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ドイツ生活158日目 2023/8/18 電車でエッセンへ

今日は午後からエッセンという、ケルンから電車で1時間ちょっと離れている街にある美術館Museum Folkwangに行くことに!

Laugeneckをふたつに切って昨日の残りのパスタと野菜、ハムを挟んだサンドイッチをお弁当にした


日本でドイツの出版社の本を買ったときに知ったアーティストが展示をしていることがこの前図書館で判明したので、それを観に行きたいと思って行くことに。
電車は遅れと変更が度重なり、予定よりも2時間余計にかかった。本当にドイツ鉄道は狂っている。

可愛い椅子

このWuppertalという街からずっと出られなくて最悪だった

思い出すだけで怒りが湧いてくる
早く到着したい

ケルンーエッセンー美術館、と乗り換えなしでエッセンに行けるはずの電車がまずすごく遅れて到着した。そしてやっと乗ったのになぜか途中のWuppertalという街で引き返して全く逆方向が行き先になる。
そして途中で降りた駅でエッセンに行くための電車に乗ったつもりが自分のミスで反対方向に乗ってしまい、そこでまた時間がロス、なんとかエッセンに着いた時には予定より2時間弱かかっており、怒りと疲れでもう複雑な感情でいっぱいだ。
私は美術館に行くだけなのでまだ耐えられるが、これがビジネスや大事な予定、変更できないアポイントメントなどだったらどうするのだろうか?

ドイツに来て、日本の鉄道は本当に優れていると実感した。時間通りに電車が来る、時間通りに到着する、これがどれだけ素晴らしいことなのか、日本にいたときはわからなかった。

ドイツで電車に乗って遠出する時(1時間以上離れた場所に行くとき)はほとんど予定通りに着かないと思った方がいい。
路面電車で数駅離れたところに移動するくらいであれば気にならないが、特急などで離れた街に行くような電車はほとんど遅れている。
遅れが遅れを呼び、どんどん電車が溜まってしまう(?)ので、遅れるどころか運行中止になる電車も多い。

でもドイツ鉄道の競合になるような会社はあるわけもなく、みんなこれしか移動する手段がないので改善されることもない。

ドイツ鉄道の悪口はこれくらいまでにしておこう。止まらない。

美術館にやっと到着して、購入していたチケットを受付で見せてロッカーに荷物を預けた。
金曜日の午後なので人も少なく、特別展は貸切だった。

ロビーではカラオケができるようになっていた
まずは特別展から

特別展は8€かかったのだが、暗い部屋にたくさん置かれたモニターに2色の色がずっと表示されているだけだった。動くわけでもなく、チカチカするわけでもなく、ただずっとこの状態だ。
他にも別のパターンの作品が何点かあったが、これで8€?と思ってしまった。

うーん

常設展はすごいボリュームで、なんとこちらは無料。
特別展が全然物足りなくて、これにお金を払ってしまったのが悔やまれるがこれもいい経験だと思って常設展を楽しんだ。

とにかく広かった
気に入った絵
チカチカする映像が流れていた

ドイツの美術館の監視スタッフの人たちはみんなすぐに話しかけてくれる。
この美術館でも地図を見ながらうろうろしていたら、とっても笑顔の可愛いおじいちゃんが話しかけてくれて「この作品はあっちにあるから見に行っておいで」などと声をかけてくれた。
日本で美術館の監視スタッフに話しかけるお客さんや、お客さんに話しかける監視スタッフはほとんど見たことがないが、ドイツではかなりラフにお互いに話しかける。
展示の道順を聞いていたり、作品に関しての感想を言い合ったりしている。

そして一番の楽しみは併設のミュージアムショップだ!いろんなアーティストの本やデザインに関する書籍がたくさん置いてあって面白いのだ。

サイコー
いろんな雑貨もある

レジの店員さんとお客さんがやけに長いこと話し合っているなと思ったら、最後の方にはハグやキスを始めた。なんとカップルだったらしい。
金曜日でお客さんが少ないとはいえ、シフト中に恋人とイチャイチャしていいのか?さすがドイツだ、、と思いながらもショップを眺めていた。

素敵な空間
本を買いかけて我慢した

そして今回ここに来る理由となった、Anna Haifischというアーティストのアートブックを見ることができた。壁には絵が大きく描かれていた。

世界観が好きだ

手書きのポスターのコレクションもあった。

いいな

アートブックもあって、買っちゃいたいと思ったが買わずに我慢した。
10月に引っ越しがあるのでそれまではできるだけ我慢しなければいけない。

自分もこんなふうに描きたい
ドイツ語との組み合わせがいい感じ

特別展は微妙だったが、常設展のボリュームと、可愛いおじいちゃんスタッフ、そしてお目当てのアーティストの作品を見れて満足な気持ちだ。
エッセンが何か面白いものがあればと思ってウロウロしようとしたが、美術館以外に見当たらなかったのですぐに帰りの電車に乗った。

駅の本屋さんに鉄道の時刻表が売られているのを発見した。

これ以上の紙の無駄遣いを知らない

ここに印刷されている時刻に何の意味がある?
遅れに遅れ、キャンセルに次ぐキャンセル。
どうせアプリで最新情報を調べることになるし、駅の電光掲示板で時刻を確認する必要がある。
どんな気持ちでこんな本を作ろうと思ったのか聞きたい。

だめだ、またドイツ鉄道に対して悪口を言ってしまった。

帰りの電車に乗る前に、dmでカフェラテとお菓子を買った。

これはいい組み合わせ

帰りも特に急ぐ予定はないので電車は遅れたのかどうかわからないが、特に問題なくケルン中央駅に到着した。

家に帰れる、それがどれだけ素晴らしいことなのか分からせてくれてありがとうドイツ鉄道
大聖堂

そして今日からドイツのロゴを書くことにした。
アルファベットの素敵なロゴがたくさんあるのでそれを写真ではない形で記録して、手書きのロゴ+写真で本を作ろうという魂胆だ。
まず1日目はケルン市内の交通会社、KVBのロゴだ。
このKVBももちろんよく遅れる。

楽しみ

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