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期間限定の更年期だから伝えたい


私はもうすぐ、更年期を卒業します。
世間一般には、45歳から55歳までと言われている貴重な時に、一体何をどうして良いか迷われる方も多いと思います。
それどころか、体調が悪くて寝込んだり、気分が落ち込んだりしながら、「更年期なんか早く終わってくれ!」
なんて思う方は少なくないと思います。なにせ、この世代の約70%の女性が何らかの不具合を生じているそうですから…。
生まれた瞬間から母の乳房に吸い付き、年頃に初経を迎えて、ある時が過ぎると血は身体の中に納まり「いのち」のチとして伝承されていきます。その伝承される血縁が、これからの社会現象に反映されるかも知れない…。
だからこそ、更年期の役割はとても大切であり貴重な時期だと思うのです。
生理学的には血が少ないと貧血。多くて行き場がないと高血圧や自律神経が高ぶったりと、厄介なエネルギーに振り回されてしまう。
女性は更年期が終わるまでは血のバランスに左右されやすいのですが、更年期が終わると、血の支配も終わりを迎え、その血を与える側になります。与えるものが、満たされた血であるために血の道の先輩として伝えていきたいのです。


「鉄の力」



栄養豊富な母乳あっても、半年を過ぎた頃にはヘモグロビン濃度が不足をしてしまいます。それは、もともと母乳には鉄分が少ないからです。
鉄が不足すると母子ともに貧血になりますから、疲れやすい、不機嫌、感情的…。お互いにとって理想的ではないですね。
赤ちゃんの身体は、お母さんのために、乳離れの時期を知っていて、お母さんは、この時期に何度も繰り返して食べることの有り難みを伝えることが、貧血予防には大切です。お粥の一口を連続して口に運ぶたびに、お母さんの表情と言葉、におい、味が記憶されてドーパミンを刺激する快楽ホルモンを分泌させることができます。
つまり、何でも美味しく楽しく食べる習慣ができるようになり、神経伝達を自らコントロールできる子供に育つ事ができるということ。
歯が生える頃には肉や魚、野菜もよく噛み、喜んで食べるので、しっかり消化吸収されていき貧血とは無縁ですね。
言葉はエネルギー、食もエネルギーですから代謝と循環で活気ある血が巡ります。
そのような親子関係と食生活は、たとえ体が離れていても食(イ)と血といういのちで繋がれています。思春期になる頃に心が冷えないよう血の鉄分をしっかり蓄えて磁場で引き付け合うような関係を築いていきたいですね。
不機嫌では、誰も寄り付きませんから!

これからは、100歳まで生きる時代です。残りの10年を未来のために役立つ智慧を伝承させていくのが更年期のお役目。貧血になると冷たくて固い氷ばかりをガリガリ食べたくなります。冷え切った心と体では、お金まで失いそうですね。鉄だけに…(๑˃̵ᴗ˂̵)
若い世代の心も更年期世代の心も、活かし活かされて循環していくのが女な生き様、血の道です。





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