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133/1096 恋が見せてくれるもの

吾輩は怠け者である。
しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、そう夢見る己を幸せにしようと決めた。3年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で133日。

(この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。そのあと点線の下から「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくないお方は、点線まで飛ばしておくんなましね。)

133日目、今日は不思議な夢で目が覚めた。わたしはとんでもなく珍しい嵐が来るのを知っていて、それを目撃することをとてもドキドキして待っている。天井部分がガラスになっている家で、それを寝転がって見るのだ!
 
さあ来るぞ!!と思ったら、何かが空気を燃焼するほどのスピードで進み来るものすごい音がしてきた。いよいよだ!と思ったそのとき、美しく珊瑚色に染まった空を、火の玉のような頭と雲のような白いものでできた大きな大きな天使の羽がついたものが、幾体も同方向に、まっすぐに、わたしの真上を飛び去っていったのだ・・・・!!彼らには意識があった。

それを、まずわたしが世界で最初に見たのだった。このことをわたしだけでなく世界のどこかに散らばる、幾人かの特別な人達が知っていて、わたしは皆に心の中で、ほんとうに現れたぞ!!!と念を飛ばした、という夢だった。一体何だったのだろう?!

音も、映像も、今も思い出せるほどにリアルだ。それはそれはアメージングな光景で、CGアニメーションにして見せたいと思うほどだが、誰かつくってくれないだろうか・・・・

そうしてそのあと電車に乗って靴もコートもなくして、おかしいな、それでも寒くないなと思っていたら、海辺にたどりつく。なぜか夏になっていて、どういうわけか坂爪さんと手をつないで歩いたというところで目が覚めた。
まったく、ヘンテコリンな夢であった・・・

起きてからちょっとして、毎日投稿は日本時間で日付が変わってから書きはじめようとすでに決めている自分に気がついた。変な日だ!
今日はいつにも増して、書くのが楽しみだ!

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ここまで書いても、いつもどおり、何をネタにして書くのかを決めていない。書きながら浮かぶことをそのまま書き綴るということをもうずっと続けているのだけれど、毎日なにかが浮かんできて、書くことができている。
自分よ、意外だな!そしてありがとう・・

自分のことは、こんなにも手放しに人に見せていいのだということを、日々実感する。ただただ自分を受け入れていくような時間だ・・・

今日は上に書いたような夢で目が覚めたからなのか、朝から元気があった。
天気が良いのもあったのかもしれない。それで、好きなアーティストの事を考えはじめて、いい年して乙女気分いっぱいになって過ごした。
いろいろ考えていると鼻血が出そうだった。実際に出ないのが不思議だというくらいあれこれ考えたというのに・・・!

この世界で最も美しいものはなんだと思う?と聞かれたら、わたしはそのうちのひとつに、恋を挙げる。恋はクリエイティブでアーティスティックだ!
よく知らない相手を、これでもかというほど美化して憧れる。このときの人のクリエイティビティというのは、すごい爆発力を秘めていると思う。

ちょっとした表情や仕草から、勝手に底なしの美や都合の良い解釈や勝手な不安を見出して、そこに紐づけた輝く夢を見る。
会いたいと思うし、触れたいと思うし、交流したいと思う。そして、その欲求をよーくよーく観察してみると、わたしは自分の中に、その相手を美化するために付加したあらゆる装飾を外して自分の目を覚ましたい、という心が見える。どこかで、自分が盲目になっているのを知っていて、それを暴いて陽のもとに晒したい自分がいるのだ。
恋の恐ろしさは、自分を知る恐ろしさだ!

美化して憧れた相手に対して、あるとき、その装飾がすべて幻だったとしても愛は変わらないというポイントに到達することもある。
たとえ彼が、ひとりのときは鼻ホジホジしているとしても、オナラがとてつもない悪臭だとしても、たとえ彼の足の親指の爪の間が信じられないほどパルメザンチーズの臭いだとしても、たとえ彼が変態だとしても、わたしの気持ちは変わらないの!!みたいな・・・・

しかし、本当に付き合いをはじめて、だんだんと自分で創った美化装飾を剥がしていって、素の相手を知っていくまでそれを確認する術はない。
それでも愛するのか、それによって愛が冷めてしまうのかは、恋している間にはわからないものだ・・・

恋の苦しみは、ものすごくエゴイスティックだ。それを味わうからこそ、そこから自分のコアが覗けるのだと思う。
嫉妬心、独占欲、愛欲など、自分の持つ執着たちのうち一番激しいものばかりに襲われて、だからこそ、穏やかにでも激しくでも、その葛藤にいつしか打ち勝って、エゴを解き放って無条件に愛するまでの一大プロセスを味わえるのだと思う。む~ん、そのストーリーは、まさにアーティスティックな抒情詩と言えるではないか・・!

