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セミナー等が飽和している中でなぜ『磨 指導者養成プログラム』を作ったのか?


ー日本サッカー界の風潮への疑問


「日本サッカー界は遅れている」「海外の方が進んでいる」

こんな言葉をよく耳にします。

こんな風潮からか、近年日本のサッカー界では海外から学ぶという風潮が多く見られてきました。

海外に留学に行って直接学ぶ人が増えたり、海外でライセンスを取った人が日本に情報を輸入してくれたりと多様な形で情報が入ってくるようになりました。

結果的に情報はかなり増加し、サッカーに対するリテラシーも上がってきたように思います。

島国でありサッカーの発展が欧州に比べて遅いと言われる日本にとって、とても有益なことだと思います。

ただ一方で欧州のライセンスや、先進的な情報が雑な形で輸入されているようにも感じました。

実際にスペインのライセンスの中身は本当に素晴らしいものです。

しかし日本には情報として輸入はされるものの、環境や文化に適応された形で輸入がされていないという問題がありました。

そもそもサッカーの捉え方は様々で、それぞれの国で文化も環境も違います。

直接輸入するだけでいいのか?

果たして日本サッカー界は本当に遅れているのか?

そう私たちは疑問に思いました。


ー日本の良さってなんだ?


サッカーを学ぶにも日本の文化や環境、良さを分析しないといけないと感じ、私たちは議論してきました。

「日本はそもそもサッカーが文化になってはいない」「日本人は本音と建前をうまく使う」

など様々でました。

こういう時はネガティブなものばかり浮かんでしまいますが、良さはなんだろう?と考えてみました。

日本の良さは歴史的にもモノづくり加工貿易と言われています。

そこがキーなのではないかと仮説を立てました。

直輸入するのではなく、日本人に合うように加工してから世に出す。

これまでにもインドからカレーが輸入され、日本人に合うように辛さを緩和し、白いご飯に合うように今のような形になりました。

中国から中華そばが輸入され、ラーメンとして日本で独自発展を遂げました。

他にもたくさんあると思います。

そこで私たちはサッカー界でも同じことができないかと考えました。

ただ一方でそんなことができるのか?

そう思ったのを覚えています。


ー講師との出会い


たまたまご縁があり現在講師をしていただいている、山白龍生さんとお話しする機会がありました。

龍生さんは大卒後スペインに4年滞在し、現地の様々なカテゴリーで第一監督を経験したり、現地のS級相当のライセンスを取得している方です。

ライセンス保持者はいるが、第一監督を経験してる日本人は少ないそう。

当時お会いした時は日本に帰国したばかりの頃でした。

帰国後すぐに日本のグラスルーツで指導を始めており、様々な違いに適応している最中でした。

そこで私たちの想いをぶつけてみると、かなり納得していただきました。

「スペインとは環境も文化も人間性も全て違う」
「現地での経験がそのまま生きるわけでもなく、現地で学んだ知識を日本人や日本の環境に合うように変換しなくてはいけない」

そこに苦労しているとのことでした。

「極端だけど最終的に日本で指導したいならスペインに行く必要もない気がする」

「向こうに知識を伝えるセミナーとかも講師としてやってきたけど、指導者としての本当の意味での成長が見えないし、感じられない」

そんなことを言っていたのを覚えています。

僕たちが思っていたことは大方間違っていなかったのかもしれない。

そう思いました。

僕たちはそこで「日本にいる本気の指導者が、本当の意味で成長できるコンテンツを作りませんか?」

ここが始まりでした。


ーコンテンツを作る中で

なぜ本当の意味で成長しないのだろうか?

そこであげられた理由が以下

「オンラインで一方通行のインプットのみ」

「頻度が少ないから月が経つごとに参加者が減る」

「複数人いるから関係構築が難しい」

ではその逆にすればいいのではないか?

そこで

「少人数制」

「オフライン開催」

「毎週定時に行う」

「ワークやケーススタディを入れ、インプットとアウトプットのバランスの調整」

「指導実践の開催」

このようなオーガナイズになりました。

第一期は大変ありがたいことに、リアルタイムで参加できないけど受けたい。

地理的に現地にはいけないけど受けたい。

そのような声もあったため、オンラインも受け入れ、アーカイブを残しアーカイブ受講という形態も可能にしました。

地理的、時間的な要因で本気な指導者の学ぶ機会がなくなるのは違うという結論になり第二期でも継続的にこのような形態で進めさせていただくことになりました。

余談ですが第一期では、普段仕事の関係でアーカイブ受講で四国在住の方が、指導実践の時には飛行機で東京まで来てくれたりしました。

本当に嬉しかったです。


ー実際に第一期を終えてみて

ここが一番重要だと思います。

なので包み隠さず全て話そうと思います。

7月にプログラムを終えて3ヶ月が経ち、参加者の皆さんの状況をインタビューさせていただきました。

その内容の一部を端的にまとめたものをご紹介致します。

詳しく知りたい方がいらっしゃいましたらご連絡ください。

Oさん(22歳)
少年団で3年生の指導をしていたが、選手を本当に成長させられているのか不安で藁にもすがる思いで受講を決断。
結果的に自分が今までどれだけ無知だったかを理解でき、指導者としてのパーソナリティにも変化があった。
TRに臨む時の準備も甘かった。
明らかに成長を実感できている。

Kさん(35歳)
これまでも沢山のセミナーに出てきたけど、磨が一番良かった。
何より少人数で毎週開催、内容も講師の方が日本で指導を始めてからの知見を惜しみなく出してくれて満足感しかない。
アウトプットが多いのも本当に楽しかった。
サッカー的にも本当の意味で自分のものにやっとできたなと感じる。
金額的には高いと感じるかもしれないけれど、内容を受けてみたら安すぎると思う。
S級相当の知識が詰まった資料も丸々いただけるのでいつも振り返ってる。

これは本当に一部分ですが、磨は指導経験や指導者としての力に問わず、様々な学びがあります。

経験が浅く自信がない方にとっては立ち帰れる場所や土台が手に入る。

経験が豊富な方でも、大事なことに改めて気づかされたり、サッカーの捉え方に幅と深さができる。

レベルや経験に関係なく、全ての本気の指導者に価値を届けられるものだと感じています。

その価値が現場の選手たちに還元されれば、私たちは非常に嬉しく思います。


ー第二期に向けて

ありがたいことに、すでに3名の受講が決まりました。

継続的に開催していく予定ではおりますが、この金額で提供できるのは今回が最後かもしれません。

理由としては講師の経験や様々な指導者の方とのディスカッションの中で講義資料の質が上がってきていること。

こんな実績のない講座に参加してくれた方への感謝。

講座の質と数に対する金額の釣り合わなさ。
(現地でライセンスを取得しようと思うと生活費など含めると数百万円)

他にも様々ありますが、これが主な理由です。

もし少しでも迷ってる方がいらっしゃいましたら気軽にご相談ください。

長い文章にお付き合い頂きありがとうございました。

ーお問い合わせ等


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