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とっても勉強になったのでこれからも度々読み返すnote

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2019年12月の記事一覧

Google、Spotify参入で超進化する音声メディア『ポッドキャスト』のヤバさを3つの変化から解説する

今世界的に注目され進化を遂げる音声メディアの配信方法『ポッドキャスト(Podcast)』。最近ではGoogleやSpotifyの参入でさらに盛り上がりを見せています。 私が普段オトナルという会社で音声メディアや音声広告周りで動いている中で、ポッドキャストのその優れた音声メディアとしての特徴やポテンシャルがあまり理解されてないように感じています。 そこで、今回はできるだけその特徴とここ最近の進化の具合、要するに「なにがどう変化していてヤバいのか」を解説をしていきたいと思います

「正しいけど、つまらない」 -HCD/UXD/SD教育の現場から-

元号が変わった令和元年も、もうすぐ新しい年へと向かおうとしている。 振り返ってみると、今年一年は過去数年と比べてもひときわ様々な属性、経験、年代のひとびとにデザイン教育の現場で向き合う機会が多い一年になった。 自身が末席理事を拝命している特定非営利活動法人人間中心設計推進機構(HCD-Net)において昨年から教育事業を担当したということも関係しているのかもしれないが、幅広いひとたちとデザインという視点を通して物事を考え、かたちにしていくということはどういうことなのか?を考える

Whyとは何か?を言語化してみる

Whyとは一体何なのか 🧐近年、多くの会社で聞かれるようになった「Why」の重要性。 Goodpatchも例に漏れず、会社のカルチャーの根底に「Why」があります。 今となってはWhyって大事だよねーと抽象的概念で重要性が伝わりますが、実はWhyとは何かという言語化はあまりされてないことが多いと思っています。 今日はそんなWhyを少しだけ深掘って自分なりに言語化してみたいと思います。 Goodpatchが創業期から大事にしているWhyから考える文化Goodpatchが

キーワードx3の企画はもうやめよう。

よくある企画術で、アイデアは意外なものの組み合わせだから、できるだけ離れた分野のキーワードをかけあわせてみよう!ってのがある。いちご x 大福 = いちご大福 など2〜3個のキーワードをかけて作る。 これは有効でカンタンにできるので、わたしもこれまで散々やったけど、広告など瞬間的な驚きが必要なものには極めて有効だけど、短期でなく長期の時間軸での企画では途中で飽きられやすく、深みがでにくい。 長期で考えると、上記のような表面的なユニークさとは違い、本質的なユニークさをつくら

「RFPを真に受けるな!」田端大学に遊びにいったら、ビジネス版の禅寺のようだった。

田端信太朗さんが主催しているオンラインサロン「田端大学」の定例会に遊びにいったら思いのほか熱い空間だったので簡単に紹介したい。ただ私が行った回はぬるい会だったそうで、普段はもっと熱いらしい。 遊びにいった理由は、定例の課題が田端さんの新書「これからの会社員の教科書」だったからだ。この本はこれまでの田端さんのふざけた本とは真逆にふった真面目な本で、とても面白いし役に立つ。 定例では毎回お題が出され、それに対して塾生が答えるらしいのだけど、今回のお題はこちら。 「これからの

文字のデザインが苦手なので、ちょこっと歴史を学んでみたはなし

はじめにみなさんフォント好きですか?デザインに上手く取り入れることできてますか?わたしはちょっと苦手でした。ウェブデザイナーになって会社で支給されたパソコンにはたくさんのフォントが入っているけど、どれを使えばいいのかわからない、形を覚えられない…という悩みがありました。 わからないなら勉強するしかない!ということで、本を読んだり書体デザイナーさんが登壇される勉強会に参加したりするようになりました。様々なお話を聞いて、現在のデジタルフォントについて理解するには、過去のフォント

それは、デザイン案ではない。

「デザイン提案」についてずっとモヤモヤしてることがあって、今回の「キヨ地下」のロゴ提案がちょうど伝わりすい事例なので書いてみた。ぜひ、若いデザイナーや学生に読んで欲しい。結論からいうと、「ロゴ案とは色や形の違いではない。」というのを訴えたい。 アソビカタサロンのオーナーのKiyoto(萩原清澄)さんが「キヨ地下」というサービスを始めた。一言でいうと「デパ地下グルメのECサイト版」。そのKiyotoさんバージョンなので「キヨ地下」だ。多方面から食に関して絶大な信頼をおかれてい