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[CD・BD評] Bob Dylan 日本公演20230408

今でも鮮かに蘇る。

ボブ・ディランの日本公演(2023年4月6日から4月20日に11公演)は至福のときだった。

公演を観に行った4月8日だけでなく、彼が日本に滞在していた期間(4月4日から25日)のすべてが至福のときだった。

ボブ・ディランのバンドが総体としてぶつけてくるサウンドを全身に浴びることは、存在の浄化をもたらすような体験だった。これほどの音を聞いたのは初めてのことだ。

その4月8日の公演を収めたブートレグCD・BDの第一印象を記しておきたい。

Bob Dylan Japan Tour 2023 Osaka Last Night (BD-001)

まず、CDのほうだが、音質は悪くない。もちろん、その場で聴いた音には遠く及ばないが。

つぎに、BDのほうは、発見があった。これは、観ていた座席(前から7列めの右より)だと全体像がつかみにくかったところが、このBDだと全体のようすが少しわかったことと、ボブの足の位置がわかったことが大きい。

ボブ・ディランのピアノは、ごくまれに良い音質でとらえられた録音を聴くとわかるが、かなり強いタッチの、鮮明な音を聞かせる。テンポを問わず、そういう音なので、はたして足はダンパーペダルを踏んでいるかどうかに関心があったのだが、やはり踏んでいなかった。写っているところを見る限りは。

ペダルを使わないと、切れの良い音が出る。

BDに収録されているのは、公演の17曲のうち11曲だが、中でも Key West の映像は一見の価値がある。この一曲だけのためでも入手する価値があるかもしれない。[入手先

#CD #BD #BobDylan #日本公演 #ボブディラン

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