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非常識なプレスリリース配信方法!毎月15本出すコツとは?

みなさん、こんにちは!コザワです。段々と梅雨っぽい毎日が続くようになってきましたね!体調など崩しておられないですか?
私は、最近引っ越して、全く知らない近所をふらふらと散歩しながら、「あ!この路地裏の花壇すてき~♡」とか「え!?こんなところに、ふわふわかき氷屋さん♡」などというように、新たな発見をしているのが楽しい毎日です!

人生に大きな刺激を与えるのは、日常に変化を起こすこと。
例えば、「住む場所、会う人、職場」を変えてみる。住む場所と職場をいきなり変えるのは大変なことなので、歩いたことのない道を歩いてみる、昔の旧友に会ってみるとかっていう日常から少し離れたことをすることも大事かなと思います。

さて、今日は、「プレスリリース」についてです。ではいってみましょう~\(^o^)/


プレスリリースとは

そもそもプレスリリースとは何なのでしょうか。広報に携わる人たちであれば、「いや、舐めてるんですか?」と言われそうですね。。。失礼しました( ;∀;)しかし、本noteは広報以外の方も読んでくださっているかな、と思い、改めて、記載しますね!

プレスリリースの意味

プレスリリースとは、「プレス(press/新聞・新聞社)」と「リリース(release/発表・公開)」の2語を組み合わせた造語です。本来、TV、新聞、webメディアなどの報道機関に対して、企業としての新しい情報を発表することを意味します。よく「ニュースリリース」とも言われますが、そこに差はあまりないと思います。

プレスリリースの配信機会

お恥ずかしながら、広報になってすぐのタイミングでは、「プレスリリース=新サービスのリリース」だと思っていました…( ;∀;)しかし、以下、PRTIMES社から公開されている配信機会一覧です。

出典:プレスリリースの配信機会とは?5つの配信機会の書き方&事例を紹介

実にたくさんの機会がありますよね。組織×行動の部分は、目からうろこでした。私たちは、これらを照らし合わせながら、マーケ・営業はもちろん、人事ともディスカッションしながら配信機会を創出しています。更には、ネタを挿入するために、広報主体でイベントをやって、プレスリリースにしています。自作自演感がありますが…笑

ニュースに仕立てるのは、広報の仕事

「リリース(release/発表・公開)」という単語が含まれているだけあって、大前提としてプレスリリースにはニュースとして取り扱うことができる新規情報が含まれている必要があります。したがって、あるあるとしては、社内の人(例えば、商品企画とか)が、「これ、プレスリリースにしてくれよ!」と持ち込んできたとして、「お、おぅ・・・それは、ただの会社の自慢話で、そのまま出したら、自己満でしかない・・」ということって、ありますよね?「これの、何が『ニュース』なのか?どう表現したら、『ニュース』として見てもらえるのか? 」ということを思考し、言語化することが、広報としては求められます。

プレスリリースを配信する4つのメリット

メリット①:メディア掲載の可能性がある

広報であれば、まずこれを一番意識するのではないでしょうか?プレスリリース配信サイト(PRTIMESなど)を利用すれば、一気に200メディアにプレスリリースを送ってもらえて、自動でメディア掲載してもらえたり、記者さんの目に触れて取り上げてもらえることもあります。第三者の客観的な視点で情報発信されるメディア掲載は、広告を出稿するよりも世間からの信頼性が高いです。

▼プレスリリース経由でメディア掲載できるパターン

(a)プレスリリースを見たメディア関係者から取材依頼が来るパターン
(b)プレスリリース配信サイトを通じて、自動的にプレスリリースの内容がニュースサイトに転載されるパターン
(c)プレスリリース配信サイトを通じて、メディア関係者が、独自の記事を執筆してもらえるパターン

(a)が一番嬉しいですが、正直、なかなかあり得ません…。(c)は、勝手にメディアが公開になっており、連絡がないようなことも多いため、自分たちでエゴサするしかないです。

メリット②:世の中に広く情報発信できる

プレスリリースを配信することにより、メディア関係者だけでなく自社のステークホルダーに広く情報発信できます。誰もが閲覧できることにより、お客様や一般の消費者、社員とその家族にも自社の動きを伝えることが可能です。またプレスリリースは公式文書として新規情報が簡潔にまとまっていることで、経営者や営業などのフロントで対応する人が自社の動向を説明する際にも活用しやすいとも言えます。


