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2023.9.12(火)13:15〜 三鷹市議会請願審査 

2023.9.12(火)13:15〜
#まちづくり環境委員会  賛成2(共産・立憲):反対3(自民・公明・都ファ)
9.29(金)令和5年第3回定例会にて請願最終審議が行われます。#三鷹市議会 

5請願第2号 「2024年問題によるトラックドライバーのさらなる処遇改善のため、貨物自動車限定の高速道路料金負担の見直しを求める意見書の提出を求めることについて」
紹介議員、野村羊子議員

請願要旨

働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律(以下、働き方改革関連法)は、労働者がそれぞれの状況に合わせて柔軟に働き方を選べる社会の実現を目的にして、2018年に成立し、2019年4月以降順次施行される。
その中で物流業界は以前より物流業界での課題であった、トラックドライバーの長時間労働の改善を目指し、自動車運転業務の年間の時間外労働時間上限が1,176時間から、2024年4月1日以降は960時間になる。
しかし、次のような課題が懸念されており、これを「2024年問題」と呼ぶ。
日夜、荷物の移動で生活を支える物流、運送業界は業務の特性上、長時間労働が常態化しやすい業種だったが2024年以降、時間外労働の上限規制が適用される為、改正前より制限される。
物流、運送業界で勤務するドライバーは、時間外手当を受け取っているケースが多いので、法が施行されれば稼働時間が減り、その分賃金も減少する。
賃金が減少すれば、その理由によりトラックドライバーの離職率が高まり、トラックドライバーが不足する。
もう一つは時間外労働規制が始まると時間内で輸送が追いつかなくなる。
現在はトラックドライバーの長時間労働により国内輸送は支えられているが、運行上、荷主の都合により荷待ち時間が発生したり、積込みや荷卸しで作業時間が長時間となる。その中でも長距離での運行が業務上、避けられない場合があり、時間外労働規制によりドライバーの労働時間が規制されると全国に荷物が届かなくなる。
野村総合研究所によれば2030年時点で全国で35%の荷物が運べなくなると発表されている。
物流とは、日本の経済を支える血管であり、トラックドライバーが減少するということは、物流が滞るということであり、大きな社会問題に発展する。
以上の問題を解決するには流通コストの低減、労働環境改善の為、より高速道路の活用が必要であると考える。
しかし物流業界では運ぶ側が高速料金を負担することが前提となっているため、運送会社やトラックドライバーはコスト削減のため高速道路を利用するのを極力控える傾向にあるのが現状である。
マスコミなどで報道される機会の多い深夜の高速道路料金所での渋滞の問題は、深夜の高速道路割引料金を活用するためであり、結果的に運転手が睡眠時間を削り、長時間労働となる。
物流業界の2024年問題の時間外労働対策と社会インフラを担うトラックドライバーの処遇改善には、高速道路料金の負担軽減は必要である。
よって以下の請願を提出する。

請願事項

貨物自動車限定の高速道路料金の無料化を求める意見書の提出

上記を三鷹市議会から国に対して意見書の提出を求めるよう本請願を提出する。

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共産党・紫野あすか議員
賛成討論

物流に関わる2024年問題は、時間外労働の960時間上限とする労働時間の規制と改正改善の基準告示が適応されることで働き方改革としては一定の効果はあるものの、労働時間が短くなることにより輸送能力が不足していくことが懸念されています。また、現在、トラック業界ではドライバーが不足している実態があり、人手不足の中、 更に働く時間を短縮するために運転の高速80キロ制限の引き上げも検討されていますが、スピード規制の引き上げは精神的、肉体的にもドライバーを圧迫させるものであり、安全性にも問題があると考えます。労働時間短縮はもちろん必要ですが、例え時間短縮となっても安心して働けるための給料を保障することや、働く方達の処遇の改善は必要不可欠であり、これらの課題を解決しないまま、労働者の犠牲の上にこの改正を成り立たせることは問題であると考えます。また、高速道路は運ぶ側が高速道路料金を負担している前提があるため、 経費削減のために高速道路を使わないことが多くなっています。 これでは余計に長時間労働に繋がってしまいます。労働者が安全で健康的に働く権利を守る事、労働時間が短縮となっても十分な賃金の確保、処遇の改善が必要であると考え、本請願に賛成いたします。

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都民ファースト・山田さとみ議員
反対討論

物流が大事なインフラなのは間違いなく、トラックドライバーは物流を支える大きな役割を担っている。こうした日本の経済を支えるトラックドライバーに健やかな生活と、安全に走行できる環境を確保するためには、高速道路の無料化よりも、労使関係の是正が重要である。そもそも、高速道路代金は荷主が経費として支払うべきである。長時間労働の是正に加えて、トラックドライバーは発注元から適正な対価を貰い、健康的な生活が出来るような議論を深めることが必要と考える事から、本請願に反対する。

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自民党議員の方と公明党議員の方からは反対理由は述べられませんでした。
本日、出席してくださった議員の皆様方、傍聴にお越しくださった皆様方、討論をしてくださった方々、ありがとうございました。
そして、本請願の紹介議員になってくださった野村羊子議員、本当にありがとうございました。

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