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37歳ひとり社長のパートナー論/現実的な結婚とパートナーシップについて

はじめまして、田口と言います。普段は会社の代表として、10人以下のチームを専門にした業務改善サポートを提供しています。

<略歴>
大学受験のストレスがきっかけで19歳で過労で倒れ、社会人としてスタートが出遅れる。逆算でキャリア形成したため20代はかなり泥臭い感じに。
社会人として建築インテリア系の専門学校に通い直し、CONRANSHOPに就職。その後、株式会社リクルートに転職。その後独立し22年に法人化。
より詳しい経歴はこちら

プライベートでは22年に入籍、23年4月には母になります。(妊娠についてはこちらに記事としてまとめています「37歳ひとり社長の妊娠(妊活から妊娠初期編」
年齢を重ね仕事をある程度確立してから、結婚妊娠を経験したせいかプライベートではキャリア相談と同時にパートナーシップの相談をいただく機会があります。

(なんなら、初対面で人生相談されることもあり、道を歩いていれば通りすがりの人には道を聞かれ、外国の方には母国語で話しかけられ、お店の人には接客された流れで店舗運営の相談される毎日です。なにか自分から「この人の聞けエキス」でもでているのか疑う日々ですが、光栄です。これからも精進します。)

またリーダーが抱えるチームにおける人間関係の課題は(リーダー自身の)身近な人間関係(パートナー/家族/親/子供)との課題とリンクすることが多くあります。

私なりの「パートナー論」とそこから横展開される「チームにおけるパートナーシップ」を紐解くことで、疲弊しない人間関係のコツをお伝えできたらと思いナレッジをまとめてみました。


このナレッジが役に立つかもしれない方


・地に足ついたパートナーシップ論を知りたい方
・仕事も好きだが人生を共に過ごすパートナーも欲しいと思っている方
・ライフステージの変化で現在のパートナーとの関係性を見つめ直したいと思っている方  
・仕事における人間関係とプライベートの身近な人間関係で同じような課題に何度もぶつかっているような気がする方

このナレッジが役に立たないかもしれない方


・体系的な恋愛ハウツー、婚活ハウツーを知りたい方
・「パートナーのスペック」=「自分の価値」という考えの方
・恋愛にも結婚にもパートナーにも刺激を求めている方
・仕事とプライベートは完全に別物で、見なくていいものは無視するというスタンスの方

ミレニアル世代は結婚を重視しない、Z世代の半数は恋人がいた経験がない。

私自身、結婚(誰かと人生を歩むこと)をリアルに検討し始めたのは30代にはいってからだったのですが、パートナー探しはそれなり試行錯誤しました。

結果的に、年齢を重ね経済的にも精神的にも自立した段階で出会った現在の夫との生活は、とても満足度が高いです。
※さらに家族という身近な人間関係が安定していることで、仕事のパフォーマンスもかなり安定すると実感しています。

そして、上記の個人的な経験や日々受ける相談から、「結婚に対するプライオリティ」は若年層になるほど低くなっていると感じています。

参考:以下のデータからも、結婚に関しての定義や常識が変化していることは明らかです。

出典:Z世代の半数は恋人がいた経験がない

出典:ミレニアル世代は結婚を重視しない

また変化の激しい現代においては、親世代が抱える「働き方・結婚・パートナーとの関係」の当たり前子供世代がなんとなく感じている「働き方・結婚・パートナーとの新しい関係」にはかなりギャップがあります。

「10年20年前の当たり前」は通じなくなっていると言っても過言ではありません。そういった背景も踏まえると、私だけなく渦中にいる当事者にとってはベストパートナーと出会うことは、それなりに課題のあるテーマなのかもしれないと思い「37歳ひとり社長のパートナー論/地に足ついたパートナーシップ論」として以下に、個人的な経験をまとめお届けします。

本記事のポイント

最後まで読む時間なんてない方もいるかと思うので、先に結論を記載します。

1:「結婚する/しない、パートナーがいる/いない」で人生の質は左右されない。
当たり前ですが、パートナーの有無=幸福の有無ではありません。そしてパートナーがいても、(その人と)一緒にいる/いないはいつでも自分で選択できます。

