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114/1096 【男女のことも】己の弱点に浸かれ、解決を目指すな❤

吾輩は怠け者である。
しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、そう夢見る己を幸せにしようと決めた。3年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で114日。

(この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。そのあと点線の下から「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくないお方は、点線まで飛ばしておくんなましね。)

114日目、昨日とは打って変わって曇り空のヴェネツィア・マルコーン。
うみねこがたくさん飛来していて、路肩の電灯にとまっている。
窓の外には脱色した写真みたいな、白い霧のかかる、景色。
でも、今もしわたしが宝くじ一等に当たった直後にこの景色を見たらどう思うのだろう。草むらの猫に気づいただろうか。うみねこが不思議なほど等間隔でとまっていて、陶器の置物のように動かないでいることに気がついただろうか。

114日目に思うこと、きっと1096日のゴールに近づいたら寂しく思うだろうということ。毎日やっていることだから、達成したー!と喜んだ後、なんだか寂しくもなる気がする。
でも、同じことを、宝くじ一等が当たった直後のわたしだったらどう思っただろう。きっと寂しいだろうと予測する、自分の中の淡くて主張しない静かな気持ちに気づいただろうか。
そしてこの静かな気持ちは、外の曇り空の侘しい景色に影響されていないと言えるだろうか。
わたしの気持ち、はいつも、なにかに反応した感覚に過ぎないのだなと思う。黙ってそこにあるだけの曇り空の威力よ・・・!
物言わぬ姿というのは、実は一番影響力があるのかも知れない。

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今日のわたしはあまり元気がない・・・原因はわかっていて、まずは時差ボケ。イタリアの夜11時ころに眠るというのは、日本時間の朝6時から眠るということ。毎日朝まで起きていて、それから眠っているような状態だ。

眠くて、だるい・・・毎日、夕方にはもうヘロヘロ。身体がこの状態だと、気力も湧いてこない。毎日投稿だけは欠かさないけれどね!

そうそう、この毎日投稿を書いていて気がついたことがある。
それは、スキ(Facebookでいうところのいいね)の多い人気記事のほとんどが、男女のことに関する記事なのだ!

世界的にも、悩みの原因として最も多いのが、お金か男女のことらしい。
それから、売れる本などの商品、特に情報商材などで最も売れるのが、お金関係かダイエット関係だと決まっているらしいのだ。
お金関係についての商品や情報を買うのはほとんどが男性らしく、ダイエットや男女関係についての商品や情報の消費者はほとんどが女性らしい。

わたしのブログなどを読んでくださるお方はほとんどが女性だから、ここにもやはりその法則が働くのだな!と驚いた。

でも、その気持が思いっきりよく分かる。わたしがこれまでに生きてきて悩んだことといえば、異性との関係のことくらいだから。それ以外に悩みなどなかった気もする。というか、悩んでもおかしくない状況だったのかも知れないが、真剣に悩むだけの暇とか神経とか常識とかを持っていなかった。肉体的な疲労、恥、劣等感、貧困、などに苦しんだことはあったとしても、それを悩みとして持っていたという記憶がない・・・・・
過去のことは良い思い出に変わってしまっていて、全部が面白かったような気がする。

わたしは、わたしの前夫と現在の夫とわたしと娘との4人で平気で一緒にいるから、どうやってそういう関係に?!とよく聞かれるけれど、わたしはもともと恋愛がうまくいかなくてひどく苦しんだクチだ。。

まず、男性のことは信用ならぬものとしか思えなかった。
本やインターネットで、男は必ず浮気する、男は女性を裏切る、などというのを読むと胸がえぐられるタイプだった。そのせいで貧乳になってしまったのだ。(嘘

そして、若い頃は散々な失敗を重ねた。
いつも重い女になってしまい、思いつめすぎて食事も喉を通らないこともしばしば。手紙が来ない、電話が来ない、待ち合わせの時間なのに来ない、それだけで座っていられないほどそわそわ心配してしまう・・・そして重いと言われてますます重くなる、という超恋愛依存型の女だった。そんな自分が嫌でたまらなかったけれど、抜け出し方もわからなかった。弱くて、自分が情けなかった。

