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アドラーの本を読んでの感想

今日は、昨日読んだアドラーに関する本である
「人生に革命が起きる100の言葉」について自分が学べた点
について書いていこうと思います。

リンク先に商品の購入ページがあるので、気になった方は
一度読んでみてください。読みやすくて2時間くらいで読み切れるので
オススメですよ!!


使用の心理学

アドラー心理学は「使用の心理学」とも言われています。
不利な境遇や状況であったとしても、そこをどう捉えて行動に移すか
は、受け取り手次第ということです。

つまり、不安があった場合に不安である状況に囚われるのではなく、
「この状況で今何ができるか?」にフォーカスすることが大事ということです。

この本の中では感情は「支配」されるものではなく「利用」するもの
と書いてあります。
心理、身体、感情は密接に関連していて一体化しています。
感情の使い方次第では、ガソリンにもなるしブレーキにもなり得ます。
この本での例だと、結婚したいけど冷静な判断だと前に進めない際に
好きという感情を大事にすることで、前に進むことができると書いてあります。

前述のとおり
怒りや不安の感情は、生きているうえで考えられないくらい湧いています。
その際に感情に対してアプローチするのではなく
感情を生み出した「認知を修正する」ことにフォーカスしていきたいですよね

相手の行動に関する目的論

アドラー心理学では「目的論」の話が良く出てきます。
目的論については、自分の記事でも何度か紹介していますが、
人間は目的次第でいくらでも変化できるし、すべての行動には
何かしらの目的がある、という考え方です。

この本では、相手の行動に対する目的論についても考えてみると
良い、と書いてあったので最近職場の人間関係で悩んでいる人
について目的論を考えてみました。

【事象】
自分に対してだけ、対応や反応が違う。

【自分が考えた目的論】
正直親しくないから、仲良く接する必要がない
態度に出すことで、自分の中で親しさの線引きをしている
嫌いだから距離を取りたい

もちろん相手がなにを考えているかなんで分かるわけないけれど
考えてみることで相手の立場に冷静に立てた気がしました。

自分のライフスタイルの振り返り

アドラー心理学では
ライフスタイルの形成に注目していて、過去の出来事から形成
されたライフスタイルは、死ぬ2~3日前までならば
「今からでもいつでも変化できる」としています。
ここで今一度自分のライフスタイルに関して振り返ってみます

ライフスタイル(性格)の定義

ライフスタイルは3つの構成要素があります。
①自己概念(私は~である)
②世界像(世の中の人は~である)
③自己理想(私は~であらねばならない)

これを自分のライフスタイルに合わせると
①私はみんなに認めてもらえるような人間ではない
②世の中の人は、価値のある人間しか相手にしない。
 仲間のように見えて、自分のことを品定めしている。
③価値を認めてもらうために、相手にとって理想の自分であるべきだ。

自分のライフスタイルをどう変化させたいか

①に対して
無理に全員から認めてもらう必要はないし、魅力はたくさんある。
自分のことを認めてくれている人は思いのほかたくさんいる

②に対して
正直自分の周りの70%の人は自分のことはどうでもいいと思っている
自分の価値を決めるのは自分

③に対して
自分という存在は本当にかけがえのないもの
もっと素の自分を大切にしたほうがいい
自分の弱さすらも受け入れる生き方を心掛ける

共同体感覚の形成(居場所の作り方)

共同体感覚は
まず自分から「他人に対して貢献すること」を通じて形成される。
‘’他の人が協力的でなくとも関係ないあなたから始めるべきだ‘’
アドラーの言葉の中でも大事な言葉だと思います。

共同体感覚の高め方

居場所は
他者貢献→他者からの感謝→他者からのお返しの支援
を通じて居場所が形成されていきます。

共同体感覚を高めるのにはポイントがあって
①周囲の人は私を援助してくれる(他者信頼)
②私は周囲の人へ貢献できる(自己信頼)
③(貢献の結果)私には共同体に居場所がある

★共同体感覚を高めるためにできること
「他の人を喜ばせるために自分には何ができるか」を考え続ける。
この行為は、自分の悩みが出た時も、これを目標にしてそこに
集中することで忘れることができる、とのことでした。

他人の人を喜ばせるには、
日々の積み重ねが重要で、小さな徳を積むことから始めるといい
とのことなので、実践できるようにしていきたいです。

本を読んでの感想

アドラーの本は色々読んでいたつもりですが、アウトプットが
なかなかできていないな、と思いました。
アドラー心理学はインプットはできるけれど、アウトプットは難しい
と言われています。

ただ、そこを理由にやらない、という選択は取らずにできることから
実践していきたいですね。

人には誰でも「貢献したい」という気持ちはあります。
ただ、色んな過程の中で勇気をくじかれて自己批判等に走ります。
大事なのは
「貢献感を感じるのに重要なのは自己満足」という点です。
たとえ相手からの感謝がなくても、認められることがなくても
押しつけがましい気持ちではなく「自分が心から喜ばせようと
思ってやったことだ、頑張ったじゃん俺。」と認めてあげる
(自分で自分を勇気づけする)ことで自然と活気も出るし
居場所ができていくのかな、と思いました。

職場では相手の目ばかり気になってしまうけど、
アドラー心理学に言わせれば、ただ自分のことしか考えられておらず
そこに、貢献や居場所はないと思います。

自分の「人の役に立ちたい」という気持ちを大事に
もっと能動的にできることはないか模索していきたいと思わせる
1冊だったと思います。

自分も来週から仕事に復帰して、職場へのいづらさや心地ぐるしさは
感じるかもしれないけれど、貢献感が居場所をつくる感覚を
改めて大事にしようと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
長文にはなりましたが、皆さんの心に一つでも残ればという
貢献の気持ちでこの記事を執筆してみました。
皆さんの心に残ればこれ以上の喜びはありません。

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また、次の記事でおあいしましょう~👐


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