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カテゴリーから抜け出すと、本来の自分に戻れる

くくられるだけで息苦しくなる

女性であるとか、男性であるとか。若者だとか年寄りやおじさんおばさんだとか。血液型がA型だとかB型だとか。日本人だとか外国人だとか。会社員や主婦とか学生だとか。僕らは、人や自分を様々な分類に分けて、くくりつけています。

それは、その人がどういう人間なのか、分かりやすく理解しやすいものにするためでもあり、この複雑な社会の物差しになるからです。

でも、そうしたことで、自分や他人をひとくくりにして決めつけてしまうことで、自分らしさを知らず知らずのうちに失ってしまう危険性があるのです。

でも、過去に、そうしたことで、僕も何度も苦しんだ経験があるのです。

僕は、かつて料理人でした。その時、自分は料理人であると思うことで、自分が料理の世界で生きていくことを自覚し、励むことが出来たものです。ですが、それと同じくらい、料理人だからといって、自分を偽って苦しんでしまったことがありました。

料理人と言えば、頑固でこだわりが強くてプライドが高い。おまけにせっかち。そんなイメージは僕だけだったのかもしれませんが、当時の僕はそう感じていたのです。立派な料理人であることを目指していた僕は、無意識のうちにそうでないといけないと自分にも言い聞かせていたのかもしれません。

もともと、とってものんびり屋さんだった僕が、自分にないせっかちな性格であろうとすると、思う様にはいかないものでした。時間に厳しくありとしても、つい、元の性格が生じて、時間ぎりぎりになってしまったり、遅れたりしてしまうのでした。その時に、自分に厳しくしてしまうのです。そんな風だからダメなんだと、自分を叱っていたんです。

こうしたことが積もり積もって、自己否定を強めていきました。自分の思う様に生きることは、本当に大変なことだと、自ら生きづらくしていたような気がします。

また、これは今となっては随分と気持ちが楽になったのですが、うつ病を患ってしまった時です。当時、認識もなくプライドも高かった両親から、「お前は精神異常者だ。」と、言われたのです。元々、深い溝が出来ていて、仲も非常に悪くなっていたものです。そんな風に言われて、僕は、親戚の集まり会に参加することや、社会復帰しようとすると、拒まれたり阻止しようとされたのでした。それは、かなりひどいもので、壊れていた精神がよりぐちゃぐちゃにしてしまったのです。

そして、ついには自分でも、自分を精神異常者だとくくりつけて、頑なにネガティブな方向でしか、物事をとらえることが出来なかったり、ひねくれたり、ひがんだり、問題行動をするようになったのです。

結局は、僕自身が自分をそうくくりつけてしまっていたことで、他人の言葉を安易に受け入れてしまったのではないかということを、今では思う様にまでなれました。

自分探しが大事な訳

でも、そうしている時って、常に心が不安定なんです。いつだって、不安でいっぱいになっていたし、人からどう思われるのかが何よりも気になって、自分自身を追い込んでしまっていたのでした。

自分の家に帰ると、誰もがほっとして安心するように、本来の自分に返ることが出来れば、心は安心して安定するものなのです。

社会に出れば、だれもが自分を装いながら、生きています。それが、上手く人間関係を築いていける方法だからです。でも、そうした中で、誰もが自分らしく生きられたらと願っているものです。

でも、本当の自分を知っている人は数少ないのです。

ですので、本来の自分を知ることで、こうした装いの自分か本来の自分かを選ぶことができます。譲れないと思う時、本来の自分を選ぶことが出来ます。そうすれば、心は安定させることが出来るのです。

自分がどんな風に自分や人をカテゴリーとしてくくりつけてしまっているのかを考えてみることは、大事な自分探しになるのではないかと考えています。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
どうか自分を大切に。
メルシー

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