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キマらない日も同じように

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「毎日書くこと」を目標に、友人とその日のテーマを決めて書いてます。
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#仕事

“敵”と向き合うやりがいサイクル

少年漫画には決まってライバルや敵があらわれて、ヤツらを倒すために修行をしたり、仲間を集めたりする。それって大きく言えば、現実の社会にも近いのかもしれないなぁと思った。 およそ3か月かけて1巻から読んでいたワンピースが、とうとう最新刊に到着した。今週の新刊も読み終えたので、今後は新しいストーリーを待つばかりだ。 登場人物が多すぎて混乱したり、絵が分かりづらくて一体どんな攻撃をしているのか読み取れなかったり、手放しで称賛するにはちょっと私の技術が足りない。けれど巻が進むにつれ

人を動かすためのメリット提示

同居人と話していると、特に仕事において「相手のメリットは何か」をよく考えていることに気づく。何かを依頼するとき、「こうするべきだ」と思う時、それは相手にとってどんなメリットがあるかを考え、依頼の方法や伝え方を考えている。 たとえば今日は、ニュースが報道する情報の偏りについて話題になった。「コロナウィルス施策に対してうまくいかなかったことばかりが報道されがちだけれど、うまくいったことも報道してほしい」といった内容に対して、正解のない議論をもやもや繰り返した。 うまくいかなか

趣味の定義

「趣味」 この言葉によく悩まされてきた。 毎日noteを始めたときの、初めての記事も趣味について書いた。 自分がやっていることの一体何を「趣味」と呼べばいいのかわからなくて、聞かれるたびに口ごもっていたわけだけれど、最近になってようやく明確な、自分なりの"趣味の定義"を見つけられたような気がする。 * 今年の目標のひとつに、英語力の向上がある。1月から細々と勉強を続けていたのだけれど、コロナ騒動を境に一時中断、そして4月の中頃からまた復活した。MATCHAで一緒に働

コロナ騒動も2時間の時差

私が働いている会社では、日本人でも「訪日観光客向けにコンテンツを考える」ので、日本語編集者は日本語のほかにも、違う言語の担当を抱えている。 私が主にみているのは、中国簡体字、インドネシア語、やさしい日本語。各言語にどんな記事が必要か考え日本語の記事を企画したり、翻訳者とチャットツールでやりとりしながら施策を練ったり、メディアの数字や目標を一緒に掲げ、定期的に振り返るミーティングをしている。今日は月に1度の、インドネシア語の翻訳リーダーとのミーティングだった。 * 先月の

ポジティブな仕事

ポジティブな仕事をしているなぁと、幸せに思えることが幸せだ。 取材のあとはいつもホクホクする。愛情いっぱいの話が聞けて、今までの自分にはなかった視点が入ってきて、「好き」がたくさん増えていく。その感動をそのまま記事へ落とし込むには高度なスキルが必要で、インタビューの後は苦しい時間になるのだけれど、それでもライター、編集者は、とても素敵な職業だと思う。 インタビューの帰り道に電車に乗り、熱も冷めないままそんなことを考えていたのだけれど、はたと思いをとめた。 * 前職は、

"大いなる疑問"を追っているか

「禅には3つの柱がある。1つは"大いなる信仰心"、1つは"大いなる精進"、そして最後は"大いなる疑問"だ」 臨済宗寺院の副住職にインタビューした時、そんな話を聞かせてくれた。ここで言う「信仰心」とは「基準を設定する」ことに近いという。何事もまず始める時は、それの基準となる教えが必要。それを忠実に守ることに努力を重ね、ある所まで来たらそれを疑え、ということのようだ。 ライティングでも似たことが言える。信仰心で示した"基準"は、わかりやすい文章を書くこと。それは例えば、『新し

そっと手を当ててみる

やるべき仕事がたくさんあるのに不安だけが先行してしまい、気持ちがソワソワ落ち着かなくなっていた日曜の夜。呼吸をするにも苦しくて、すべてをやめて眠りたいけどそういうわけにもいかなくて。 「やることがあるのに全然行動にうつせない。息切ればかりしてしまう」と、家のリビングで同居人にぼやいていたら、「ちょっとこっちに寝てみて」とソファに誘われた。 マッサージやアロマセラピーなどを仕事の一部で使っている彼女は、働いている美容院のオーナーに髪を切ってもらった時、心の余分なところも一緒