2:まずは、あなたがどんな人生を送りたいのかを言語化する。
パートナーの有無にかかわらず、まずは「自分はどんな人生を送りたいのか」の解像度をあげておくこと。その人生を送るなら、隣にどんな人(=パートナー)がいるのがベストなのかからパートナー像を描くとブレません。

3:人間関係の課題はクリアするまで何度でも繰り返す
パートナーシップは結局は人間関係です。パートナーがいるからといって毎日幸せというわけではないですし、なんならパートナーによって苦しむこともあります。人間関係の課題は、向き合っていかないと相手を変えて形を変えて何度でも発生します。※なお、コミュケーションの基礎知識は知っておいた方が便利です。

4:仕事に没頭している人は一旦ロジックを壊したほうがいい
人生におけるパートナー探しにおいては、ロジックを一度捨てる必要があります。人を好きになるというのはアンコントロールであり、剥き出しの感情をぶつけて傷ついた先にベストパートナーとの明るい未来が待っていることもあります。コントロールできる範囲で傷つかないようにしていると、いつまで経っても自分の本音に気がつくことができないかもしれません。

5:ハウツーよりも本人が楽しいと感じる時間を最大化する
ハウツーは知らないよりは知っていた方が便利です。が、パートナーがいてもいなくても自分をご機嫌にすることが遥かに大事です。(パートナーの有無よりも、常に自身の幸福度が上がる選択ができることの方がはるかに尊い。)楽しいと思って毎日過ごしていたら、相手の方から見つけてくれるかも。

6:世の中の最大公約数よりも、本人たちの最適解を見つける
パートナーの有無や目の前のパートナーは自分の選択であることを忘れない。また、多数派の意見や人様のパートナーシップの形に憧れるよりも、自分達の最適解を見つけることに時間を使う方が建設的です。

7:身近なパートナーシップが安定すると仕事の人間関係も安定する
コミュニケーションにおける癖は、人間関係の距離感が近くなる程、強く濃く癖がでます。そのため、身近なパートナーシップにおけるコミュニケーションが安定すると、仕事におけるコミュニケーションも安定し(人間関係を発端にした)トラブルを回避することができます。
※逆に仕事において同じような人間関係のトラブルが頻発している場合は、家族との関係性を振り返る方が有効なケースもある。

事例:37歳ひとり社長の場合

まず比較材料(?)として年齢を重ねてから結婚した私の場合、
どのようなプロセスを辿ったのかをシェアします。

背景&前提

プロセスを紹介する前に、前提となる条件等を記載します。まず、私は15歳の時点で「自分は30歳超えてから結婚する(※)」と想定していました。
※ある程度、社会における立ち位置が見えてから結婚したいと考えていたため。また両親が割とハピネスな結婚生活をおくっていたため結婚に対してはポジティブなイメージを抱いていました。

ついでに「年齢が少ない(若い)=自身の価値」という刷り込みの影響をあまり受けずに育ったため、10代から20代になった時も、20代から30代になった時も、単純に数字が変わっただけくらいの感覚でした。
※年齢が少ないのは、自然現象であり人間性とは別のレイヤーの話という感覚。自然現象で価値決められてもどうしようもない。

パートナー探しのプロセス

私自身、実際に「自分以外の人と人生を歩むのもいいかもな」と思い始めたのは31歳(※)くらいだったような気がします。
※当時は働き方や収入が自分が納得できるレベルに近づいてきたこともあり精神的にも経済的にもやや余裕がでてきた時期でした。

プロセスを分解すると7工程で、ざっくりとした流れはこんな感じでした。(なお、恋愛はもういいから現実的な結婚を考えようと思い始め、実際に結婚するまでは5年くらいかかっています)

1マーケットをリサーチする
2恋愛スイッチをいれる
3自分にあった出会い方を見つける
4とりあえずでいいから付き合ってみる
5ロジックをぶち壊される経験をする
6一度リセットして自分が楽しいと思うことだけをする
7パートナーと出会う

各プロセスの解説

1:マーケットリサーチする
まず初めに、なんとなくパートナー探しをするよりも逆算で戦略を作っておこうと思い結婚というマーケットにおいて自分の立ち位置(市場価値)をリサーチしました。

  • 自身の年齢、属性、見た目、嗜好等が他の人と比較された時に相手にどう映るのか (=自分ではコントロールできない部分で、何が不利になるのかを把握する)

