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私は毎日あらゆる面で、益々良くなっています

エミール・クーエは、19世紀後半の
フランスの心理学者、薬剤師で、
自己暗示を利用した治療で
多くの奇跡を起こしました。

有名なのは、この暗示。
「毎日あらゆる面で、私は益々良くなっています」
(Day by day, in every way,
I’m getting better and better.)

クーエ博士が提唱したのは、
想像力の偉大な力です。
そもそも、クーエ博士が想像力の力に
気がついたのは、彼が薬剤師をしていた時。

期限が切れて成分も変わり、
効力がないはずの薬を、
それでも欲しいと頼まれて、
何があっても責任は取らないという
約束の下に、売った。
すると、後日、売った相手がやって来て、
薬のお陰で病気が治ったと感謝された。

効かないはずの薬が効いた事を不思議に思い、
薬には、その成分による効能以外にも、
「薬を飲めば治る」と患者が信じている事が、
病気を治すのではないかという考えに至った


そして、クーエ博士は薬剤師をやめ、
「クーエの自己暗示療法」という、
「想像力が人間の精神と肉体に及ぼす影響」
を利用した療法を始めました。

クーエ博士は患者に
「必ず治る」という自己暗示をかけた
本人に、前向きな言葉を繰り返し唱えさせた。
→(私は毎日あらゆる面で、益々良くなっている)

彼の治療は驚く程の効果があり、
多くの人を治癒したので、
瞬く間にその名は広まり、
フランス全土から患者が押し寄せるようになり、
後に世界的にも有名になったのです。

*自己暗示とは、
勝利や成功の達成を、
心の中で自分に思いこませる事

自分で自分に、何度も言い聞かせる。
それが叶ったと思わせる。
手に入ったと思わせる。

気が付いて!想像力の偉大な力

クーエ博士は、意志と想像力では、
想像力が常に勝つと言っています。
例外はない!
そして、意志と想像力が対立する場合、
「想像力」は意志の2乗に比例すると。

以下、、想像力が意志に勝つ例です。

長さ10メートル、幅30センチの厚板を地上に置き、
その端から端までを歩く事は誰でも簡単にできます。
しかし、この板を大寺院の塔の上に渡せば、
ほとんどの人は1メートルも進めないでしょう。
そればかりか、足を踏み外して落ちる人が
続出するに違いないでしょう。

「自己暗示」(法政大学出版局、河野徹訳)

意識には、2つあります。
顕在意識(意志)と潜在意識(想像力)。

顕在意識(歩こうという意志)があっても、
潜在意識(できない、怖い、落ちてしまう)
という想像力が優ってしまうので、
ほぼ全員が歩けなくなってしまう。

これを利用する療法の例はこんな感じ。
不眠症の人には「眠ろう」ではなく
「私は眠くなる」、
禁煙したい人には「禁煙しよう」ではなく
「タバコをやめられる」
ダイエットには「痩せよう」ではなく
「痩せられる」
と潜在意識を使って、
イメージを使って、改善する。

もし、今、特に目標や夢が見つけられないな、
と思っている人がいても、大丈夫🤗

今日から、唱えてみましょう!
「毎日あらゆる面で、私は益々良くなっています」

すると自然に、こうなったら良いな、
あぁなったら良いな、
という思いが溢れて来ますよ💓


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