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kindle出版10作目「大人のADHDあるある」制作秘話。

ずっと構想はあったのだけれど、とりかかるまで半年かかった。本当は年末までにリリースしたかったのだが、間に合わず。なんとか、かんとかリリースできた。この本は、NOTEのADHDあるあるを編集して一冊に仕上げたものだ。NOTE1000記事を入れた意味があった。とにかく適当に書きまくり、あとから編集して一冊にする作戦の第一弾だ。

文字数は7万5000文字を超える力作だ。普通のkindle本は2~3万文字。7~8万文字を書くのは、とても書下ろしでは無理だ。でも、1記事2000~3000文字書くのは難しくない。そういう記事が30本くらいまとまれば、いわゆる大作級の本が一冊書ける。一石二鳥・三鳥だ。

前書き


お読みいただきありがとうございます。

大人のADHDグレーゾーンの片隅に生息している綿樽剛と申します。ご自身が大人のADHDグレーゾーンの方は「いやぁ、ADHDって、ほんとそうなんだよね」と同意しながら読めるはずです。

また、家族や友人がADHDっぽいなと思ってこの本を手に取った方は、大人のADHDグレーゾーンがどんなことを考えているかが何となくわかるはずです。今回の出版に際し、奥さん(非ADHD)から前文を書こうかとの申し出がありましたが、丁寧にお断りしました。どれだけADHDに迷惑しているか書きたかったそうです(涙)

この本は、私が過去に書いたNOTEの中から「大人のADHDあるある」に関係した記事を抜粋しまとめたものです。

自分が過去に書いたNOTEはその時の旬の感情があふれていて、改めて書下ろしで書こうと思うと書けない文章に満ちています。

だからこそ、そのライブ感を大切にしつつ、誤字脱字の修正やカテゴリ分けなど最低限の再編集を行い出版することにしました。

そのため、あまりまとまっていなかったり、記事によっては矛盾したことを主張していたり、読み返すと何とも微妙な気分にさせられる本になったということをお伝えしておきます。

その分、どの章の、どこからでも読んでいただけます。また、便宜上、章を分けましたが、必ずしもしっかりカテゴリーに分かれているわけではない雑文です。その点ご理解の上お読みいただけるならありがたいです。

おまけ程度ですが、各章ごとに前文・まとめ文・必要に応じて記事ごとに加筆しました。また、記事内では関連のあるNOTE記事や、章の末尾には参考にした本などのリンクを紹介しています(アフィリエイトではありません)。

さて、この本の内容に入る前に、ひとつお伝えしておく点ですが、私自身はADHDの診断を受けていません。時々「お前はADHDじゃない!本物のADHDっていうのは・・・」という苦情をいただくことがあります。しかし、ADHDの程度のひどさを争うのは無意味です。

専門家も認めるように発達障害はスペクトラム(連続体)で構成されています。重度(医師の介入が必要で日常生活もままならない)~軽度(何とか日常生活は営めるが苦労しまくる人生)まで、人によりADHDの現れは様々です。それで、私なりにADHDの診断を受けるべきかについての考えも終章にまとめました。

大人のADHDグレーゾーンだからこそ感じる葛藤や辛さを分かっていただければうれしいです。とりわけ大人のADHDグレーゾーンのあなたにとって、わずかでも生きやすくなるヒントを提供できるなら、これに勝る幸いはありません。

目次

1章 不注意
1-1 とにかく仕事が遅い
1-2 事故の多さが尋常ではない
1-3 思い込みが激しい
1-4 なぜ遅刻するのか
1章の編集後記

2章 過集中
2-1 怖いのは過集中
2-2 とにかく疲れやすい理由
2-3 やめたいのにやめられない病
やめたいのにやめられない
2章の編集後記

3章 衝動性
3-1 動かずにはいられない
3-2 いたずらせずにはいられない
3-3 刺激とスリルを求める人生
3-4 衝動性と感性の声を聴く力
3章の編集後記

4章 忘れやすい
4-1 「ワーキングメモリー障害」仮説
4-2 記憶がない。昔のこと全然覚えていない。
4-3 メモしたことを忘れる・二度と見ない。
4章の編集後記

5章 その他の障害
5-1 手先が不器用すぎて困る「発達性協調運動症(DCD)」
5-2 とにかく数が数えられない?算数障害の可能性
5-3 睡眠障害(1)スッキリ睡眠がない
5-4 睡眠障害(2)生理的リズム障害がその本質?
5-5 ASD・ADHDの重複
5-6 電話対応が苦手
5-7 パワハラ・セクハラにあいやすい。
5-8 おまけ:ADT(注意欠陥特性)に要注意。
5章の編集後記

6章 二次障害
6-1 二次障害は、かくも苦しい。
6-2 不安障害との戦い。
6-3 反社会的行動と非行。
6-4 二次障害を防ぐ5つの方法。
6-5 羞恥心と二次障害の辛さ
6-6 「隠れADHD」の苦悩
6章の編集後記

7章 診断を受けるべきか
7-1 ADHDの診断を受けるべきなのか。
7-2 発達障害バブル(診断過剰)に警笛
7-3 「発達障害」という曖昧な用語
7章の編集後記

あとがき



大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq