転職活動からの学び①ー不採用の理由は採用する会社側にある場合がある
昨年後半は本気で転職を考えていて、いくつかの会社を受けました。結局は今の会社でもう少し働き続けようとなったのですが、今回の転職活動の経験からいくつか学びがあり、それを補足してくれるハーバード・ビジネス・レビューの記事があったので、文章にまとめてみようと思います。
まず、不採用の理由は求職者の側だけに要因があるわけではないということ。
この要因はいくつかあり、その具体について書いているのが記事の内容です。
概要をピックアップして箇条書きにしてみました。
私が経験したのは、2と5だと考えています。
まずは、私が社長面接まで行って、最後の最後で落ちてしまった未経験の業界の某フランスの会社。
上記の項目の中で言うと、2の「あなたのスキルと経験をその職と結びつけられなかった」に当たるのかなと思います。
この会社は採用担当の上司になる人物、部門の部長、HRの部長とかなり良い感じで進んでいったのですが、最後の社長面接で、相当に細かく現在と過去のキャリアについて質問され、私が回答した後に詳細なメモを取るという長い沈黙の間に翻弄されてしまい、上手く自分をアピール出来きませんでした。
では、具体的に何が足りなかったのか。
この記事の中の文章を下記に抜粋したいと思います。
私がこの会社を落ちたときにエージェント経由で戻ってきたフィードバックは「この業界、もしくは近い業界での経験がない」ということでした。
社長面接の前までは、同じ業界での経験がなくても、映画業界で積んできた経験は生かせるし、さらにその業界にない風を吹かせて欲しいというのが社長面接までに面接してくれた方々のフィードバックだったのでした。しかし、最後の社長面接での評価の結果、経験がマッチしないということになってしまったので、これは一重に私自身のプレゼンが上手くいかず、どう自分が過去の経験を生かして、そこで活躍できるのかが伝わらなかったのだなと痛切に感じています。
次は、今回の転職活動のことではないのですが、7年くらい前ににどうしても面接を受けてほしいと言われ、その会社に行くつもりはないものの、仕方なく受けた同業他社での話です。
結論から言うと、これは5の「採用が凍結もしくは中止された」というケースです。
ここから少し愚痴が入るので最初にお断りを入れておきます。
この会社は、面接よりも前に社長とランチをセッティングされていて、そこでも「うちの会社に入ってほしい」と言われて、かなり断りづらい状況になってしまっていました。
なので、面接の結果、落ちたと連絡が来た時に、「え?なぜ?」と疑問で頭がいっぱいでした。
その会社からのフィードバックは落ちたことしか知らされなかったので、どうしても理由が気になった私は、最初にその会社をどうしても受けてほしいと私に連絡してきた友人をランチに誘い出し、それとなく聞いてみたときの回答がひどかった。
「社会人としての常識が足りないと判断されたので落とされたようですよ」と。
「え?こんなストレートに言わなくてもいいのに」と結構傷ついて、若干引きずりました。その友人は、ちょっと変わっているので、「正直すぎるわ!」と思いつつ、この人だから仕方ないかと思ったことを記憶しています。
しかし!
それから1か月後、その会社で働く別の友人と飲みに行った時に、実はそのポジションの採用が凍結になり、セールスにいた人を社内異動させてそのマーケティングのポジションにつけたということが分かりました。
本当に私の社会人の常識が足りなかったのかもしれませんが、真相は採用凍結だったと分かり、その会社も、その友人に対しても信用を持てなくなってしまいました。
この5のケースは一度しか経験したことはありませんが、私が他に落ちた会社は、2が多かったのではないかなと考えています。
この記事の中にあるアドバイスで今後に生かしたいなと思うことを抜粋します。
もっと面接やプレゼンのスキルを磨く必要があるなと今回何社か受けてみて感じました。
あと、面接している最中には気が付きませんでしたが、振り返ってみると、面接での会話がスムーズにいくかどうか、これは3の「あなたと会社の組織文化の間に齟齬がある」ということもあったのかなと考えています。
落ちてしまった理由の深堀りをしましたが、次回は採用のプロセスが素晴らしいと感じた北欧に本社がある会社について書きたいと思います。
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