見出し画像

小川選手はお化けみたいだって話・・・サンバーズvsウルド観戦記

3/10(日)サントリーサンバーズvsウルフドッグス名古屋
inおおきにアリーナ舞洲

この日の試合を含めて、Vリーグは残り3試合。
前日の同カードで勝利したサンバーズは2位が、負けたウルドは3位が既に確定していました。

リーグ戦終了後は上位チームのみが、優勝を懸けたファイナルラウンドに進みます。
両チームともファイナルラウンドを控えているため、主力温存が予想された試合の観戦記。


観戦記

やはり両チームとも主砲である外国人選手は試合に出ませんでした。

ウルドのクレク選手の代わりに椿山選手。
サンバーズのムセルスキー選手の代わりは甲斐選手。

今季で引退を発表している椿山選手に対して、甲斐選手は今年大学を卒業したばかりのルーキー。

初スタメンとなった甲斐選手、序盤は緊張のせいかミスが続きました。
しかし徐々に表情も動きも良くなり、本来の力を発揮します。
2セット目からは、ウルドもルーキーの水町選手を起用。

水町選手も甲斐選手も会場を沸かせるプレー連発でしたが、ベテランの椿山選手も負けじと奮闘してました。
世代が違っても一つのボールを追って楽しめのるは、スポーツの良いところですよね。

バレーは細身の選手が多いのですが、椿山選手は異質のマッチョ。
その見た目から豪快なプレーを期待してたのですが、意外に細やかな技を多用する印象でした。
サーブでミスった時に漏れた声だけは年齢を感じましたが、まだ現役でいいんじゃないの?と思える動きでした。

主砲温存で消化試合とも取れる試合ですが、どこにも怠慢なプレーはなく、若い選手を中心にいつもと違うメンバーの活躍を見れて楽しかったです。

無料配布のハーゲンダッツ
100%義援金になるというハリセンは1枚100円
意味があるハリセン有料化は大賛成
中野選手と水町選手の二枚替え、何か起きそうでワクワクする

コートにお化けがいた

試合会場で見たウルドの小川選手が凄すぎて怖かったった、って話。

「化け物みたい」と形容される選手はたまにいますが、会場で見た小川選手は私にとって「お化けみたい」な選手でした。
「化け物」と「お化け」、どちらも怖い物の象徴ですが、それぞれ怖さの質が違う気がします。

なぜ小川選手はお化けだと感じたのかをまじめに考えてみました。

①どんなけ弾を受けても倒れない
サーブレシーブに定評がある小川選手は、超強烈なサーブもきれいに返球します。
どんな早いサーブも素早く反応して、体の正面で球を受けます。
たとえ衝撃で体を後ろに持って行かれても、恐ろしい早さで立ち上がり次のプレーに備えるんです。

これって銃弾を受けても倒れず、こちらに向かってくる感じに近いかと・・・既に何となく怖い。

②どこにでも現れる
ウルドがレシーブしたボールがコート内から大きく外れ、サンバーズ側に飛んでっても小川選手は当然のようにボールを繋ぎます。

さっきまでコートの中央にいたよね?って思うんですが、瞬間移動くらいの早さでボールの落下地点にいるんです。

またウルドが、コートの外側に飛んでいくボールを必死に繋ごうと片手を出して触れるものの、勢いが強いボールは軌道を変えて更に外側へ飛んでしまった時にも、小川選手はフォローします。

そこに飛んでくの知ってたの?いや、ボールの動きを操ってるの?と思うくらい、ボールが飛んでくところに小川選手がいるんです。

ここで気づきました。

化け物は向こうから怖いオーラを出しながら近づいてくる感じ。
バレーではスパイカーが助走をとってジャンプする様は化け物っぽい。
実際、化け物みたいと評されるスパイカーっていると思います。

一方、お化けは突然現れて怖がらせる感じ。
守備専門のリベロである小川選手のいきなり視界に現れる様は、本当に驚かされます。これがお化けっぽい怖さですやん。

テレビだと常に画角が広く、全体を映しているので、小川選手がいきなり視界に飛び込んでくることは少ないと思います。
ところが試合会場にいると、ボールの動きを目で追ってしまい視界が狭くなってしまう。

攻撃ならはある程度予測を踏まえて見れますが、守備の動きを会場で広い視野で見るのは難しい。

テレビではただのスーパーリベロなのに、会場で見るとお化け感が出る理由はこれかもしれません。

③どんなに動いても疲れない(ように見える)
そんな凄いプレーを重ねても、ラリーが終わったら「ぼく、全然しんどくないんですよ」的な飄々とした佇まいの小川選手。

むしろ他のメンバーのプレーを労ったりして。

これは体力お化けですよね。ここに至る練習量も怖いし。

④親近感のあるビジュアルなのに怖い
化け物はビジュアルからして怖そうだけど、お化けって口裂け女みたく「後ろ姿は普通なのに振り返ったら・・・」的なイメージがあります。

つまり見た目が普通なのに怖いのがお化けです。

小川選手はまさにソレ。
190cmがザラにいるVリーグの中で小川選手は平均的な身長(でも175cmもある)なので、一見普通かと思ったら、動きが尋常じゃない。

お化け確定です。

この後すごい速さで立ち上がります

最後に

「小川選手はお化けみたい」という直感のような感情は、自分で深掘りしてみると、理由がいくつもあったと分かりびっくり。


noteって面白いですね。自分のことを知るいい機会になりそうです。
もう少し続けてみようと思いました。
終わり。

この試合はハイキューの刻印でした

この記事が参加している募集

スポーツ観戦記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?