見出し画像

宮崎県日之影町☆若葉のふるさと協力隊☆2022

4泊5日の農山村ボランティア「若葉のふるさと協力隊
今年は8月から11月にかけて各地で開催!

今回のレポートは10月に行われた宮崎県日之影町

5日間の様子をコーディネート役を務めた緑のふるさと協力隊・菊浦美宇さんにレポートしてもらいます。

●日 程:2022年10月3日(月)~7日(金) 4泊5日
●参加人数:2名

1日目 10/3(月)

青雲橋バス停で参加者の2人と合流したあと、役場でオリエンテーションを行いました。
その後、町内散策で道の駅、ひのかげアグリファーム、八戸小学校の跡地、日之影温泉駅などを周りました。

先日の台風14号の爪痕が残る場所もたくさんあり、2人とも驚いた様子でした。まだまだ緊張もあって、表情も硬い2人でしたが、夕食時には宿泊先のゲストハウス「Hiroseya」の豪華な夜ごはんを頂きながら、2人の話をたくさん聴くことができました。おいしいごはんは人と人を繋ぎますね。

2日目 10/4(火)

2日目は朝から一心園にお邪魔しました。2人の希望もあり、お茶摘みや釜炒り茶作り、昔ながらのお家のなかを見せてもらったり、お話を聴いたりと、本当にいろいろな体験をさせていただきました。

午後は日之影の伝統工芸でもある竹細工を体験しました。2人とも四苦八苦しながらも、無事に素敵なかごが完成し、ぴかぴかの笑顔!

その後は協力隊OBの岡田さんと一緒に、栗の加工体験をしました。栗の皮をむいて、栗の甘露煮と渋皮煮を作りました。一晩おいて明日の完成が楽しみです!

3日目 10/5(水)

日之影産の柚子と青唐辛子を使って、柚子胡椒作りをしました。
作りながら、日之影の歴史や食べ物などの文化、伝統芸能の神楽についてのお話を聴きました。

午後は、鹿の解体を見学予定だったのですが、鹿がとれず(残念!!)、その代わりに鹿肉を使った料理を頂きながら、狩猟や蜂とりのお話を聴くことができました。普段かかわることのない分野のお話に2人とも興味津々です。

その後、郷土料理作りを体験しました。煮しめやたけのこ寿司など、日之影ならではの料理を作り、みんなで夕食に頂きました!

4日目 10/6(木)

4日目は朝からさつまいものつる返しと、稲刈りを体験しました。2人とも黙々と取り組んでいました。

午後は報告会に向けて準備をし、夕方から役場で報告会を行いました。たくさんの方が来てくださり、2人ともちょっぴり緊張気味だったけれど、この4日間で感じたことや考えたことを伝えることができたと思います。

夜は、協力隊OBの方々が集まってくださり、みんなでわいわい焼肉をしました!「帰りたくない…」という言葉もあり、それほど日之影町で楽しく過ごせてもらえたならよかった!と私もうれしくなりました。

5日目 10/7(金)

いよいよ最終日。この数日間、自分の子どものようにお世話をしてくださった地域の方と涙のお別れをし、バス停で2人を見送りました。本当に2人とも、来たときとは全く表情がちがっていてとても驚きました。

私も含めこの5日間日之影町で過ごすなかで、自分の人との関わり方や、これからの生き方について考えたのではないかと思います。私もこんなに短い期間で2人とそこまで深い話をするとは思っていませんでした。日之影町が2人にとって心に残る大切な場所となってくれたならうれしいです。

【地域の方の感想】

・一緒に活動できてうれしかった。また来てほしい。
・はじめはおとなしい2人だと思っていたけれど、積極的に活動に参加したり、地域の人と関わりあう姿を見てうれしかった。
・息子が2人増えたような気持ち。

【参加者の感想より】

◎こんなに密度の高い体験ができるとは思いませんでした。すべての関係者の皆さんに感謝します。

◎日之影町の今だけでなく、過去や歴史について知ることができて、人との会話は昔の生活や食生活を知ることができる貴重な情報源であると感じました。

【緑のふるさと協力隊・菊浦さんの感想】

私自身日之影町に来てから半年が経ち、知っていることも増えてきましたが、もっと深く物事を考えるとまだまだ知らないことがたくさんあるのだと気づきました。

また、今までは受け入れてもらう側の立場でしたが、自分が誰かを受け入れてみて初めて、受け入れる側の苦労や大変さを知ることができました。今まで以上に周りの方に感謝しながら活動していこうという気持ちになりました。

4泊5日という短い期間ではありましたが、日之影の人たちと関わるなかで、参加者のお二人が変わっていく様子を近くで見ていて、とてもうれしく思いました。無事に開催することができて本当に良かったです!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?