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奢られるの、得意?苦手?

早朝が少し涼しくなってきた今日この頃。朝の読書がやりやすい。5時過ぎだとまだ、世間も動いていないので読書もすすむ。


通勤途中に聞いているポッドキャストのお悩み相談で「奢ってもらうのが苦手」だというお便りが取り上げられていた。どうやら、上司や先輩と食事に行ったとき、自分も支払おうと財布を開けた途端、「ここは出すからいいよ」と言われたとのこと。それでも「いやいや、私も払います」と返したところ「全然気にしなくていいから」とまたも拒否されて、なんだかモヤモヤしてしまったらしい。上司や先輩だけではなく、友達や彼氏でも、とにかく「奢られる」のが苦手な相談者。どうすれば相手の気分を害さず、自分もモヤモヤしなくてすむのか聞きたいということだった。

この悩み。私もずっと考えていた。
時に奢られる立場になり、奢る立場にもなるのだが、とにかく、奢られる事が苦手だ。性別・立場関係なく苦手だ。是非とも「割り勘」でと思うのだが、自分よりも年上で、且つ男性の場合は、必ず「ここは私が・・・」と奢って頂ける事が多い。その度に「す、すいません」と同じくモヤモヤしてしまう。

ポッドキャストの進行役である男性アナ曰く、彼氏・彼女の関係の場合、女性に「私も払う」と毎回言われると、相手に対し「自分の事、信用していないのか?」という疑問と同時に「もっと甘えてくれていいよ。気兼ねなく甘えて欲しい」という感情が芽生えるらしい。確かに、以前男友達にも「嬉しそうに”ありがとう。ごちそさま”って言うとくのがええよ」と言われた事がある。どうやら、頑なに拒否すると男性のプライドを傷つける事になるらしい。けれど、そもそも「素直に奢ってもらう事=相手を信用する。甘える」になるのだろうか?

パートナーの事を信用する基準に「奢ってくれる」が入っていない私にとって、この考えはあまり腑に落ちない。奢ってくれないからと言って、相手の信頼度が下がるかと言えばそうでは無いから。そしてもう1つの「甘える」に関しては、私には、皆目見当がつかない。なぜなら、そもそも「甘える」が分からないという致命的な問題があるからだ。

この件について、女友達とも話したことがあるのだが、男友達と同意見が圧倒的に多かった。「女は愛嬌」って言葉は間違いないとのこと。ただ、中には「年下の女性をご飯に誘う場合、男性が支払うのが当然だ」という意見もあった。さすがに、後者の意見には賛同できないが、そういう意見があってもおかしくは無い。

お悩み相談の解決策としては、以下の通りだった。

  • 会社の先輩や上司の場合は、モヤモヤ感が残るかもしれないが、当日は「ごちそうさまでした」と伝え、翌日に「昨日はありがとうございました」と一言伝える。

  • 彼氏や年上の男友達の場合、奢ってもらう事を「当然だ」とは思わず、奢ってくれるというなら、素直に「ありがとう」と伝える。モヤモヤが残るなら、「ここ、奢ってくれたから、次のお店では私が出すね」など提案してみる。

「奢ってもらえる」事を当然だと思う事は今後も無い。ただ、相手の厚意を素直に喜び、それをきちんと相手に伝える事は、お互い気持ちが良い行為だと思う。なので、苦手だけれど逆に少し意識して、「ありがとう」と伝えていきたい。

ありがとうと言われて嫌な気分になる人はいないはずだから。

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