  • 婚活マーケットにおいて自分のようなタイプはどんな人に好かれるのか、ナンパされたらなんでナンパしてきたのかヒヤリングする (=好かれる/好かれない職種や属性を整理。その理由を把握する

  • 基礎知識として恋愛心理学・婚活ノウハウ・パートナーシップ論の本を多読して知識をいれる。

  • 具体的なコミュニケーションは、10代から彼氏が途切れない方・夜職で太客をもつ方・実際に仲の良いご夫婦・売れっ子の恋愛カウンセラー・婚活会社を運営する経営者の方など(私から見て明らかに恋愛/人間関係の経験値が高い方)にヒヤリングして学び実践。

2:1と同時に恋愛スイッチをいれる練習をする
当時は死ぬほど仕事が忙しく、休日でも先読みして動いてしまい常に仕事スイッチを切れなくなっていました。これはまずいと思いど真ん中の恋愛映画を見たり、自分の好きなことに没頭したり女性のエスコートに慣れている周りの友人や知人に頼み食事に付き合ってもらい仕事スイッチを切るようにしました。

3:自分にあった出会い方を見つける
1のリサーチも兼ねて自分に合うパートナー探しの方法を模索しました。
マッチングアプリ・婚活サイト・知人友人の紹介などを中心に進めていきましたが(私の場合は)仕事のアポイントをこなす感覚になったため途中でやめました。最終的には、(私の場合は)比較的誠実なナンパに乗っかってみる、自分が興味のある学びや趣味で出会うという方法がフィットしました。

4:とりあえずでいいから試しに付き合ってみる
出会いはどこにでもあるもんだなと思えるようになった頃、 結婚するかどうかはさておき気になった人とは一旦付き合ってみるようにしました。付き合ってみたら「あ。ないわー」となったり相手が離れていくこともありましたが自分の中にあった「こうあるべき論」を手放すことができたのでいい経験でした。※ただしこのお試しお付き合いは必ず期限をきめておくことをおすすめします。(恋愛は楽しくても人生を歩むパートナーとしては合わない人もいるため)

5:ロジックをぶち壊される経験をする
1〜4は割と知識やロジックだけで進めてもどうにかなります。が、ベストパートナーに出会うには知識もロジックもすべて破壊する(直感や感情の方が正しいこともある)経験が必要になります。
痛みが伴うこともありますが、筋肉痛みたいなものなので必要な工程です。ここを避けていつまでもスマートに進めていると結婚はできても信頼できるパートナーシップは築けないかもしれません。以下は私の場合の「破壊」経験となります。

私の場合、33歳の頃に結婚を意識する相手とお付き合いすることになります。描いていたパートナー像にピタッと当てはまる人で結婚を前提に同棲まで話が進みます。が、そんな彼からある日突然「別れたい」とLINEがきて連絡がとれなくなります。
※諸事情は割愛しますが、当時彼はプライベートで大きな問題を抱えたため精神的に限界にきたのかと思いかなり心配しました。

私は、頭が真っ白になり完全に思考停止し、とりあえず話をするため大泣きで電車に飛び乗り彼の住む場所まで行きますが、結局会うことはできませんでした。

その後、1ヶ月くらいしてから相手から一方的に連絡がきて会うことができました。(この時点で相手に対してかなり不信感が募っているものの今までの愛着があるためとりあえず会うことにします)が、当日体調を崩し夜間に病院に駆け込むことになった私に対し、相手は心配するのではなく「フリーランスで仕事をしているのに自己管理がなっていない」とLINEで長々説教されます。モラハラ級なマウントをとってくる相手の対応に完全に目が覚めます。
※なお数ヶ月後に、彼が私に別れを言う少し前から浮気をし(本人は別れたいと伝えているので、まあ浮気のつもりではなかったのかもしれません)そのまま新しい彼女に乗り換えていたことが判明します。どんだけクソ野郎なのか。あのまま同棲しなくて本当よかったです。お金も不動産も動かす前で本当によかった。

きつい体験でしたが、自分ではコントロールできないほどの感情の渦にのまれたのは、いい経験になりました。(こんな経験させてくれたことには感謝していますが2度とこの相手には会いたくないと思っています)

仕事人として力が身につくほど、自分の感情よりも理性を優先することに慣れてしまいます。ですが、ことパートナー探しにおいては理性や常識がノイズになることもあります。何らかの方法で感情や直感が正しいと実感し、(感情や直感を)優先する選択をとる経験が必要です。