彼の一挙手一投足を気にして、ちょっとでも自分に接するのが面倒そうに見えただけで、急に不安になったりした。うまくいってるときは彼で頭が一杯で、他のことが手に付かない。勉強も政治も友達も、近所の人も学校も職場も、いかなる行事もどうでもよくなってしまう・・・どこにも行きたくなかった、彼のいないところになど。まさに、恋は熱病みたいなものだった。
「あ、さーせん、今日も熱あるんで休みやす、ゲホゲホ(咳は仮病)」と毎日職場に電話したかった。

そして他の女性達が仕事や趣味や友達付き合いなどと上手にバランスを取って恋愛しているのを見ると、純粋に、なんてすごいんだろう!!と思っていた。それに比べ自分はなんと情けないことか!!という激しい劣等感と共に、彼女たちがキラキラとまぶしく見えた。
 
その頃のわたしは、その唯一の解決方法として、他のことに夢中になること、他のことで自分を満たすこと、彼からできるだけ目をそらすこと、それに慣れること、だと思っていたのだった。
へっ・・・・甘ちゃんだったぜ・・・・!

どんなに努力しても、そちらの方向では解決しなかった。
ちょっとは気を紛らわそう、などと誰かと遊びに行ったりしても、この間に家に電話がかかってきていたらどうしよう!などと思ってしまい、ますます苦痛の時間に・・・結局は、ゲームと読書と妹と遊ぶこと以外に、彼無しで面白いと思えることなどなかったのだった。

そんな自分が変化したのは、もう頭にきて、無理やり他のことに目を向けようとするのをやめて、だったら気が済むまで依存して、気が済むまで男性と生きるということに全力を尽くそうと決めてからだった。
やっていいとなったらとことんやるぜと思った。バイトを辞めて、彼のところに転がり込んで同棲をはじめた。
彼との生活のためなら夢中で走れた。なんだってできた。どこまでも楽しく一緒に生きることを追求できた。それで気が済んで、気がついてみれば、いつも相手にビクビクしていたのが、いつも相手を追っていたのが、そんな自分が、終わっていた。本当に満足するまでやったのだった。

男性からいつでも大事にしてもらえる今の自分は、自分を抑えてマトモにしようとすることではなくて、望みを解放することでやってきてくれた。
・・・・最も苦手だと思っていた異性と接することは、案外なことに、わたしにとって心から幸せを感じられること、だった。そして今やわたしは、一人でいるのが大好きなのだ・・人間わからないものである。

もし、正攻法だと思えることで解決しない問題を抱えているのだとしたら、その問題に逆に頭から飛び込んでみるのも手だと思う。
逆に解決など目指さず、逆にそれを増長してやろうとすらしてみるのだ。

制限を加えてもダメ、頑張ってもダメ、罰を与えてもダメ、正しいはずの方に向かってもダメ、だったら、もうこの自分にどっぷり浸かって、思う存分それをやりきるしかない・・・!と、『自分ととことん付き合う覚悟』をしてしまうと、問題だと思っていたことが、クルッ!とひっくり返ったりする。なんなら、得意分野だったと知ったりする。本当にまいっちんぐ。

まさかあ!!と思うだろうけれど、その人の最も苦手とすること、は、案外大得意なことを引き出す紐だったりする。
ひひひ、勇気を出して、引っ張ってみちゃいやせんか・・?!

というわけで、今日は、悩みはその悩みを持っていない自分に無理矢理になろうとせず、悩みを味わい切るために頭から突っ込むのも良いですよ、苦手なことはあなたの宝物かもしれませんよ、というお話であった。
こんなことをいつも書いているけれど、飽きずに読んでくださっているみなさまに、感謝・・・・ほんとうにありがとう。

それでは、また明日!!





毎日無料で書いておりますが、お布施を送っていただくと本当に喜びます。愛と感謝の念を送りつけます。(笑)