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残り紅

本日は2022年 9月8日

夏の終わりがもうすぐそこまで来ています。

皆さん今年の夏はいかがでしたか?
海に行ったり、花火をしたり、お祭りへ行ったり。
何か夏らしい事はできましたか。

私は今までとは少し違う形で素敵な夏を満喫する事ができました。

例年までは、仕事してばかりで夏といっても暑いだけの季節という印象でした。
毎年友人達とバーベキューをしていましたが、去年はできず。

今年はといいますと、しっかり休みを取り大切な人と水族館に出かけたり
街を散策したり。
この先も思い出に残るくらいの夏を過ごせたと思っています。

これは行った水族館で撮ったクラゲの写真です。
館内の光のアートでより一層不思議な空間で神秘的なクラゲを見る事ができました。

さて、今回のイラストのタイトルは「残り紅」です。
こちらは、アニメ蟲師 続章の一話からとりました。

イラストは魚眼レンズを通して見ているように描かせて頂きました。

見て頂きたいのは右手のタトゥーです。こちらは私の想像で描いたものではなく、
実際にモデルになった方がいます。
ご本人に直接許可を頂いた上で描かせて頂きました。

模様にも見えますがこれは腕にヒビが入っているタトゥーだそうです。
タトゥーは基本的に民族的な模様や、絵、文字などを彫るのが主流ですが、「ヒビ割れ」を入れるという発想がとてもユニークで新しく、アートだなと感じました。

感じた事をそのままアートに落としこんだり、表現したり無限大の可能性を改めて認知しました。

残り紅。アニメの内容は「影鬼」からきているものでした。
影を踏まれると大禍時に飲まれてしまう。飲まれた者は誰か別の人の影を踏み
その人と入れ替わるしかない。

しかし、飲み込まれた「アカネ」は心根が優しい子だったため、誰かを犠牲にしてまで影を踏むことができなかった。
それから何十年もの間、一人で大禍時の中で彷徨っていました。

それと似たように季節とは、不思議で不確かなものです。
季節に取り残されるという言葉があります。

その季節で起こった事や、できなかった事。
それをいつまでも悔やんだりしてしまう事。それも季節に取り残される一つです。

もう一度問いますが、皆さんの夏はいかがでしたか?

どうか皆さんも季節に取り残されませんように。

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