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日曜日の朝〜私とテレビ&朝倉摂さん

めっきりテレビを観なくなった。
そういう人も多いと思う。
私もその最たる一人。

けれど、くだらない(ごめんなさい)番組が多い中、
私が欠かせない番組がいくつかある。
大抵は録画予約をしておいて、空いた時間に観るのだけれど、
日曜日の朝だけは様子が違う。
この時間だけはリアルタイムで、時にはその内容に釘付けになる。

フジテレビの日曜報道は生放送。
橋下徹さんのはにものをきせぬものの言い方が私はとても好きで、
彼は時々口が悪いし、色々言われることも多いけれど、
私は個人的に好きな有名人のうちの一人だ。
そんな橋下さんが生中継で出演されるこの番組から、
私の静かな日曜日は始まる。

それが終わればNHKの日曜美術館へとチャンネルを移す。
今朝は、朝倉摂さんという画家、舞台演出家の特集だった。
恥ずかしながら私は知らなかった。
朝倉摂さんと言う聡明で凛々しい女性が居たことを。

彼女が生前言っていた言葉の
過去があるから今がある、より、今があるから未来がある、と言う考え方なんです。」に強烈に惹かれた。
「過去と言う思い出は美化されていく。思い出に耽ると言うのはとてもセンチメンタルな行為。」と言うようなことを仰っていた。
確かにそうだ。センチメンタルな気持ちになっても、何も生まれてこないかもしれない。

今、生き方、考え方を変えようという節目を迎えている私にとって、
どストレートに入って来た。
それからその番組を見入るうちに、その言葉の持つ本当の意味、
戦前戦後の時代背景、世界は変わると信じた時代において朝倉さんが感じていたものは、もっともっと奥の深いものだった。

男性社会だった当時に生きた朝倉摂さんと言う女性のカッコ良さに私は強烈に惹かれた。
恐らく私は、このような表現者に憧れるのだろうと思う。
自分を表現する方法は色々ある。
私には突出している特別な才能はないけれど、私はいつも何かを表現し続けたいのだろうと思う。
今は、SNSと言う便利で手軽で誰でも出来る手段があるけど、
もっとカッコいい表現が出来る人に
もし来世があるならば、生まれてみたいなぁ〜。


私が最も伝えたかったのは、この(くだらないと思っている)テレビからも
こんなにも感動することがあると言うこと。
普段はもはや、YouTubeやPrimeVideoを大画面で観るための媒体でしか過ぎないテレビ。日曜日の朝だけは、これらを観て、1週間の締め括りの落ち着いた時間を過ごすのが私の数少ないルーティンです。


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