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本紹介

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2016年8月の記事一覧

「あーおもしろかった」と本を閉じた。芥川賞受賞作品としては稀かもしれない(*個人の感想です)。これを読んでいる数日間、コンビニを確認したくてコンビニに行く回数が増えた。普通とは?人間とは?仕事とは?世間体とは?と考えたし、世の中がこういう風に見える人もいるのだよなーと新鮮だった。

最後のページの言葉が響きます。「『自殺する人を減らしたい』と心から思っているけれど、一方で『死にたい』という自分の気持ちも、いまだに残っています。 でも、それでも…‥“負けたままでも、弱いままでも、死にたいと思いながらだって、生きていていい”と、私はいいたいんです」

小さな公園で本を読んでいたら、鳥がやってきて、こっちを見ろとばかりに鳴いている。
本を閉じると、表紙にも小鳥が。

この本、SNSやら飲み会、日常の些細な感情について、いろいろ気づかされるし確認できる。笑った。

ふたつの「ぶっちがい」

ふたつの「ぶっちがい」

並行して読んでいる2冊に、まったく同じ言葉が出てきた。
しかも、長いこと生きてきたくせに、恥ずかしながら生まれて初めて聞く言葉が。

その言葉とは、

「ぶっちがい」漢字で書くと、「打っ違い」。
*十字形にななめに交差させること。また、その形。すじかい。うちちがい。ぶっちがえ。「板を―に打ちつける」(goo国語辞書より)

最近たまたま2冊の本にその記述を見つけて、その偶然に目がくらむ。

↑アー

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