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水泳と花粉症


「花粉症の人はそうでない人に比べて運動不足の傾向がある」

そんな調査報告があります。
もちろん、運動は花粉症を克服するために効果のある方法。運動をすることで体の血行が促進され、鼻の通りもよくなるからです。
ただし、ウォーキングであれば3キロほど、軽く汗をかくくらいでなければ効果はありません。
また、運動はストレス解消にもなりますし、体力をつければ、それだけ花粉症の症状を軽く抑えることができるでしょう。
とはいえ、花粉症のシーズンに屋外に出てジョギングをする、というのはちょっと考えもの。

そこで、花粉を心配せず一年中コンスタントに行える、オススメのスポーツが水泳です。
乾布摩擦と同じように、皮膚を鍛えるだけでなく、水の刺激を与えることで、鼻の粘膜を鍛えることもできるのです。
さらに、体に負担もかからないので、花粉症には最適といえます。
ただしプールの水の消毒に使われる、塩素に弱い人もいるので注意が必要です。

その一方で、プールは控えるように指導する病院もあります。
それは花粉症の人がプールに入ると、症状がひどくなる。 はっきりとした理由はわからないが、「プール中の塩素で鼻粘膜が刺激される」 「プール中の微粒な塵(花粉も含まれるかも)がアレルギー誘発物質となる」 などと考えられる、といったことのようです。
これは両方正しいのではないでしょうか。 つまり、きれいなプール水で泳げば良いし、そうでないプール水で泳げば花粉症を悪化させることもある。
つまり、プール選びがポイントということになり、水質の良いプールをしっかりと選ぶ必要があります。
塩素臭が強すぎたり、目が痛くなるようなプールは返って花粉症を悪化させかねません。

どんな運動をするにしても、体調に合わせて無理をしないことが肝心。
花粉のシーズンは、どうしても行動も制限されますから、水泳でなくても年間を通して楽しく続けられる運動を見つけたいものですね。

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