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自分の記事で、1人でも喜んでくれる人がいるなら発信は続ける

こんにちは。みもり🥦です。
タイトルに書いたのは、私のnote運営のスタイルです。

noteを始めた当初は、フォロワーを増やして影響力を拡大したり、有料記事の購読を促してお金稼ぎをしたりするのが目的でしたが、最近はちょっと違う方針でnote運営しています。

”自分の記事で、1人でも喜んでくれる人がいるなら発信は続ける”

私がこのスタイルを意識するようになったのは、塾講師のアルバイトをしていたときの生徒の言葉がきっかけです。

その生徒さんは中学1年生のときに塾に通い始めたのですが、それはもうめっちゃ悪ガキで大変でした。

週1コマしかない授業に全然来ないし、授業に来ても悪態ばっかりついて先生を困らせるし、学校の宿題なんかもちろんフル無視。

私も人生で初めて受け持った生徒だったので、先生として右も左も分からない状態の中、そのような状況で相当メンタルやられました。

先生は生徒のことを信頼してナンボだと思っていますが、あまりにも生徒が反抗ばかりしてくるので、内心「本当にこいつはどうしようもないな」と思ったことも一度や二度ではありません。

ある日、その生徒と授業中に口論になり、何もかもがどうでも良くなった私は「こんな面倒なアルバイトやめてやる!」と自暴自棄になりました。

頑張っても時給が高く跳ね上がるわけでもないし、当時の私は大学生のアルバイト講師。

塾講師のアルバイトを辞めても、働き口はいくらでもありました。

でも、私は辞めなかった。


いや、むしろ辞めたくなかった。


そのときの心境としては、

「ここで負けたら男が廃る!」みたいな自分のプライドとの葛藤や、「講師として育ててもらった環境に恩返しもしないまま逃げ出しても良いのか?」みたいな恩返しの気持ちとか色々ありました。

でも、私が塾講師として最後までその子に向き合い続けることができたのは、

「先生が途中で逃げ出したら、きっとその子も逃げ続ける。」

と考えていたからです。

いろいろと試行錯誤しながらですが、結局その生徒さんは4年間塾に通い続け、高校受験も第一志望に合格することが出来ました。

誰かの人生の節目に立ち会える仕事って素晴らしい。

そんな価値観を醸成させてくれたのは、塾講師のアルバイトです。

高校の合格発表日、合格証書のコピーを持って嬉しそうに走ってきた彼は、はじめて会った3年前のあの日と違って、本当にいい笑顔だった。

彼は私の目をまっすぐ見つめて、

「先生がいなかったら、俺本当にどうしようもない人間になってたと思います。3年間見捨てないで親身になってくれて、本当にありがとうございました!」

と言ってくれました。

「馬鹿野郎。お前は自分の人生を自分で切り拓いただけだ。先生はお前が頑張っている姿を横で見てただけ。先生は「先に生きる」と書くけれど、俺はそんなに立派な人間じゃない。お前と一緒に必死でもがきながら、あーでもないこーでもないって、一緒に悩んで前に進む手伝いをしただけだ。」

・・・なんて格好いいことは言えず、感動して号泣していた私は

「そうか・・・!本当に良かったな!おめでとう。」

と月並みなことしか言えませんでした。


空が綺麗

ダラダラと書いてしまいましたが、私は1人の生徒との出会いを通じて「1人でも自分の言葉で喜んでくれる人がいるなら発信を続ける」という人生の基本指針を見つけました。

私は塾の先生という立場でしたが、むしろその生徒のほうが、大切なことを教えてくれたのかもしれません。

匿名で無責任にコメントを書けるインターネットの世界では、相手の心がどれだけ傷つくか想像もせずに、言葉の暴力で人を虐げる輩がたくさんいます。

私は影響力のない人間なのでそこまで誹謗中傷を受けた経験はありませんが、今後影響範囲が広がれば広がるほど、そういった人たちに出くわす機会も増えてくるでしょう。

心無い言葉に出会ったときは、たぶん少しは心を痛めると思います。

でも、そんな弱い私を勇気づけてくれるのは、逃げずに生徒に向き合った大学4年間の経験、それらを通して見つけることが出来た人生の指針です。

創作のカタチは人それぞれだと思いますが、私は今後もどこかの誰かに向けて、その人が喜んでくれるような記事を一生懸命書いていこうと思います。

以上です。
ご一読ありがとうございました。

(以下は未来の私に向けた応援メッセージとなります)

誹謗中傷してくるような奴らなんか相手にするな。

そんなどうでもいい奴らのことについて考える時間があるなら、自分の発信を楽しみにしてくれる人たちのことを考えろ。

1人でも自分の発信を楽しみにしてくれる人がいるのであれば、それは発信する大きな意義がある。

何より、私の発信を一番楽しみにしているのは自分自身だろ。



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