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役割を任されることは嬉しい

こんばんは。育休中教員のmiiです。

漫画家でVoicyパーソナリティーのひうらさとるさんが好きです。

以前、ひうらさんの放送で紹介されていた岡山演劇「オイ・ボッケ・シ」がとても心に残っていました。

岡山演劇「オイ・ボッケ・シ」

俳優で介護士の菅原直樹さんは、2014年に岡山県和気町で「老いと演劇」をテーマにした劇団OiBokkeShi(オイボッケシ)を設立。老人介護や認知症ケアの現場に演劇的手法を取り入れ、高齢者や介護者とともに演劇公演を作ったり、全国でワークショップを行ったりしています。

上記リンクページより

といっても、私は直接このお芝居を見たわけではありません。
いつかは見てみたいけれど。

ただ、ひうらさんが紹介していた上記リンクのお話がとても良いです。

老人ホームのお年寄りも、これまでの人生で、サラリーマンだったり、教師だったり、主婦だったり、母親だったり‥‥さまざまな役割を持っていたはずです。ところが、子どもが巣立ち、定年退職し、認知症を患って老人ホームに入ることによって、その役割をすべて奪われてしまった。ホームでお年寄りがイキイキする瞬間ってよくあるんですけれど、たいてい、かつての役割を演じているときなんです。

上記リンクページより

他者から必要とされて、役割を持っている時こそ、人はイキイキと輝ける。

でも年を取ることで、役割が減っていくことの寂しさが上記のインタビューで書かれていました。

役割が減っていることへの寂しさが、今の私と通ずるものがあって心に残ったのだと思います。

子育てで社会と離れている今の私

産育休に入る前は、教師という職業の中で「〇年〇組担任」「防災担当」「〇〇委員会担当」「〇〇クラブ担当」「〇〇地区担当」というように、持ち場ごとに責任のあるポジションで、いろんな人から「●●先生」と必要とされていたのですが、産育休に入ると、それが一気に無くなりました。

もちろん「お母さん」という重い役割を任せられ、子ども2人の命を生かすという大仕事はあります。
でも、家庭の中の役割だけでは満足できない自分もいます。

消費だけでしか社会と繋がれていない自分」が歯痒くて、「息子たちのお母さん」という大きな役割だけでなく、もっと様々な人から必要とされたいと思っているのかもしれません。
自分も社会を回す役割を担いたいのです。

でも、子育てしていると、子どもの状態によって「必ずやります。必ず行きます。」という約束がしにくいです。
周りの人は「お子さん小さいから無理しなくてもいいよ。」とよく言ってくれます。とてもありがたいことです。実際、出掛ける直前にトラブルが起こったり、子どもの支度に思ったよりも時間が掛かったりして、自分の思い通りの行動はとれません。
そのことから、自分から「わたしやります!」と役割に手を挙げにくくなってしまっていました。

合奏サークルで得た役割

そんな悶々としていた私。
「いつかその内やってやっからな」と思いながら、粛々と3歳と1歳の子育てをしていました。

それが、この4月に長男がようやく幼稚園に入りました!
次男だけなら、背負ってでも参加できる!
そこで以前から友人に誘われていた合奏サークルに参加しはじめました。

実は、私は音楽は大の苦手です。
でも、合奏の中で簡単なパートながら役割を任せてもらっています。
簡単なパートではあるものの、ソロのような部分もあります。
すると「あ、これ私がいないと完成しないんだ!」と思うことができて、とても充足感があります。

他者から必要とされて、役割を持っている時こそ、人はイキイキと輝ける。」ということを実感することができています。

まとめ

今回、「役割の大切さ」を実感し、学校の中や社会の中で、それぞれの人の活躍できること、いきいきと輝ける場所をみんなが持てるといいなと思いました。

おまけ:ひうらさとるさんのVoicyが好き。

ひうらさんのVoicyでは、「自分の好きなもの、自分が面白いと思ったものを皆に知らせたい」という気持ちがよく伝わってきます。
その守備範囲は、ジャニーズ、コスメ、漫画、本、映画、演劇、人、服など多岐にわたっているのがすごい!
しかも、おすすめされている漫画や映画や演劇、どれも面白い。
(ただジャニーズに関しての発信は、私はついていけんくらい、熱い。でも、その様子が面白い。)

ご自分の嗜好や性質を自分で理解し受け止め、「いいじゃん、じぶん」って感じで自分のことを好きなんだろうなぁと、放送を聞いていて憧れてます。

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