マガジンのカバー画像

プロジェクトの心得、知識、そして作法

82
プロダクトマネージャー、プロジェクトマネージャー、プロジェクトファシリテーター向けに書いたnote。考え方やノウハウなどを整理しまとめていきます。
運営しているクリエイター

2018年8月の記事一覧

プロジェクトの”もやもや、ふわふわ”を整理して解決するためにイイ感じのMVPを設計する時の5つのポイント

Adobe XDのレビュー企画が始まったので投稿します。(そのうち書こうと考えていたので丁度よいタイミング) プロジェクトデザイナーの定義私はプロジェクトデザイナーを名乗っており、提供する価値・存在意義を定義すると 1)もやもや、ふわふわ、滞っているプロジェクトの大切なことは何か?を聴き 2)いらない物を捨てたり、新たな視点・価値を加えたりして、 3)ビジネスモデルや顧客が使うプロトタイプのイメージを描き、 4)プロジェクトに必要なタスクもざっくり整理して、 5)プロジェ

会議の5か条

企業の規模、業務スタイルによって会議に必要なことは多少なりとも変わるとは思います。 本記事の5か条は、成長期のIT企業で作成したもの。 プロジェクトの兼務が多く、やることが次々と変わる。(良く言えば進化)といった状況のなかで会議の生産性をあげるために、プロジェクトリーダーの役割を担っているメンバーが集まって整理したものです。 ①ゴールの設定ゴール設定はできていたか? 会議中に達成すべき期待値、成果の明確さが、そもそもセットされていたか? ②事前の準備会議をスムーズにする

プロジェクトの成功確立を下げる5つの事象

①期待値がメンバーで大きく異るプロジェクトには異なる職務のメンバー、組織上の利害関係か必ずしも一致しないメンバーで構成されることが多く、それぞれの期待値は大きく異なる場合が多い。例えば、ネットショップのリニューアルを例としても、それぞれの期待値は異なります。 ・経営者や店長は早く売上が欲しい、だからとにかく早くリニューアルを完成させたい。(期限が最優先事項) ・デザイナーはデザインに凝りたい。バナー1つにもこだわりたい。(表層的なデザインのクオリティが最優先事項) ・お客

プロジェクトを最小単位で切り出しスタートするための課題発見とやることを整理するための4ステップ

プロジェクトを最小単位で切り出し、 とにかくスタートするための 課題発見とやることを整理するための4ステップ 1.現状把握 ①理想、達成したいゴール、あるべき姿 ②現状課題 →思っていること全部だしてもらう。可視化する。  →メンバーにポストイットで片っ端から書いてもらい壁にはる。 2.優先順位付けギャップ(課題)を整理して優先順位を付ける。 →ファンクショナリティ・マトリクスを利用 3.最小のプロダクトの要件定義ビジネスモデル、機能定義、KPIなどなどを明確にする。

優先度をゲーム的に決めるファンクショナリティ・マトリクスPlus

機能開発の優先順位を決める時に何時も揉める。または”もやもや”するシーンが多い人・チーム向けに書いたnote。 納得感のある優先順位付けを、ゲーム的な要素で解決しようという手法です。 ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社(以降ケンブリッジさん)というファシリテーション型コンサルティングが得意なコンサルティング会社から伝授された「ファンクショナリティ・マトリクス(FM)」、これは情報システムの上流工程における要求仕様の範囲や優先度における、“あいまいさ”を排除する