海外メンバーから学ぶ日本のおみやげ

私の普段働いている会社では、社員の約4分の1が外国籍だ。日本語記事の編集者として入ってはいるけれど、訪日観光客向けに作っているメディアなので読者の想定は海外からの観光客。 特に私は、繁体字(台湾・香港)ユーザーに向けてどんなコンテンツがいいか、日々考えながら記事のコンテンツを考えている。オフィスの席も正面に繁体字版サイトの編集長、斜め前も台湾人の編集者で、仕事中は日本人よりも台湾の子たちと話している時のほうが多いことも。 特に繁体字版は自社メディア「MATCHA」の中でも

「勘弁してください」に込められた真意

仕事を依頼する立場、特にクリエイティブの仕事だと、アウトプットに対する変更依頼はかなり慎重に行う必要がある。 先日、「勘弁してください」と言われてもやっとした。クリエイティブの仕事で、修正をお願いしたときに返ってきた言葉だ。今の状況だといつ頃できそうか聞いた言葉に対して、「勘弁してください」と返ってきた。 その人の言い分は、2つ。 ・今の段階からの修正は時間がかかる。 ・ほかの仕事もあるから"勘弁してほしい" 依頼が遅くなってしまったことについて、ちゃんと事前に伝えら

3月25日のひとりごと

3日ぶりに仕事したら、3日前より好きな気持ちが戻ってきた。 21日の夜に原稿を出し、その夜高熱にうなされてから、本当に1ミリも仕事をしなかった。依頼が来ているもの、納期、返事をしなきゃいけないもの、1個1個対応していたらあっという間に半日が過ぎ、少し残業をして本業は終えた。 次に、21日に出した原稿のリライトだ。所々ほめてくれるコメントにほっとしながらも、大幅な修正にじっと考え込む。まずは着手しやすいところから。ここはこんな意図で書いて、やっぱりこの文はいらなくて……そん

「好きなものは何ですか」に正解はあるか

「好きなライターや作家さんはいますか?」の質問に、慌てて言葉が出なかった。 質問されたときは、もちろん頭の中に何人か思い浮かんだ。けれど言葉が出なかったのは、相手がこれから関わるかもしれないメディアの編集長だったからだ。「ここでは何を言うのが正解なのだろうか」と考え込んで、結局とんちんかんなことをしゃべって終わってしまった。 「好きなものは何ですか」などのパーソナリティなことを聞かれたときも、ついその人・その場所に合わせた回答をしようと考えがちである。個人的にはちょっと重

絶対に飲まないんだからーー紅茶専門店「TEAPOND」

アラビアンナイト、チョコレートスウィング、ミルクキャラメルーー。悩みぬいた結果、ファンタジックでスウィートな名前の紅茶を3種類買った。レトロで可愛いパッケージは、特別な日を狙って大切に飲みたい気持ちを掻き立てる。 特にノンカフェインのアラビアンナイトは、夜寝る前にゆっくり本を読みながら、お気に入りのマグカップで飲みたい。いや、そのために購入した。 青色の茶葉が幻想的で、見つけた瞬間ときめいた紅茶。 コーヒーの激戦区・清澄白河で、"紅茶専門店"としてお店を構える「TE

「今日はお休みですか?」の無難な答えについて

最近、書きたいことが思い浮かばない。アウトプット過多になっているような気がする。こんな時は何をインプットしたらいいものかと悩んでいるのだけれど、気づくと1日の終わりを迎えていて、noteを書く時間が回ってきてしまう。 * 今日は、今年最後の夏休みだった。3連休で島に行ってきたので、1日ゆっくり休んでエネルギーチャージしようと思っていたけれど、先週の木曜日に原稿の大きな修正が来たのと、お世話になっている媒体の編集長と打合せがあり、結局しっかり働いていた。 休日、フリーの仕

9/13の日記*記事を書いています

自分で書いた原稿がおもしろくない。カッテージチーズみたいにぼそぼそで、ふにゃふにゃで、読みごたえが無くて。どうしたものかと悩んでいた時に、ライティングについて以前読んだnoteを思い出して探して読んだ。 曇り空だった私の心に晴れ間がのぞいてくる。おおおお!と勢いがつく。私は体裁ばかりを気を付けていて、誰向けに書くかが抜けていた! だから読んでて面白くなかったんだ! とひらめいてしまったのだ。これで編集さんに「思ってたのと違う」と言われてしまったらそれは反省だけれど、自分で面