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#36 君の名は

ギリシャで魚料理を食べていた。

ふと持ってきたウエイターの若い男に
この魚はなんという魚か聞いてみた。
彼は困惑げに、待ってくれというと厨房に入っていき晴れやかな表情で戻ってくると

シー フィッシュ

!?

海の魚と言ったか?

マグロとかカマスなどの名前を期待した自分はいささか拍子抜けしたが、
もしかしたら魚の名前をいろいろ知っているのは日本人だけなのか?
色の名前もそうであるが似たような色でも名前がついているのは、きっと日本だけに違いない。
虹が7色と言ったのはきっと日本人以外に違いないと勝手に思っている。誰かご存知なら教えて欲しい。
あれはやまぶきだあかねだと言っていると終わらない。色鉛筆の色が増えていくのはきっと需要があるからに違いない。

いま読んでいる気象の本に笠雲と吊るし雲にそれぞれその形に20種類 12種類あるらしい。
山の上に一つ山頂に被っているのは一つ笠、上と下に二つに分かれてにがい笠、一つ山頂からはなれてはなれ笠
名前をつけるという具合。

いちいち説明しなくていい反面、伝えた相手が知らないと言語として成立しない。
はなれ笠は笠雲を知っていれば想像はつくかなあ。
ただ笠は時代劇が少なくなった今、浮世絵でも見ないとわからんかもね。


昨日 インド人に地名の読み方が難しいとクレームを受けたが

スマン

それは日本人でも難しい。諦めてくれ。

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