メリット③:売上・採用貢献の可能性がある

プレスリリースの配信が自社の売上に寄与することもあります。

プレスリリースを配信することで、サービス認知の拡大に繋がったり、企業活動の姿勢や理念が伝わり、結果的に、会社の信頼が増幅して、商品やサービスの売上向上に繋がる場合があります。ただし、売上への寄与は、プレスリリース配信によって得られる中長期的なメリットです。プレスリリースを配信した後、どのくらい反響があったか気になってしまうものですが、直後に効果が出ることは少ないと心得ておきましょう。

また、会社の認知度が上がることで、採用にも大きく影響します。私たちニットも、2年前から広報を強化してきましたが、採用にはあまり困らなくなりました。先日も、Yahoo!のニュース欄に当社のプレスリリースが掲載されており、それを見た人が、会社のホームページへ来訪し、採用ページを見て、そのまま応募、という流れもありました。朝日新聞様に掲載いただいた日には、ホームページがパンクするほどの来訪があり、応募数も通常の3倍近くになりました。
また、直接的な応募ではないにしても、会社のファンになってくださって、応援してもらえることも増えていきます。そうなると、色んな場所で、「ニットって会社、良いらしいよ!」と言ってもらえて、どんどん認知が上がっていきます。

プレスリリースによる継続的な情報発信で、地道に、会社・サービスのブランドイメージの構築を図りましょう!


メリット④:ほぼ無料で得られる効果が高い

プレスリリース配信によって、これまで紹介してきたメリットをほぼ無料で得ることができます。かかるコストを挙げるならば、社内でのプレスリリース作成コスト・配信業務にかかる手間・プレスリリース配信サービスの料金ぐらいかと思います。もちろん、広報活動は時間が掛かるものではありますが、莫大なマーケティング予算を思うと、地道にコツコツ広報活動を続けることで、会社としてのブランディングに繋がって、信頼が積みあがるメリットは大きいです。

特にメリット1で挙げたように、メディア掲載を獲得できれば費用対効果は抜群です。広告出稿には多額の費用が発生しますが、プレスリリース配信であれば低コストで高いパフォーマンスを発揮します。

プレスリリース配信は様々な可能性を秘めており、費用対効果が高い取り組みです!


プレスリリース配信する際の注意点

言わずもがなですが、

ということです。

色んな広報さんが、「プレスリリースを頑張って書いて出したのに、全然取材に繋がりません…」といった声が聞こえてきます。
それは、そうですよね・・・。
メディア関係者は日々膨大な量のプレスリリースを受け取っています。多い人だと、1日に500ぐらい来ている、なんていう人もいました。自社のプレスリリースが埋もれて読んでもらえないこともあれば、目に留まったもののメディア関係者の関心を引かないこともあります。

どんなに時間をかけて作成したプレスリリースでも、確実にメディアに取材・掲載してもらえるとは限りません。また、取材に繋がったとしても、それが掲載に直結しているとも限らず、私も取材から9か月後にやっと掲載になったというケースもあります。更には、一度掲載が決まっていたとしても、大きな事件やニュースが差し込まれて、掲載が先送り、または見送りになることも少なくありません。

また、プレスリリースを配信して終わりになってはいませんか?上述した通り、メディア関係者の方に、自社のプレスリリースが目に留まるということは、ほぼ無いと思った方がよいです。特に、スタートアップ企業は。大手企業によっては、担当記者がついていたりするものですが、スタートアップはそんなことはあり得ません。「ここぞ!」のプレスリリースは、メール送って、電話して、何なら訪問して、提案は必須です。


プレスリリース配信サービスは、断然PRTIMES

プレスリリースを配信してくれるサービスは、実にたくさんあります。利用料金、提携メディア、サポート体制、プランの数などを見て、選んでもらえると良いかと思います。更に、SEO対策がしっかりしてもらっていて、YahooやGoogle検索で上位表示されやすい、ということも大きなメリットになります。また最近だと、SNSアカウントを持っていて、自動配信される場合があります。そのあたりも確認しておくと良いでしょう。

