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第6章■兄弟薬膳カレー

・仕事再開!

収穫祭翌日のお休みが開けて、バキバキの筋肉痛のなか、早速大樹のカレーの復活に着手しました。

大樹が倒れる前に名付けていたカレー、その名も

「フェニックスチキンカレー」

本当に偶然ですが、病気で倒れても不死鳥のように甦る、今の大樹にピッタリのネーミングです。


・吉報

ただ、分量のレシピは残っていましたが、ところどころ工程が思い出せず、悩んでいるようでした。

とにかく手を動かしてみながら思い出そう!ということで、早速仕込みにかかりました。

現場で手を動かしていると、一つずつ工程が甦ってきたようで、作業は思ったより順調に進みました。

そこへ、僕の携帯に1通のメッセージが届きました。


・兄弟薬膳カレー

先日の収穫祭でお手伝い頂いたRe:Cell Kitchen 栗原さんからで、翌週に控えたRe:Cell Kitchenの4周年イベントで、カレーを出しませんか、とのお誘い。

ちょうどフェニックスチキンカレー完成の目処が見え始めていましたので、温めていた【兄弟薬膳カレー】のデビューとしてこれ以上ない最高のタイミングだ!と思い、アニバーサリーイベントにお邪魔することになりました。


・Re:Cell Kitchen

リセルキッチン 4周年イベントは、予約制で事前にご注文を頂くスタイルにしました。
今泉に店を構えるリセルキッチンさんのキッチンをお借りして、兄ポークビンダルーと弟フェニックスチキンの合いがけ、兄弟カレーを提供することに。


すると前日、お世話になっている岩本さんから、なんと10数杯のご注文を頂き、お知り合いの方々に配って回る予定、というご連絡を頂きました。

これには本当に驚くとともに、感謝の気持ちでいっぱいになりました。


岩本さんご自身も、脳卒中で麻痺になった状態から現在は全く分からないほど回復されている方でして、僕たちの取り組みに特別な想いを持って応援している、という本当に励みになる言葉を頂きました。

・本懐

当日販売分も予備として持参しましたが、こちらも全て完売。

オーガニックを愛するリセルキッチンファンの皆様に高い評価で受け入れて頂き、僕もリセルキッチンさんがご用意していたオーガニック弁当、お取り寄せオーガニックスウィーツ(なんとオーガニックリンゴ使用!!)を頂き、温かい雰囲気のなか復帰第2戦を終えました。


大樹自身が料理を作ったこと、これは復帰戦に次ぐ大きな一歩でした。

まだまだこれからではありますが、

「僕が土台を作って大樹がやりたかったことを実現する」

という大きな目標を、皆さんに背中を押されてついに実現したのです。


【続く】


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