占いというものがなぜ出来たのか【考察】
本日は金曜日なので、占いの使い方についてお話をしていきます。
占いはなんのために使う?
この記事を読まれているあなたは、おそらく占いに興味があるか占い師だと思います。
考えてみれば、占いというものは特に科学的な根拠もない上に非科学的なものであるものなのに、
何故か紀元前の太古の昔から、
人間の文化とともに発展をしてきた不思議なものです。
今回の記事では、なぜ占いが今日まで発展してきたのか考察した文章をまとめています。
参考文献
太古の人が占いに求めたもの
占いの起源は実ははっきりとしていません。
人によっては、「中国の易経」「紀元前3000年前のメソポタミア」「5000年前のインド」と様々な意見がありますが、
それぞれ自分が使用している占術が最古のものだと主張をしている印象があります。
これらの占術は体系化された知識であり、どちらかと言うと個人ではなく国家の行く末について書かれているものが多いですね。
しかし裏を返せば、文字ができる以前の原始的な占いの場合は文献が残っていないということです。
(これは占いだけでなく考古学全般に言えることです)
私は、占いというものは人が家族単位の集団から村単位の集団になった時に発展したものだと考えています。
個人では決めきれないことや、
意見の相違で起こる争いを避けるために占いを神意として使用したのではないかと思います。
また、自然災害や収穫の取れ高など人間がコントロール出来ない事に対する問いかけにも占いは使われたのではないでしょうか。
そのため、神の意志を聞ける「巫女」として権力を握った集団が国家としての先駆けとなったのではないかと考えています。
おそらく、原初の占いは「太占(フトマニ)」に代表される卜術だと思います。
現代人が占いを使用する理由
占いは場所や時代と共に役割を変えてきていますが、
ひとつだけ、太古の昔から今日まで変わらない役割があると思います。
それは、ランダム発想の装置としての占いです。
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