断然、PRTIMES

以前は、別の配信サービスを使っていましたが、やはりこれ一択だなと感じています。料金や提携メディアは普通ですが、サポート体制は比較的充実しています。私たちのようなスタートアップでも、営業担当者が付き、時々、有益情報を送ってくださったり、質問をメールするとすぐ返信が返ってきます。

Googleで上位表示

プレスリリースの配信後、内容次第で、YahooやGoogleの検索で1位を取れることもよくありました。それによって、NHKやTBSのTV出演につながった、ということも実績としてあります。
以下、「広報スキルアップ」というビッグワードですが、画像検索の一番最初に、私たちのプレスリリースが表示されています。

またoVice社のバーチャル環境を導入したことをプレスリリースで配信したところ、「オヴィス フルリモート」と検索すると、ニュースの1位はプレスへのダイレクト、2位はPRTIMESからRKB毎日放送への自動配信の記事への誘導という形で、当社のプレスが独占しました。

これらは会社の認知度を上げる上では、非常に効果的だと思います。

PRTIMESのSNSアカは13万人

以下がPRTIMESの一番メインアカです。ここでプレスリリース内容をシェアしてもらえると、13万人に届く形になります。

更には、PRTIMESの関連アカはたくさんあって、それらでもシェアされたりします。

以下、当社の「新卒向けの会社説明会」のプレスリリースですが、Twitterで、PRTIMESテクノロジー、PRTIMESスタートアップ、PRTIMESニュースの3つのアカウントにシェアしていただいています。私たちは、配信後、毎回エゴサして、いいねしたり、リツイートしたりしています。

また、SNSでのシェアを考慮して、「ここぞ!」のプレスリリースは、アイキャッチをクリエイティブのプロに頼んでいます。そうすると、PVは通常の2倍以上になったりします。

時々、PRTIMESの広報さんや個人アカの人と絡むこともあって、SNSに力を入れておられることを感じます。そういったSNS感度の高さも、とても重要だなと感じます。


★重要★プレスリリース配信の意図を3つに分ける

①取材狙い
 →突っ込みどころを用意+プレスを送って会話
②転載狙い
 →写真をたくさん使用+そのまま掲載しやすい内容
③会社の信用度アップのための報告のみ
 →パンパンリリース!会社の動きを伝えやすくしておく

詳細

①取材狙い
これが一番分かりやすいですが、その場合は、そのプレスリリースで完結させるのではなく、突っ込みどころを用意して、電話で会話しながら、提案をしていく。例えば、「オンライン入社式」。これは、コロナで、4月にオンライン入社式ネタが来ると見込んで、1月・3月入社のメンバーのオンライン入社式をプレス化させて、Google・Yahoo!の検索1位・2位を独占させることをしておいて、4月に備えました。そうしたところ、NHKさんとTBSさんで、取り上げていただけるまでになりました。

②転載狙い
自動転載はもちろん、記者さんがプレスリリースを見て、記事を書いてもらえることを狙うパターン。ちょっと画像が小さいですが、、、、以下は、当社の「オンライン世界一周旅行イベント」のプレスリリースです。PRTIMESは画像を20個まで載せられるのですが、全て使用して、プレス化しました。

上記①②の効果としては、以下。同月に出したプレスリリースにおいて、オンライン入社式はPVが他の3倍近く。オンライン世界一周旅行は記事化・転載が他の3倍近くになりました。

③会社の信用度アップのための報告のみ
これはとにかく会社としての取り組みをどんどん出していく!以上!
例えば、連載執筆スタート、オンラインコミュニティ40個突破、会社説明会実施、大手企業での導入事例、などなど。これによって、「動きがある企業だな!」と思ってもらえます。

当社のPRTIMESでの一覧です。

当社のホームページニュース欄です。

これだけ動きがあると、会社のとして活動的!と思ってもらいやすいと実感しています。

【量】毎月15本プレスリリースを出し続けるコツ

皆さんは、プレスリリースを毎月何本出しておられますか?
まず、コンスタントに出し続けるには、当たり前ですが目標設定が重要だと思っています。ニットの目標設定は超単純です。

目標設定

 ・KGI→広報主体の露出:月40本
 ・KPI→プレスリリース配信数:月15本

上記の通りです。
KGIとKPIの説明は省きますが、プレスリリース配信数は行動目標として置いており、月15本をやり続けていたら、自ずと転載が増えて認知度拡大につながり、売上や採用へ寄与することができるという算段の元、この設計をしています。

