。 3.ビジネスを理解をする。または理解しようとする心構えがある。 4.アーティスト的な発言は控える。 5.デザインを説明できるようにする。

頭から順番に考える企画書の作り方|企画の構成要素02

2019年4月17日に大幅追記アップデートしました。過去のものはこちら ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 企画書の書き方シリーズ 1章から順番に書いていく書き方です。 WEBのサービスあたりを想定して整理しています。 5つの心構え・基本は自分の作りたいものの形が相手に伝わるように書ければよい。 ・大事なのは自分の言いたいことが、(企画書を通して)「ちゃんと相手に伝わる事」 ・企画書とは企画書を通して「ちゃんと相手に伝わる事」 ・企画書が自分の手元を離れても相手に伝わること。 ・言葉

企画を承認する人の2つの視点と企画者が求めているもの|企画の承認について01

「企画が承認される」ということは 「承認者がリスクを負うこと受諾した」 ということ。外資系コンサルタントの企画力: 「考えるスイッチ」であなたの思い込みを覆す「判断と決断を混同させるな」から この「承認」ということについて注意したいのは、それが、相手に「判断」を求めるものなのか、それとも「決断」を求めるものかということなのだ。 判断というのは、何らかしらの一番よい答えのようなものがあって、いろいろな選択肢の中から、これが正解であると見抜くことだ。 それに対して決断とは、

アイデア出しのテンプレートはない、とりあえず「オズボーンのチェックリスト」でも見てて|プロジェクトにまつわる色々なリスト01

アイデア出しのテンプレート的なものないですか?と聞かれることが多いです。「無いよ!」とは言うのですが(心の中で言うこともありますが)とりあえず、古典的なものを紹介しています。 *** オズボーンのチェックリスト・他に使い道はないか?( Put to other uses 転用 ) ・他に何かこのようなものはあるのか?何か真似できないか?( Adapt 応用 ) ・色、形、匂い、など何かを修正したらどうなるのか?( Modify 変更 ) ・大きくしてみたらどうか?( Ma