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愉快な戒律

複製される真理に寝そべる主のような男、遠くでは、散布される骨や、図体だけデカい犬、腐乱した空間や、食い込んだ差異、流動的な本質や、新たな敵愾心、ふくらんだ鎖骨や、ふくよかなムード、カスタムされた明日や、ムカムカした胃の底、そっけない彼女の不自由や、被弾し続ける奇跡の身体、腹膜に絡まる枷や災いの仮数、量子的な風や、規制されるだけの顛末、ショートした魂とのジレンマや、静謐なゴムにより出来た身体を新幹線に乗せて、全体主義的な投擲に耐えて、怠惰な結末に迫る半減期やら挿入歌、ランダムな仮説や風光明媚な結合をサラダに添えて、誂えられた真実が離人症になり、立体化した花びらが愚弄する顛末の素粒子、理性すらも保てないから、破壊されるままにもたらされる苦しみを加工しながら、定義を打ち倒して、補完される猜疑心なんかを駆逐し、何事にも囚われないようにするし、夜遊びを繰り返す偶像崇拝の女、得たものを交換するだけで、世界は、こんなにも幸せなのに、あいつらは何ひとつわかってないから、未だに儲けがなんだっていつまでも付きまとって来るんだ。

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