マガジンのカバー画像

本紹介

113
本紹介の記事
運営しているクリエイター

#高野文子

こんなおじさんになりたい

こんなおじさんになりたい

『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』斉藤倫(著)、高野文子(画)

「高野文子が好き」が入り口で読んでみました。
児童書にカテゴライズされてるけど、これはどう読んでも、大人が読んで泣くやつじゃないでしょうか。実際最後に泣きました。わたしだけか?
『君たちはどう生きるか』みたいに「大人の男と少年が語り合いながらいろいろ発見していく」というスタイル。
わたしもこういうおじさん

もっとみる
「好きな本を 一生持ってるのもいいもんだと おらは 思うがな」

「好きな本を 一生持ってるのもいいもんだと おらは 思うがな」

ゲスの極みの人のニュースがショック過ぎて、投稿が滞ってしまいました(ウソです)。

こんな冗談をつぶやいてはいますが、今わたしの瞳は涙で濡れています(本当です)。

久しぶりに乙女の気持ちを思い出したくなり、この本を開いています。

高野文子『黄色い本 ジャック・チボーという名の友人』(漫画です)

「黄色い本」は、主人公の女子高生が片時も離さず夢中で読んでいる『チボー家の人々』のこと。
物語に

もっとみる