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意思の切除

夜が近づき、身体は軽い。流動していく真実や、流出していく過去、公園でまどろむ母と子たち、現れる本質や、重度の過ち、常用されるだけの真理の質量、見えない枷、噴き上げられる言葉の浸水、機械的な汗を流す高尚な哲学者のロボット、現実味を失った、アリス症候群に罹った虫たちの暴徒、カラメルソースで描いた文字の羅列を追った先には、物理的なものが反応しない次元での、雨雲に掴まり、高遠な余地に響く、感傷的な過ちと虚空、空疎な自分に補完し続ける差異との乖離、理解なんてものの力学により、乾いた過ちを放つ、空虚な自分を住まわせるキュビズムの脳内、働きを課せるだけの、退屈な対価と、消極的な屈折の中で果たす義務などにより、私たちは、退屈な感銘や、記号的な感動ポルノによる、名ばかりの愛が、ただ、収益のために、嘯く誤りの傷痕、井蛙な私の将校たちが、暴れる深夜の下腹部。分裂しては、肥大化する過ちなどは、所詮は、ここで、幼稚な情報を漁るために、ただ、分散される怒りや、故郷を失った君の悲しみや、かさばるリビドーや、負債を抱えた、凡庸な価値を飛び越えて、多角的な過ちの狭小さに騙されずに、うるさく付きまとう意味を突き抜けるほどの、幼気な愛に包まれ、拙い今を、超越し続ける先では、自らを越え出て行くということが、超人であり、与えられたものに騙されないように、欲望には、忠実である。

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