もう少し粘り強く、生きられたらなと思う時があります。上手くいかないことがあると、すぐに投げやりな気持ちになってしまうのです。「諦めたら、そこで終わりだよ」と、何度も自分に言い聞かせてきました。ですが、幾度となく、くじけてしまったなという後悔が僕にはあります。

すぐに諦めてしまうには原因があった

これまでの人生を思い返してみると、僕は子供の頃から、何かに取り組んでみても、何かをやり遂げたと思えた記憶があまりありません。すぐに言い訳を並べては、自分には無理だと言っていたんです。自分で言うのもおかしなことですが、どうしようもない人間だったのです。

そんな時、いつだったかは忘れてしまったのですが、本を読んでいると、思考にも癖があるということを知ったのでした。

僕自身、何が思考の癖になっているのかを考えてみたんです。そしたら、何でもかんでも無理だと考えてしまうのが、そうだと感じたのです。それが思考の癖だと知った瞬間、嬉しく感じました。ちょっと希望が持てたからです。そもそも、思考や性格というものは、持って生まれたもので決して変えることの出来ないものだと思っていたから。性格も考え方も、決して楽なものではないかもしれませんが、変わることが出来ることを知れたからです。

すぐに諦めてしまう僕の思考の癖は、そもそもすぐに不安になってしまうことが原因で、不安になるのには理由があって、何でもかんでも自分には、足りないのではないかと感じてしまう不足感からきているものであるということ。色んなことを学んでいくうちに、そういうことだと知ったのです。つまり、心の在り方に原因があったのだということに気が付くことが出来たのでした。

粘り強さを身に付けていくためには

すぐに諦めてしまう思考の癖を、粘り強さに変えていくのには、心の中にある不足感を解消してあげること。つまり、自分は満たされているのだと感じることが大切だということなのです。

確かに、自分が満たされると喜びや楽しいとか希望に溢れるといったように、ポジティブな感情が自分の中で増えていくものです。

ポジティブな感情や思考が自分の中で占めてくれるということは、それだけネガティブな感情や思考が減衰するというものです。だって、ポジティブな感情とネガティブな感情は同時に感じることは出来ないし、ポジティブなことを考えていると同時にネガティブなことは考えられないものではないですから。

その結果、どんな状況であっても、自分が満たされていると感じることが出来るのなら、どんな時でも、ポジティブな要素を追求出来るというものです。それはつまり、どんなに困難で苦境に見舞われていても、いずれ状況は好転し、良くなっていくものだと確信できるというものです。

その確信が、粘り強い姿勢に変わっていく。諦めずに努力することが出来るというものです。

じゃあ自分を満たすって、どういうことなのかというと、感謝の気持ちだということではないかと思います。何かを手にしたからといって、自分を満たせるものでしょうか？人の欲望にはきりがありません。今、目の前にあるものに感謝できたとき、人は心から満たされるのです。

粘り強さを身に付ける為には、感謝の心を育まなくてはいけません。感謝の気持ちをいつも感じていなくてはいけません。感謝の気持ちをいつだって忘れてはなりません。

そう自分自身に言い聞かせてあげようと思います。

感謝の気持ちは、人生において、様々な方向でポジディブにはたらくものなんだと改めて学びました。

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