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吉田 翠*詩文*
2022年3月26日 17:30
ほろほろと咲くや桜鎮守さまがおでましになって良い子じゃ良い子じゃと背中で眠る赤子の頭をなでておいでか春の霞は微かに色が乗りため息ひとつついた後でうなじにのぼる乳の匂いに我に帰るのは母か女かはらはらと散るや桜行きがよければ帰りもよいよい仰ぎ見ればいっときを惜しみつつ鎮守様の懐で杜の木々は伸びやかにやがて青々と薫る風の中花の命は短くと言う枝葉の先々を楽しみにそ
2022年3月16日 21:18
神話部お題「花」実際の伝承から心の動きの部分中心に作り変えています。【イエイエの赤】風使いのマカニカウは光を帯びて輝く真っ赤な花を見つめる。そしてそっと手を差し出し、その艶やかな赤に触れた。「一体俺はいつイエイエを失ったのだろうか」ハワイ島の精霊がひとりの小さな女の子を授けたのは、島に暮らすカウキニとパカヒ夫婦だった。名は花のイエイエに因んだラウカイエイエと言う。子供のいなかっ
2022年3月5日 17:59
本当は「庶民によって広く歌われていた素朴な歌をベースに、後から物語らしい肉付けをした」について書きたいのだ。ただそこまでの力がわたしには無い。日本神話の話だ。なのでやめておく←冒頭がこれかよ。別の角度から考えた事を書いてみたい。何度も書いてきた事を性懲りも無く掘り下げられればと思う。一般に日本神話と言われるものは、王権の正当性の提示を主な動機とした、記紀と言う国書の中に収められてい