わたしは、究極を言えば人は、恋する相手に『飽きてしまいたい』のだと思う。自分が追っている間は、勝手な望みを言えば相手に追われて邪魔に思うくらいまで追われたい。
本当は相手がどこに居て何をしていようが誰を愛していようが気にならないほどまで、その恋への執着から解放されたいという本心を、恐れながらにも抱えているのではないだろうか。
それがあるから、よくある歌の歌詞みたいに、忘れられたら、楽になるのに・・・!と願ってしまう。それを祈っている間は、決して叶わない願い。

人は誰かに恋した瞬間に、その恋を超越したいと願い始めるのだと思う。

こんなにも人間の心を裸にして自分に見せるプロセスが恋だ。恋は自分を舞台に上げる。そこで恋の物語に夢中で翻弄される自分を見る観客もまた、自分自信だ。天然の秘行だ。だから美しいと思う。

人が恋をしている間に穴が空くほど見つめているのは、相手のようで実は自分自身だ。恋をすると、否が応にも自分を知らざるを得ない。
わたしたちが味わうのは、自分の寂しさ、自分の愛、自分の欠乏感、自分の憧れ・・・相手を通して突きつけられる自分自身だ。
そしてそこに、そんな自分を鑑賞している自分がいる。

わたしが若い頃に好きだった人は、容姿端麗な人だった。
わたしは彼を誰よりも美しいと思っていた。
もちろんそれはわたしの創り出した幻なのだけれど、その幻は恋する者にとってはリアルなもので、ああかっこいいな、ああ素敵だなと一日中思っていた。そばかすも、「デュフ」という変な笑い方も、痰を切るように喉を鳴らす煩わしい癖も好きだった。それらまで美しいと思っていた。
目も当てられないほど愚かで、可愛いかった自分よ・・・

冬でも自転車に乗ると汗だくになるほど汗っかきなのも、一日着たTシャツの匂いも、別れ際に「じゃあね美智恵バイバイ」といつもつなげて一気に言うところも、脚がドン引くほど臭いのも余計に揺れながら歩くところも、なにもかもが好きだった。それをそばで感じられる喜びを失うことが、地震雷火事おやじよりも、天変地異よりも怖かった。
文字通り、彼を心底好きだったのだ。

そして、あんなに世界のすべてだった「彼を美しいと思う気持ち」が、幻だったと気がついたときには顎が外れそうだった。
それは彼を失ったときに氷結し、前夫に出会って粉々に壊れて、残った欠片は14年経ってから灰になった。
わたしにとっては、本当に大きな経験だった。

今になって思う。あんなにも他人軸でいられた自分、他者に自分の存在価値を預けきって身も心も焦がした自分は、それそのまま、わたしが自分を愛し自分を軸に生きられる可能性そのものだったと。
彼の変なところをぜんぶ好きだった自分は、自分の変なところを全部愛せる自分だったのだ。その自分を見ていたのだ。

誰かに出会って、その人がいないと生きられないとまで切に切に恋する。
そんな自分を責めなくていいとわたしは思う。
その激しい執着、プライスレス。
それは、わたしたちが自分自身を愛し、自分を求める気持ちの裏返しだ・・

恋の執着に存分に振り回されて、自分を出し尽くす経験は決して無駄にはならないと思う。いくらそれがエゴだとしても、愚かな執着だとしても。
恋は、自分のひ弱な裏面をぐるりとひっくり返して見せてくれる。
その裏面は、隠していれば、ごまかしていれば、勝手に強くなるというものでもないのだと思う・・・誰かを好きな時って、どうしようもなく情けない自分と対峙する最高のチャンスなのだと思う。

わたしは自分がいかに貧弱な精神を持った、不安症の依存症の男性不信の腐った女なのかを知って、ヘロヘロのグロッキーになった。自分のそんな面を見られたのは恋をしたからだった。
そのおかげで、そんな面を知っても人は自分を愛せるのだと知った。ほんとうに恋にズタボロになって良かった。13Rまで戦って、灰になった上に判定負けだった。それでよかったと思う。

恋の苦しみ、欠乏感、焼けるほどの不安は、どうせ持ってしまったのならどっぷりと味わえばいいのだとわたしは思う。
少なくとも、そこから逃げていては見えない何かを見て、破れない何かを破る。恋して愛して、恥と感激と傷と喜びと痛みと悲しみにまみれる。悔しさや虚しさでボロボロになったりもする。その怒涛の経験は宝物だと思う。

あの当時の、待ち合わせに来ない彼を待ち続けた1時間、自分の時間を無駄にして待っていると思うと情けなくてどうしようもなかった1時間・・・
後になってからこんなに、それを良かったと思うだなんて、あの最中のわたしには想像もつかないことだった。

その1時間でわたしが出会ったのは、盲目な自分、現実逃避をする自分、親の愛を求めていた自分、これっぽっちも潔さのない自分、彼以外に自信となることが何もない自分、ここで自分が帰ったら二人をつなぐものなど何もないと考える自分、こんな自分は偽物だと思っている自分、いざとなったらここまで堕ちる自分、本当は彼はひどい野郎だと知っている自分・・・・・
最悪の気分なのに、それを見つめながらどこかで、このまますっぽかされても自分は本当は大丈夫なのだと知っている、揺るぎない、湖面のように静かな自分にも出会っていた。
たくさんの自分を知って、1時間でものすごい学びを得ていたのだと思う。

わたしはこの先の人生でまた誰かに恋をしても、自分の弱さにもダサさにも楽しみを得ると思う。そんな自分を責めずに面白がれるくらいには、自分をそのままで良いと思える。
面白いことに、しっかりと自分に軸を置いたまま、いくらでも他人軸になることができるのだ。そんな自分を楽しんで眺める余裕すら出てくるのだ。
わたしはこれこそが、ザ・自分軸だと思う。

昔の自分よ、信じられんだろうが、あなたあとからこんなに別人になるんだぞ・・・・!!マジでよかったなーーー!!
でも、せ~~っかくこうなったというのに、今わたしが恋するのはアップル社製品とアイドルだ・・ああ、もったいないなあ!

果たして、今日は恋についてのつらつらであった・・・
それではまた、明日!!

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