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#7 明るい不登校をふりかえる はじめに

去年の夏休みが終わって、高校生の末っ子が学校に行けなくなった。

もともと1学期から休みがちだったけど
夏休み明けの1週間はこれまでと様子が違った。
腹痛や頭痛、立ちくらみを起こして精神症状が現れていた。
いつもニコニコの息子が別人のようになっていた。

あれから1年と少し、
たくさん本人と話をして
スクールカウンセリングを受けて
担任とも面談し
夫と話し合いを繰り返し
祖父母や長男、長女とも相談して
息子は通信制のN高に転学することを決めた。

学校に行けない
学校に行かない


一字違いだけどその意味するところは大違いで
その一字を変えるために私と息子が向き合ったこの一年は
ほんとに大切な時間だったと思う。

学校に行けなくなるということの背景には
我が家のこれまでの積み重ねがあって、
その変えられない過去とどう向き合い
未来をどう変えるのか
わたし1人が変わることでは変えられない
現実を乗り越えるために
家族でどう変わるのか、
そのために自分はどうすればいいのか

不登校というとつらいイメージがあるかもしれないけど
息子の場合は自分の持つ独特な世界観を受けいれられる場所を求めて
まちづくり活動やアウトドアイベントに参加して
学校という狭い枠の中には収まりきらなくなったんだと思う。

不登校を悩んでないと言えば嘘になるけれど
でもそれ以上にステレオタイプの価値観からはみ出して
どんどん身体も心も成長していく息子は世界をどんどん広げていった
そんな息子を見守るのは面白くて頼もしくて
一緒にワクワクする日々でもあった。

同じように子どもが学校に行けずに悩んでいる人に
わたしの記録が何かのヒントになるかもしれない
息子との一年間を忘れないようにnoteで振り返っていきたい

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