6一度リセットして自分が楽しいと思うことだけをする
「破壊」経験をした後は、戦の後の荒野のようなものです。それなりに疲弊しているので、何か生産性のあることをするよりも、シンプルに自分が楽しいと思うことだけをすることをおすすめします。当時の私は同棲の予定も結婚の予定もなくなったためとりあえず一旦全部リセットしてとにかく自分が楽しいと思うことだけして毎日を過ごします。楽しいと思えることだけで24時間を塗りつぶしていたら、自然とクソ野郎のこと相手のことは忘れていました。

7パートナーと出会う
そんな毎日すごして1ヶ月くらいしたころ、プロジェクトの打ち上げで今の夫とたまたま食事をすることになります。場所をかえて気がつくとファミレスで一晩中話をしつづけることになります。

彼と過ごす時間はとにかく居心地が良く、大人になってファミレスで気をつかうことなく、なんでもない話ができる人なんてそんなにいないよなと思い次の日から同棲することになります。そのまま3年と少し一緒に暮らして結婚しました。
※破壊経験をしたおかげで、人を見る目が養われたり自分の直感や感情を優先することができるようになっていたため「出会って翌日から同棲する」という以前の私なら選択しなかったこともできるようになっていました。

以上が私が経験した<パートナー探しのプロセス>です。

汎用性あるかも!?ベストと思えるパートナーと出会うプロセス

前提となる価値観は人それぞれ異なるため私の辿ったプロセスや要した時間は、あくまで私にしか当てはまらないと思われます。

ですが上記のプロセスから、汎用性の高い6つのポイントをまとめておきます。

1:前提知識は入れておく

パートナーシップは結局は人間関係です。男女の脳の構造の違い、ホルモンの影響、各種心理学など距離の近いコミュニケーションをスムーズにするための前提となるルールは知っておいた方が便利です。※なお、前提知識をいれておくと仕事のシーンでのコミュニケーションも改善されるため、仕事でも効果が期待できます。

多読した中で、以下の本は結構おすすめです。(誰かの成功体験やトレンドのテクニックよりも、エビデンスがあるもの・体系的にまとまっているものの方が汎用性が高いです)

・「愛するということ (エーリッヒ・フロム著/社会心理学、精神分析、哲学研究者)

・「ベスト・パートナーになるために」「一人になりたい男、話を聞いてほしい女(ジョングレイ著/心理学者、カウンセラー)

・アンガーマネジメント関連の本(アンガーマネジメント関連の本は平易なものでいいので何冊か読んでおく)

話を聞かない男、地図が読めない女(アラン・ピーズ /バーバラ・ピーズ 著)

2:リサーチしたら徹底的に行動を

無駄な自己否定をしないためにも、最初に婚活・恋愛の市場の中での自身の立ち位置を客観的に把握しておくことをおすすめします。自分を(いい意味で)どう演出すれば、市場価値があがるのかは理解しておくと楽です。

※ただし年齢、属性など自分ではコントロールできない部分はどうしようもないので、見た目やコミュニケーションなど自分でコントロールできる部分をどうにかする。

気遣いができるプロの方のアドバイスや、パートナーと良好な関係を持っている友人知人の知見はかなり参考になります。特に10代から彼氏彼女などパートナーが途切れない人の行動や思考がどうなっているのかは知っておいて損はありません。そして知識をいれたら、必ず実践して自分に合うものだけを取り入れていきましょう

3:人生の解像度をあげてから、パートナーに求めることを言語化しておく

いきなりパートナーに求めることを洗い出すと、条件が厳しくなったり不要な条件にこだわってしまうことがあります。なので、まずは「自分がどんな人生を歩みたいのか」(パートナーがいてもいなくても、心底充実感のある人生を送るにはどんな人に囲まれどんな働き方をしたいのかなど)を先に言語化しておきましょう。

その上で、(そういう人生を歩むなら)隣にどんな人がいればいいのかを条件や優先順位を整理しておきます。

ちなみに私の場合は、以下のように整理していました。
・最も大事にしたいこと(これだけは譲れない条件)
=一緒にして安心感があること

・できれば持っていて欲しいもの(あると私と価値観が合うもの)
=フラットな視点をもっている、自分で自分の機嫌がとれる、共感はしなくても理解しようとする姿勢、金融リテラシーがある程度ある

