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固執しすぎない・キャッチしすぎない・時にはスルーする



数年前
保育園と学童が併設されていた職場で
私の保護者対応を見ていた先輩の先生に
「あそこまで親切丁寧ににしなくても…。私はそこまで下がらへんわ…」と言われたことがありました。


私は特に何を意識していたわけでもなく
常に誰に対しても同じような対応の仕方なので、「別に上がるも下がるもないやん…」と思っていたのです。


私は人間同士、お互いに気持ちの良い
心地の良いやりとりが普通でいいんじゃないかという考え方だからです。
仕事上、もし相手がやりにくい人なら
どう伝えれば上手く納得してもらえるか等を工夫するしかない、とも考えるからです。



しかし、その先輩のおばさま先生は
「ナメられたらアカン!」といわんばかりに常に鎧をつけて、保護者に対して謎の戦闘モードだったのです。

いろんなことを常にガッチリとキャッチしていくので、常に否定的な思考で仕事をしていました。
小学生の子どもともガチケンカしてしまう勢いで、「そんなことどーでもえぇやん…」と
大人の私でさえ思うこともあったので
子ども達はなおさら。

「またギャーギャー言ってるわ、あいつ」
というような表情でシラケてしまう…という状態でした。



私は、おばさま先生に対して
「そんなに何でもかんでもキャッチしすぎて怒りまくってたら節分の時、'鬼は外〜' ってお豆さん投げられんで」と、心の中で思っていました(笑)



またある先生は
子ども達同士のトラブル時に大人が介入しなければならない場面で、状況や各自に理由を聞き、解決に導こうと一生懸命でした。

しかし何故か毎回、感情移入が過ぎてしまい、自分の感情を押し付け、挙句の果てに
その先生自身が泣いてしまう…というパターンになり、揉めていた子ども達が最終的に
'ぽか〜ん' の表情になっていく…という
謎の展開を繰り広げていたのです。


どちらの先生も自分は正しいことをしていると思っていたようなのですが
完全に飲み込みすぎて、冷静さからかけ離れ、怒るわ、泣くわの執着祭りと化していたわけです…。


上記は仕事上でのお話ですが
日常生活の中でも同じ。


自分にとって、どうでもいいことは
自分の器の中に入れないでおきましょう。

ガッチリとキャッチしすぎると
上記の例えのように怒りになったり
不安や心配になったり…と、どちらにしても執着というカタチになって良い方向には向かいません。



誰かの言動だったり見聞きする情報だったり自分自身で作り出してしまうネガティブな思考もそう。
固執しすぎない、キャッチしすぎない
時には完全スルーしましょう!

つい、マイナスなものが自分の中で作られちゃったら「おっと!いっけねぇ〜」と
すぐさま捨てていきましょう。

大事な自分の器の中に満杯にするものは、なるべく優しさや喜び、嬉しいこと、楽しいこと、おもしろいものだけにしていく。



イメージ、イメージ!
頭の中でそれを想像、映像化してゆくのです♡

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