オンライン散歩

ネタは全て現場にある、と思っていまして、マーケ・営業のMtgに勝手にフラッと入ってみたり、事業統括メンバーとのMtgにプレスリリースディスカッションの時間を入れてみたり、気になる新人との雑談会を入れてみたり…。現場の人たちは、どんなネタがプレスリリースになるか分かっていないですし、ましてや、プレスリリースになる!と思って連絡してくれるようなことは稀だと思います。とにかく、現場に触れて、拾ってくることが大事かな、と思います。

なければ、自ら機会を創る!

なかなかネタなんて落ちていないもの…。だったら、世の中の時流を捉えて、ニュース性を持てるようなネタを、広報から仕掛けてしまうことは一つの手です。例えば、オンライン入社式や忘年会、あとは、お客様とのイベント実施など、口を開けて待ってても仕方がないので、自ら創って発信しちゃうのも大事なことですね。

1つのネタを複数に分ける

これは簡単です。例えば、イベントに登壇するとします。その際に、まず、①告知プレス、②実施後レポートプレスという2つのプレスリリースに分けられます。

▼実施前

▼実施後

これを更に細分化すると、実施前に、イベント登壇決定→イベント詳細決定→イベントのタイムスケジュール公開、みたいな形で、更に3回に分けるようなこともできます。こうすることで、露出回数が増えます。いつ、どのタイミングで、誰が見ているか分かりません。是非とも、露出回数を分けることはチャレンジしてみてほしいなと思います。

【質】プレスリリースのPVアップするコツ

通常、プレスリリースの1記事あたりPV数は、平均で400~500と言われています。それに対して、ニットのプレスリリースPV数は、平均で800近くあります。

アイキャッチに拘る

「多くの人に見てもらいたい!」「プレスリリースを色んな場所で使いたい!」という場合は、アイキャッチをプロのクリエーターに作成してもらっています。

▼プロ作成のアイキャッチ

▼自力で作成したアイキャッチ…

やはり、プロには敵いませんね!笑
プロのクリエーターが作成してもらったアイキャッチは、軒並みPVが良いです。やはり、最初の印象は大きいですね。私たち、HELP YOUの中には、こういったデザインができる人もいるので、本当に助かっています。

内容の構成に拘る

▼王道な構成
・キャッチーなタイトル
・結論
・実施する背景 ★
・詳細説明
・担当者の想い ★
・会社紹介

まず、上記のように、構成が分かりやすいことによって、Googleの評価が高くなります。更には、★の部分で、エモさを付け加えることで、より豊かな文章となり、読者の滞在時間が長くなり、記事評価も高くなります。

加えて、画像を効果的に使うことも重要です。ヒートマップは見ていますか?たくさんのプレスリリースを分析しましたが、やはり、画像の部分での滞在時間が長いのは、事実です。効果的な写真や強調できるような画像を貼り付けることで、滞在時間を延ばすことも大事ですね。

記事の中に別のプレスリリースを載せる

私たちは、一つのプレスリリースの中に関連する以前のプレスリリースを載せています。そうすることで、過去にリリースしたプレスリリースの訪問が増えて、会社として、「これは強調したい!」という内容を強調し続けることができます。

▼参考)ニットのプレスリリース


広報ノウハウを積極的に配信中!

最近、SNSで広報ノウハウ発信を強化中です!

▼Twitter

▼Instagram

▼TikTok

▼Voicy

Voicyのラジオは結構マシンガントークで楽しいと思いますw
是非、広報ノウハウを知りたい!という方、ご視聴ください(^^♪

最後に

皆様、本日のnoteはいかがでしたでしょうか?
私たちニットでは、会社からの発信を、全てプレスリリースに集約しています。その数・質を上げていく工夫も試行錯誤して、今があります。少しでも、ヒントとなっていただけたら嬉しいです。

また、今回、プレスリリースについてまとめる中で、改めて、広報の重要性を感じていました。会社として発信を強化することは、ブランディング強化に繋がる、ということ。

広報の人たちの市場価値が、どんどん上がっていることを感じます。

では、本日は以上です!長文を読んでいただき、ありがとうございましたm(__)m

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