  • 経験値としてあればラッキーなもの
    =仕事でロジックだけではどうしようもない経験をしている、仕事に対して成長意欲があり誠実、仕事の相談ができる、わからないことに対して適応でき柔軟性がある

※身長・年齢など本人にはアンコントールなものや、容姿や年収など後からどうにでもできるものは、条件から外しました。「一緒に過ごした時に、自分が自然体で過ごせて安心感があるかどうか」が私にとっては重要な判断軸でした。

4:回復できるレベルで傷つく経験を

仕事のシーンではある程度の理性が求められますし、感情のコントロールも必要になります。ですが、その状態が当たり前になり耐性がつきすぎてしまうと、自分の感情や本音が見えなくなります。

仕事を一生懸命している人ほど、この傾向が強くなるため感情に飲まれる経験をすると、ロジックを超えることができ、自分にとって大事にしたいことをはっきりさせることができます。※私の場合は、浮気で振られるという経験でしたが、回復できるレベルで傷つく経験をしておくと結果としてベストパートナーと出会える(またはベストパートナーになれる)可能性が広がります。

5:本人が楽しいと感じる時間の最大化

うまくいかない時期は、恋愛もパートナー探しも疲れてしまいます。そんな時は、本人が楽しいと感じる時間をとにかく増やすことがキーになります。
オープンマインドで楽しそうにしていれば、相手から近づいてきます。パートナー像が明確になっていれば近づいてきた相手から自分に必要な人を見極めることができます。

6:パートナーと出会ってからがスタート

いざ、理想のパートナーと出会えたとしてもいきなり充実する関係になれるわけではありません。恋愛というマジック期間が過ぎれば、毎日は圧倒的な現実の繰り返しになります。

  • 相手の価値観を理解しながら、自分達にとって最適な関係をつくること

  • 相手と自分は別の人格であり、(相手を)理解する努力はしつつも影響されすぎないこと

  • 自分のご機嫌も相手のご機嫌も、本人の責任であること

あたりは理解しておくことが大事かなと思います。私も夫と同棲してから、価値観がぶつかることもありますし理解できない部分も(お互いに)ありました。が、なんだかんだ日々楽しいですし、夫を選ばないという選択肢は私の中には存在しません。

最後に

余計なお世話かもしれませんが、仕事を頑張る人こそベストパートナーが必要だと思っています。(私自身は仕事は楽しく結婚に強いこだわりはなかったものの、人生が仕事だけになってしまうのはなんとなく違うなと感じていました)

また年齢を重ねるといい意味で自分の不得意な部分や弱い部分も把握できます。そこを自力でカバーし続けることになんとなく徒労感を感じているなら、真剣にパートナーを探すことを検討してもいいのかなと思います。

人生のどのタイミングでベストパートナーと出会うかはひとりひとり異なると思います。私は年齢を重ねたあのタイミングで夫と出会えたからこそ
相手の良さに気がつけたと思います。私も夫もかなり明確な価値観を持ち、仕事へのこだわりもあるため出会うのが5年前だったら関係をつむぐのは難しかったかもしれません。

夫と出会ってから自分の中で幸福度が下がったことがないのですが、それは、「仕事において複雑な人間関係を乗り越えてきたこと」「コミュニケーションの知識や経験値が蓄積されたこと」「年齢を重ねたことで私自身が柔軟になったこと」が大きいと感じています。



たかがパートナーかもしれませんが、隣に自分の最大の味方がいる安心感は自分の可能性を信じ人生において挑戦できる土台になります。

またパートナーと関係を深めていく際に必要な

  • お互いに安心できること(相手にとって一番の味方同士でいる)

  • 相手の課題と自分の課題を分けて考える

  • 前提となる価値観を(共感しなくてもいいから)尊重する

  • 違和感に対しては面倒くさがらず話し合う

といった基本姿勢は仕事で信頼関係を作り上げる際にも共通するのではないかなと思っています。

今回のナレッジが誰かの自分らしい生き方のヒントになっていたら嬉しく思います。


<合同会社アセンブル提供サービス>
執筆者田口が代表を務める合同会社アセンブルの提供サービス

公式サイト:https://migiude.me/
提供サービス:10人以下チームの業務改善
<執筆者/田口史子SNS>
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