見出し画像

2023.12.2 映画「ガザの日常」上映会 ハマスはイスラエルが作った ガザの人々の日常とは

2023.12,2 #ハマスはイスラエルが作った

今日は調布市文化会館たづくり8階映像シアターで、映画「ガザ 素顔の日常」上映会と、戦場ジャーナリストの志葉玲氏のトークショーに参加してきました。(主催・ガザ上映実行委員会)

2023年10月7日、「イスラム抵抗運動」ハマスによるイスラエルへの攻撃が始まりました。
その後、イスラエルのパレスチナに対する反撃は激化の一途。

日本の大手メディアだけを見ていると、一体何が本当で何が間違っているのか、そもそも中東地域で何が起こっているのかわからない、そのような日本人も多いと思います。

「中東地域はいつも戦争しているし…」「イスラエルとかハマスとかパレスチナとか、何がなんだかよくわからないし、興味も湧かないし、遠い国の出来事なので、口を挟みたくない」色々な意見を耳にします。

自分もこの地域の映像を見る時は、ほとんど戦争している映像や、街がイスラエル軍により攻撃され、目茶苦茶になっている映像しかほとんど見たことがありませんでした。

「戦争していない、普通のガザ」を見た機会はなかなかありません。

ガザは戦争だけしている街ではない。
普通に街角で飲み物を売る人、タクシーの運転手、どこにでもありそうな普通のビーチ、そのビーチで遊ぶ人々、美しい洋服を着て喜ぶどこにでも居そうな年頃の女性…

ガザの女性

「日本では当たり前だけど、それがこの街では当たり前ではない」

ガザの民間人はわかっている、「ガザにいる限り、安全ではない」
生きているうちに何度も戦争を体験している、パレスチナ民間人は、五キロ圏内の海しか漁は出来ず、五キロ圏内を少しでも出ると、すぐにイスラエル海軍に逮捕される。

人権がない、ガザの住民。

そんな中、子どもたちは学校に行き、家族に囲まれて束の間の幸せを享受する。
そして、その後にイスラエル軍が攻撃してきて、今まで住んでいた家が粉々になる…

自分はハマスを擁護するするつもりはないが、仮にこの土地に産まれたならば、「ハマスに入り、イスラエルに対して復讐する」と思う気持ちになるのもしょうがないのか、とも思えてくるほど、未来に対して夢を持てないこの土地に住む人々の姿を見ると悲しくなりました。

パレスチナ民間人の攻撃。
といっても石を投げる投石攻撃。
それに対して米国から輸入されてくる最新鋭の武器で容赦なく反撃するイスラエル。

「天井のない監獄」と称される、夢も希望もないこの土地。

だが、この土地の人々は必死に生きている。

汚れた海。
海も自由ではない。
2014年に発電所がイスラエルにより破壊され、電気が通るのが一日四時間。
人やモノが厳しく制限され、東京23区の六割ほどの土地に220万人もの人が住み、人口密度は世界で最も高いと言われ、壁により取り囲まれ、検問所ではイスラエル兵が武装して目を光らせる。

そんな地獄のような場所にも、人は住んでいる。
ハマスのような戦闘員だけではなく、私たちのような普通の民間人も住んでいるんです。

当たり前のことを改めて見れた、映画でした。

今まで何回もあったイスラエルからの攻撃だが、今回のイスラエルの攻撃は過去最悪。
ジャーナリストをガザから締め出し、「中で何が起きてるのかわからない」状態にして、「パレスチナ人は『アマレク』(古代パレスチナの遊牧民族。後にユダヤ人に吸収されて消滅した)だ」といい、民族浄化を狙う、中東和平反対のネタニヤフ。
国連の医療ボランティアも、民間人も、女性も子ども容赦なく殺す、国際法違反を犯すイスラエル。

そもそも「イスラム抵抗運動・ハマス」を裏で支援し、政治利用してきたのは、イスラエル首相のネタニヤフではないのか。

戦争は止めろ、いや、ジェノサイドは止めろ。

ユダヤ人の人々は、過去に迫害されてきた歴史がある。
今度は自分たちが過去にされできたジェノサイドを、パレスチナの人々に対して行っているんだ。(良心的なユダヤ人は、ジェノサイド反対運動を行っている)

過激なシオニスト思想の持ち主である、ネタニヤフらイスラエル政府。
それを支援する西側諸国。

日本が本来行うべきは、日本国憲法の理念に則り、「戦争は止めろ」と仲裁に入ることなのではないのでしょうか。

ジャーナリストの志葉玲氏にJTが直接資料を手渡しました。

JTと志葉玲氏

お忙しい中、会場予約を取ってくださった小山さんご夫婦、ありがとうございました。
岸野さんとは初めてお会いできました。
いそべさん、島田さん、本日はありがとうございました。

「私たちが出来ることは、パレスチナにもこういった普通の人々がいて、その人たちに思いを馳せる事」

志葉玲氏の言葉が胸に残りました。

#イスラエル #パレスチナ #ガザ #ハマス

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?