考えて共創して進化する

予測不可能な世界だから「考える」時代になる。「共創」の時代になる。「進化」が前提の時代になる。

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​​最近の私のテーマは「私自身の思考はどのようになっているのか?」これを考えている。​​今回の話は「20世紀を生き抜く3+1の力」より、「これからの時代に求められる力」についての話。

​​最近の私が書いたnoteも「考える力」関連のものが多いので共感する部分多いです。

​​最近の私の「考える力」のnote3選

​​思考の整理学の話その3「拡散的思考と収斂的思考」の2つの思考を区別する
​​人は意外に深く考えていない。ちゃんと考えるために、自分の思考の癖を知る
​​有言実行、有言不実行、そして不言実行

​​本日のお供|21世紀を生き抜く3+1の力

生き抜く3つの力

・考える力
・共創する力
・進化する力
3つの視点は意識しておきたい。

考える力

​​「考えて決める人」vs「実行する人」という役割分担が薄れ、一人ひとりが自分の頭で「考える」時代になる。

​​つまり、考える力が重要になる。
​​そして実行に移せる人。
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​​従来のモデルがどんどん崩れている。
従来の少数の「決定者」と大多数の「決められたことを忠実に実行する」というモデルが崩れている。
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少数の「決定者」が考えているレベルも
・これまでは他社事例主義
・右にならえ主義
・既存事業の延長線上主義
で判断、すなわち決断ではない。
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​​決定者の「考える力」を優先的にアップデートしていかないといけない。

​​​​共創する力

多様な「専門性」をもつ「個」が、「国家」や「企業」という枠組みを超えて機動的にコラボレーショ ンする「共創」の時代になる。
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​​専門性をもつ人々が「ぱっと集まり、ぱぱっと問題解決をし、ぱっと解散する」ような、機動的なプロジェクトチームワークが増える。

​​ガートナー社、2010年「The Future of Work」

​​日本でも徐々にこの働き方、プロジェクトチームワーク中心の動きが増えている感覚があります。

ちょいと話しがそれますが、​​先日、このブログが話題になっていました。
「​​若手技術者が年収800万円を要求、怒った課長の非常識さ」

「優秀なプログラマーを採用しようとした某企業。応募してきた若手技術者に『年収800万円以上なら就職してもよい』と言われ、面接官の課長は『私の給与よりはるかに高い』と怒ったそうだ」。Twitterでそんな話をつぶやいたら大反響があった。まさに日本の常識は世界の非常識である。

怒った課長のいる会社では機動的なプロジェクトチームワークなんて不可能でしょうね。​​と、それはさておき、専門性・専門家を軽視している会社は、もう限界、ほっといても市場から退場するしかなくなるけどね。

​​進化する力

やってみて、その反応を見て修正するプロセスを繰り返す、継続的な「進化」を前提とした時代になる。
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​​予測不可能かつ複雑なタスクが、仕事の大半を占めるようになる。

​​​「やってみて」が極端に難しい。​​なぜなら「やってみて」失敗するとマイナス評価になる。「やらない」選択肢のほうが会社の中での生存戦略または出世には正しいという歪んだ世界。

でも

予測不可能な世界において、進化をしないといけない!

これ理解できない人が多い。でも沢山いることは知っています。残念。
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​​​​本日のお供「20世紀を生き抜く3+1の力」では、ガートナー社の2010年レポート「The Future of Work」これからの時代を見据えた10 - の紹介も合わせて行っています。

​​ガートナー社、2010年「The Future of Work」

1. 予測不可能かつ複雑なタスクが、仕事の大半を占めるようになる。
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​​2. 各分野の専門性をもつ人々が「ぱっと集まり、ぱぱっと問題解決をし、ぱっと解散する」ような、機動的なプロジェクトチームワークが増える。
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3. ​これからのプロジェクト型チームは、「同じ釜の飯を食べた仲間」といった昔ながらの関係の濃いチームではなく、「Facebookでつながっているがお互いに仕事をしたことはない」といったような「緩くて広いつながり」のネットワークから組成される。
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​​4. 自分の組織の中の人々だけでなく、「同じエコシステムの中にいる影響力のある人々」と密接に協働しなけ ればならない仕事が増える。
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​​5.「複雑な問題に多様な人々と協同して取り組む力」は、当面は「標準化」したり「パターン化」することはできない。
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​​6.「言われたことをやる」のではなく、「自分で考え、新しいものを創り出す」ことがより強く求められるようになる。
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​​7. エクセルのデータを分析して判断するのではなく、実際に(バーチャルな環境下も含め)実験し、やってみて、その反応を見て判断するようになる。
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​​8. 新しいトレンドや大きな構造変化を予測する仕事が急増する。
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​​9. 組織や国境等の「枠組み」を超える多様な人脈・ネットワークをもつことが、より大きな資産になっていく。
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10. 職場はより「バーチャル」になってい-機動的プロジェクトチームが開く会議は、時差や組織をまたぐよ うになり「いつでもどこでも」仕事できるようになる。

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