見出し画像

仕事を辞めて1ヶ月。思ってたのとなんか違うかもしれない。

会社員を辞めてフリーになり、1ヶ月が経った。
あっという間で正直あまり実感はないのだけれど、自分自身の記録として今考えていることを残しておこうと思う。

想像よりも忙しかった

フリーになったと言っているものの、実はまだ前職の有休消化中。
そのため当初の予定では1月は新しい仕事を少しずつスタートさせつつも、空いた時間は好きなことをして過ごそうと考えていた。

ところが蓋を開けてみると、なぜだか全然時間がない。

計算上は日中に3〜4時間くらいは空いた時間があるはずだったのに、気づけばパソコンの前に座ったまま1日が終わっている。

おそらくリモートで仕事をするという環境に慣れておらず時間の使い方が下手だったのと、やりたいことが多すぎて何をやろうか決めきらないまま時間だけ過ぎていってしまったのではないかと思う。

1日が50時間くらいあったらいいのになぁとアホみたいなことを考えている間に1月が終わっていた。

毎年恒例、胃腸炎になる

私は毎年この時期に体調を崩しがちなのだが、今年も例に漏れずがっつり胃腸炎になった。

ありがたいことに新しい仕事もいくつかいただいて、さぁこれから頑張ろうと思っていた矢先。
いきなり体調を崩してしまったことに情けなさと申し訳なさで消えてしまいたくなった。

それと、働かないと収入が減るという現実に直面して少し恐怖を感じたりもした。

今回は有休消化中だったので実際のダメージはないものの、これがこの先フリーランスで働いていくということなんだなと改めて覚悟を決めた瞬間だったかもしれない。

息子が保育園を嫌がるようになる

実は私とほぼ同時に息子も胃腸炎になって保育園を休んだのだが、それを境に保育園に行くのを嫌がるようになってしまった。
体調が回復しても「お腹痛いから保育園休む」と言うようになったのである。明らかに仮病だとわかるのに…

この出来事は私の心に重くのしかかった。

今までずっと保育園が大好きだった息子。
たまに朝眠くて保育園行かないと言っても、少し寝れば午後からは楽しそうに保育園に行っていた。

それが今回は違う。どれだけ話をしても、何日経っても、息子の気持ちは変わらないまま。

この話はこれだけで1つ記事が書けそうなので詳しい話は割愛するが、どうしたらいいのかわからず私は途方に暮れてしまった。

ただ正直、息子には保育園に行ってほしかった。
新しい仕事が本格的に始まるというタイミングで、自分自身がこれからいろんなことを覚えていかないといけない時期。
息子には保育園に行ってもらって、私は仕事に集中したいのが本音だった。

一方で、そんなことを思っていいのか?という自分もいた。

子どもと過ごす時間を大切にしたくて仕事を辞めたのに、仕事をするために息子の気持ちを無視して保育園に行ってほしいなんて、ダメな親なんじゃないか。
それってこれまでと変わらないんじゃないか。何のために仕事を辞めたのか…

いろんな思いが渦巻く中、最終的には「こういう時のために仕事を辞めたんだから」と自分を納得させ、醜い感情には蓋をして、息子と一緒の部屋で仕事をしていた。

そんな生活を少し続けてみたが長持ちするはずもなく、ある日突然私は爆発した。

私の様子がおかしいことに気づいた夫が話を聞いてくれ、泣きながら私は自分が思っていることを話した。

本当は保育園に行ってほしい。
本当は私自身が新しい環境に慣れるのに必死なのに。
本当はもっと仕事がしたい。
本当はもっと自分の時間が欲しい。
でもそれじゃ何のために仕事を辞めたのかわからない。
息子にどうやって接したらいいかわからない…

夫は私の話を聞いてくれ、とても冷静に「もっと早く言いなよ…」と言ってくれた。

息子のことは2人で対応すればいいし、自分だって全然仕事休むし、1人になりたい時はそう言えばいいんだよ、と。

誤解のないように言っておくと、夫はいつも自分も仕事を休むよと言ってくれるし実際休んでくれる。今回も言ってくれていたが、私が断っていたのだ。

ここで私はやっと気づいた。
理想の自分になるために勝手に自分を縛っていただけなのかもしれない、ということに。
最初は「こうありたい」だったものが、いつの間にか「こうあるべき」に変わってしまっていたのだった。

思っていたのとなんか違うかもしれないけれど

そんなこんなでこの1ヶ月は、当初思い描いていた生活とはちょっと違っていて、時間にも心にも余裕がない状態だった。

でも改めて考えてみると、そりゃそうだよなと思う。

誰だって今までと生活が変わったら戸惑うし慣れるまで時間はかかるし、ストレスもかかる。

それは自分だけはなく、一緒に暮らす家族も同様で。

みんなで一緒に、新しい生活のリズムにゆっくり慣れていく段階なのかもしれないなと思えるようになった。(ありがとう夫)

ただ間違いなく言えるのは、仕事を変えてよかったなということ。
家事に使える時間が増えた幸せ。
毎日みんな揃って夕飯が食べられる幸せ。
思っていたのと違うことも多いけれど、後悔はない。

これからも引き続き色々あると思うけれど、焦らず頑張っていきたいなと思っています。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?