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極小ライブハウスでお待ちしてます。

2月も後半にさしかかって、今までのスタイルで営業するのはあと4日になった。

バレンタインもあってか、近頃は若いお客様が多くて、軽い感じに賑わっている。パンのラインナップが終了するから買っておかないと!という悲壮感を感じてくれているお客様はごく一部。その方々には「もぉっうれしいんだから!」ってハグしたい気分。大好き!
好かれるのはうれしいもんね。

2月はそんな感じで、お暇な日々がつづいていたのでパンを縮小することに諦めがついた。きっとこれも神様の采配なんだろうな。

一旦リセットして、原点に帰ってシンプルなパンから始めるのはわくわくしているところもあるけれど、経営者としては、赤字がつづくだろうなと焦りもある。

そもそも自分が食べるために好きで焼き始めたパン。そして食べ方の提案として始めたサンドイッチ。パンから始まる世界観を提案したいがために始まったお店。
きっと食べたら風景が浮かぶはず。そこに音楽があればもっといい!とカフェを作ったりと、やれる体力さえあればどんどん実現してきた。

パンそのものじゃなくてその先にひろがる風景を感じて欲しいというのが本音で、ミアズブレッドと名乗りながらも「パン屋さんではない」と自分では思っている。
パンだけではなく、料理との組み合わせを考えたり、本を書いたりするのは今はパン作りの喜びを超えている。

ずっとそんなことを考えながらも、自分が一から考えて作り出したものが望まれて、喜ばれて世の中に広がっていくのはとてもるのはとても嬉しいもの。

でも人生には限りがある。もう清志郎は超えているし、坂本龍一まであと10年。えらいこっちゃ。
なので、中級のホールから(決して大ホールにはなれなかった)小さなライブハウスに戻すためにもここで一旦リセットなのだ。
そもそも何もないところから始めたので、いつものように絵を描くようにイメージして行こうと思う。

今のラインナップに好みのパンがあるのなら、あと4日の間にゲットしておいてね。
そのうち復刻するパンもあるけど、なくなるパンもあるからね!

あ、ちなみに極小のスナック風ライブハウスになっても続けるし、パンも焼くのでご心配なく。


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